呉江浩駐日大使「『一つの中国』原則と戦後国際秩序を断固として守る」

出所:http://j.people.com.cn/ | | 発表時間:2025-12-02

80年前、中国人民抗日戦争が偉大な勝利を収め、日本は降伏文書に調印し、「カイロ宣言」「ポツダム宣言」など台湾の中国返還を定めた国際法上の文書を正式に受け入れた。日本から半世紀にわたる植民地支配を受けてきた台湾は祖国に戻り、歴史の正義はついに明白になった。今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたり、日本の現職指導者が台湾に関して露骨な挑発的言論を公然と発し、武力による威嚇と戦争を煽動する発言を行い、今日に至るまで謝罪も撤回も拒んでいることは、国際法および国際関係の基本準則を著しく破壊し、戦後の国際秩序を著しく損ない、中日関係の政治的基礎を著しく損なうものである。(文:中華人民共和国駐日本国特命全権大使呉江浩。人民日報掲載)

台湾は古来より中国の領土の不可分の一部である。「一つの中国」原則を遵守することは、日本が厳格に履行すべき政治的約束であり、回避し得ない国際法上の義務である。1972年の「中日共同声明」において、日本国政府は「中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認し、中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」と表明した。1978年、中日間は「平和友好条約」を締結し、「『中日共同声明』は両国間の平和友好関係の基礎となるものであること及び前記の共同声明に示された諸原則が厳格に遵守されるべきこと」と明記し、中日関係の法的規範を確立した。その後の中日の政治文書も、いずれもこの一連の重大原則を再確認しており、日本のどの政党、どの人物が政権を担おうとも、これを守らなければならない。

台湾問題は中国の内政であり、「一つの中国」原則は、国連総会第2758号決議によって権威ある形で確認された国際的な共通認識である。台湾問題をいかなる方式で解決し、国家統一を実現するかは中国人自身の事であり、他者が口出しすることは許されない。どの国も、他国の指導者が自国の内政に乱暴に干渉することを容認せず、どの国も、他国の指導者が自国に対し、武力の威嚇を加えることを容認しない。今日の中国はもはや昔日の中国ではなく、中国政府と中国人民の国家主権と領土保全を守る決意と能力は磐石であり、阻むことはできない。歴史の逆行を図り、武力で台湾海峡に介入し、台湾を中国から分裂させようとする企ては、必ず正面から痛撃を受けることになるだろう。

中日関係の安定的な発展は、堅固な政治的基礎の上にのみ築くことができる。日本の現職指導者が一方的に仕掛けた破壊的行為は、情勢を誤った判断し、潮流に逆らい、自ら壁に衝突するものである。日本側が現在取るべき唯一の正しい行動は、数十年来にわたり、繰り返し行ってきた自らの政治的約束を遵守し、戦後の国際秩序の破壊をやめ、誤った発言を即時撤回し、実際の行動によって徹底的に誤りを認め、是正することである。いかなる詭弁も欺瞞であり、いかなる取り繕いの企ても成功することはない。いかなる誤りに誤りを重ねる行為も、より深刻な結果を招くだけである。

「人民網日本語版」2025年12月1日


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