習総書記 「第15次五カ年計画」策定で重要指示

　習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席はこのほど、2026年から2030年にかけて実施する「第15次五カ年計画（国家発展計画）」の策定作業に関し重要な指示を出しました。「科学的な計画策定と持続的な実施は、中国共産党の国家管理と政治運営における重要な経験であり、中国の特色ある社会主義体制の政治的優位性を表すものだ」と強調しています。また第15次五カ年計画の策定と実施は、中国共産党第20回党大会の戦略的配置を全面的に実行し、中国式現代化を推進する上で極めて重要だと述べました。

　習総書記はまた、科学的な意思決定、民主的な意思決定、法に基づく意思決定を堅持し、トップダウンの設計と民意の反映を統合する必要性に言及し、調査研究と論証を強化し、広範な合意形成を図り、多様な手段で国民や各界の意見を聴取するよう求めました。実践現場で生まれた新たな経験を十分に吸収し、目標任務と政策措置の体系性、全体性、協調性に配慮し、計画の策定作業を高い質で完成させるとの方針を示しました。

　中国は2026年から第15次五カ年計画を実施する予定で、党中央は目下計画案の起草を組織的に進めています。習総書記の重要指示の精神と計画案起草作業のスケジュールに基づき、関係部門は近日中に多様な形式で、幹部、一般の人々、専門家、学者らから第15次五カ年計画策定に関する意見や提案を募集するとのことです。