習総書記 中国共産党中央政治局第20回集団学習会で重要談話

　中国共産党中央政治局は25日午後、 人工知能（AI）の発展と監督管理の強化をテーマに第20回集団学習会を実施しました。学習会を主宰した習近平中国共産党中央委員会総書記は「自立自強を堅持し、応用志向を重視し、わが国のAIの、有益、安全、公平な方向への健全かつ秩序ある発展を推進する」と強調しました。

　西安交通大学の鄭南寧教授がこの課題について講義し、提言を行いました。中央政治局の同志らは講義に真剣に耳を傾け、議論を展開しました。

　習総書記はその後、重要談話を発表し、「中国共産党中央はAIの発展を非常に重視しており、近年、トップダウン設計を整え、業務配置を強化し、わが国のAIの総合的な実力の全体的で系統的な躍進を推進してきた。それと同時に、ギャップを直視し、努力を倍加させ、AIに対する監督管理体制の仕組みを改善し、AIの発展とガバナンスの主導権をしっかりと掌握しなければならない」と指摘しました。

　習総書記はさらに、「AIはかつてない発展のチャンスをもたらすとともに、これまでに出会ったことのないリスクと挑戦をももたらす。AIの発展動向と法則を把握し、AIが安全で、信頼でき、制御可能であるよう確保しなければならない。AIは人類に福祉をもたらす国際的な公共財になることができる。AIに関する国際協力を幅広く展開し、グローバルサウスの技術能力の構築強化を支援し、世界のデジタルデバイドを埋めるために貢献していかなければならない。各方面が発展戦略、ガバナンスルール、技術標準の連携・調整を強化するよう推進し、幅広いコンセンサスに基づいたグローバルガバナンスの枠組みと標準仕様を早期に形成させるべきだ」と強調しました。