出所:https://japanese.cri.cn | | 発表時間:2024-03-21
第3回「民主:全人類共同価値」国際フォーラムが20日午前、北京で開幕しました。開幕式で発言した日本の国際政治学者、元東京都知事の舛添要一氏は、フォーラムの開催が世界の平和構築に果たす役割を積極的に評価し、気候変動、感染症などの地球的課題に対して、「人類運命共同体」の視点から取り組むことの必要性を訴えました。
舛添氏は発言の中で、今日の世界をヘゲモニーの交替という視点から捉える理論体系に疑問を投げかけました。「グローバリゼーションの深まりと各国の相互依存度の向上に伴って、今日の世界では既存の理論体系で解釈できない現象がたくさん起きている」と分析し、「競争と協力が併存する今、誰が覇権を取るかを議論することは既に時代遅れになっている」と示しました。
気候変動がもたらす地球温暖化の課題については、舛添氏は「全人類の共通努力が必要」とし、「そのために世界が真の運命共同体を形成する必要がある」と主張しました。その上で、「中国発の『一帯一路』イニシアチブ、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブが、世界を見る上で、異なる視点を提供してくれた」とポジティブな評価を下しました。
舛添氏は、国連が世界の紛争を停止させるために有効に機能していない現状に触れながら、グローバル・ガバナンスにおける先進7カ国(G7)の影響力が多極化を背景として相対的に低下しているのに対して、欧州連合(EU)、20カ国グループ(G20)、上海協力機構、ブリックス(BRICS)などの国際機関が果たす役割が高まりつつあると指摘しました。「これらの国際機関が国連と協力して、世界の平和と繁栄のために共に努力すれば、世界から衝突をなくすことができる」との展望を示しました。
フォーラム開催の意義について、舛添氏は会場で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに対し、「国際情勢が不安定な中で、さまざまな考え方を持つ方々と民主主義について議論することは、世界平和と繁栄のために大変役立つ」と高く評価しました。
第3回「民主:全人類共同価値」国際フォーラムは中国共産党中央宣伝部、国務院新聞弁公室が主催し、中国社会科学院、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)、中国外文局の運営により、20日午前に北京で開幕しました。午前の開幕の部に続いて、午後は「民主と法治」「人工知能(AI)と民主の未来」「多極化する世界の中の民主とグローバル・ガバナンス」をテーマに、四つの分科会が同時進行で開催され、世界各地から参加した学識者ら60人がディスカッションを行いました。
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