『習近平外交演説集』第1巻・第2巻

著者:中共中央党史・文献研究院

出版社:中央文献出版社

出版日:2022-05

 『習近平外交演説集』第1巻、第2巻(中共中央党史・文献研究院編集)がこのほど中央文献出版社から出版され、中国全土で発売された。新華社が伝えた。

 この2巻の演説集は、2013年3月から2021年11月までに習近平氏が国際的な場で行った演説、談話、スピーチ、発言など136編を収録している。

 習近平氏は中国の特色ある大国外交の「チーフデザイナー」として、人類の歴史的発展過程の観点から、大国の指導者としてのグローバルな視野と使命・責任感をもって、元首外交を相次いで繰り広げ、一連の国際的な場で演説や談話を発表し、中国の特色に富み、時代精神を示し、人類の発展と進歩の潮流をリードする新たな理念・主張・提言を打ち出して、中国の発展に対する国際社会の理解と支持を増進し、対中協力という各国の広範な共通認識を形成し、新時代の中国と各国との関係発展への戦略的道案内をしてきた。これらの新たな理念・主張・提言は、習近平外交思想の重要な内容であり、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想の重要部分をなし、全方位的・多層的・立体的外交布陣の推進と整備、グローバル・パートナーシップの積極的発展、新しいタイプの国際関係の構築促進、人類運命共同体の構築促進、平和・発展・公正・正義・民主・自由という全人類共通の価値観の発揚、新時代の中国の特色ある大国外交の新局面の創造、社会主義現代化強国の全面的完成と中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のためのより有利な国際環境の構築にとって、非常に重要な指導的意義を持つ。

 「人民網日本語版」2022年5月12日


 以下はこの2巻の特別テーマ文集にある主要文章の概要である。

˜ 「時代の前進の潮流に順応して世界の平和と発展を促進する」は2013年3月23日、習近平総書記がロシアモスクワ国際関係大学において行った演説である。今回のロシア訪問は、習近平総書記が中国国家主席に就任して以来、初めての外遊であった。演説は、世界情勢に対する中国の見方と国際関係に対する中国の立場を詳しく述べた。その中で、総書記は次のように指摘している。

 この世界では、各国はかつてないほど互いにつながり、互いに依存し合い、人類は同じ地球村に住み、歴史と現実が交わる同じ時空に住み、「君の中に我あり、我の中に君あり」という運命共同体になりつつある。時代の歩みに後れをとらないためには、体が21世紀にすでに入っているが、頭がまだ過去にとどまり、植民地拡大の古い時代にとどまり、冷戦思考、ゼロサムゲームの古い枠組みにとどまってはいけない。国際情勢の深刻な変化と世界各国が共に助け合うという客観的な要請に直面して、各国は協力・ウィンウィンを核心とする新しい国際関係の構築を共に推進すべきであり、各国の人民は共に世界平和を守り、共同発展を促進する必要がある。また、次のように強調した。「靴が足に合うかどうかは、履いてみなければ分からない」。ある国の発展の道筋が適切かどうか、最も発言権を持っているのはその国の人々である。われわれが「中国の夢」を実現するのは、中国の人々だけではなく、各国の人々にも幸福をもたらすことができる。

 ˜「いつまでも信頼できる友人、誠実なパートナーであり続ける」は2013年3月25日、習近平総書記がジュリウス・ニエレレ国際コンベンションセンターでにおいて行った演説です。演説では、中国とアフリカの友好関係発展の貴重な経験を総括し、新時代に中国とアフリカが共に平和を求め、共に発展を促進することに関する政策と主張を全面的に説明した。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国・アフリカは常に運命共同体であり、共通の歴史的境遇、共通の発展任務、共通の戦略的利益は、われわれをしっかりと結び付けてきた。われわれは、互いの発展を自分のチャンスと見なし、協力の強化を通じて、共同発展と共同繁栄を積極的に推進している。アフリカの友人の扱いにおいて、われわれは「真」を重視している。アフリカとの協力の実行において、われわれは「実」を重視している。中国・アフリカの友好の強化において、われわれは「親」を重視している。協力過程での問題の解決において、われわれは「誠」を重視している。

 ˜「国民間の友情を発揚し、素晴らしい未来を共に築く」は2013年9月7日、習近平総書記がカザフスタンのナザルバエフ大学において行った講演である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 ユーラシア諸国の経済的連携を一層緊密化し、相互協力を一層深め、発展空間を一層広くするため、革新的な協力モデルによって、「シルクロード経済ベルト」を共に建設することができる。これは、沿線各国民に幸福をもたらす大事業である。

 ˜「手を携えて中国・ASEAN運命共同体を構築する」は2013年10月3日、習近平総書記がインドネシア国会において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国とASEAN諸国は地理的に近く、人・文化が通じる独特の条件に恵まれている。東南アジア地域は、古くから「海上シルクロード」の重要な中枢であり、中国側はインドネシアと他のASEAN諸国と協力して努力し、一層緊密な中国・ASEAN運命共同体を構築し、21世紀の「海上のシルクロード」を共に建設しなければならない。中国はアジアインフラ投資銀行の設立を提唱し、ASEAN諸国を含む本地域の発展途上国のインフラの相互接続を支持しなければならない。

 ˜「核セキュリティーの強化は、われわれの共通の約束であり、われわれの共通の責任でもある」は2014年3月24日、習近平総書記がオランダハーグで開催された核セキュリティサミットにおいて行った演説の主要部分である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 核セキュリティーの強化は持続的な過程であり、原子力エネルギー事業の発展が止まらず、核セキュリティーを強化するための努力を止めることはできない。合理的、協調的、同時推進の核セキュリティー観を堅持し、核セキュリティーを健全で持続的な発展の軌道に乗せる必要がある。発展と安全を共に重んじ、安全確保を前提に原子力事業を発展させる。権利と義務を共に重んじ、各国の権益の尊重を基礎に国際核セキュリティープロセスを推進する。自主と協力を共に重んじ、互恵・ウィンウィンの道に沿って普遍的な核セキュリティーを追求する。末梢と根本の兼治を重んじ、根源を取り除くことを目標に核セキュリティーの努力を全面的に推進する。

 ˜「文明の交流・相互参考は人類文明の進歩と世界の平和的発展を推進する重要な原動力である」は2014年3月27日、習近平総書記がフランス・パリユネスコ本部において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 文明は交流によって多彩になり、文明は相互参考によって豊かになる。文明の交流・相互参考は人類文明の進歩と世界の平和的発展を推進する重要な原動力であり、正しい姿勢と原則にのっとる必要がある。異なる文明間の相互尊重と調和的共存を推進し、文明の交流・相互参考を世界各国の人々の友情を繋ぐ架け橋、人類社会の進歩を推進する原動力、世界の平和を守る絆とすべきである。中国の人々は時代の新たな進歩に照らし合わせて、中華文明の創造的転化と革新的発展を推進し、中華文明を世界各国の人々が創造した多種多様な文明と共にし、人類に正しい精神的導きと強大な精神的原動力をもたらす。

˜ 「ドイツ・コルベール財団における演説」は2014年3月28日、習近平総書記が中国の平和的発展の道の堅持をテーマに行った講演である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 平和的発展の道を歩むことは、国際社会が中国の発展の方向性に関心を持っていることに対する中国の回答であり、中国人が自らの発展目標を達成するための自信と自覚でもある。この自信と自覚は、中華文明の深い根源、中国の発展目標を達成するための条件に対する認識、世界発展の勢いを把握することに由来するものである。中国の人々は自らの経験から平和的発展の道を歩む自覚的な選択肢を形成し、われわれも世界各国が平和的発展の道を歩むことを心から望んでいる。中国は自らの主権、安全、発展の利益を揺るぎなく守り、いかなる国も中国の主権、安全、発展の利益を損なうという苦い果実を飲み込むことを期待してはならない。

 ˜「ブルージュにある欧州大学院大学における演説」は2014年4月1日、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国とEUの関係発展を図るため、中国はEUへの理解を高める必要があり、EUは中国への理解を深める必要もある。歴史的・現実的、また物質的・精神的の面から、中国を観察・認識する必要がある。中国を正しく理解するには、その歴史、文化、中国人の精神世界、そして現代中国の深い変革を切り離すことはできない。中国は、他国の政治体制と発展モデルを丸ごとそのまま適用することはできない。そうでなければ、気候風土に馴染めないだけではなく、壊滅的な結果をもたらすことになる。独特の文化伝統、独特の歴史的運命、独特の国情により、中国は自らの特徴に合った道を歩むことを運命づけられている。中国とEUは、平和、成長、改革、文明という四つの架け橋を築き、よりグローバルな影響力を持つ包括的戦略パートナーシップを構築するために協力する必要がある。

 ˜「アジアの安全保障観を積極的に樹立し、安全保障協力の新局面を共に創造する」は2014年5月21日、上海で開催されたアジア信頼醸成措置会議(CICA)の第4回首脳会議におけて、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 アジアの人々は平和と安定への願望がより強く、手を携えて安全保障上の試練に取り組む必要性に迫られている。共通、総合、協調、持続可能なアジアの安全保障観を積極的に提唱し、安全保障理念を革新し、地域の安全保障と協力の新たな枠組みを構築し、共同構築、共同享受、ウィンウィンのアジアの安全保障の道を歩み出すよう努力する。各国の国家安全を尊重・保障し、伝統的分野と非伝統的分野の安全保障を統一的に守り、対話と協力を通じて、各国と本地域の安全を促進し、発展と安全を共に重んじ、持続的な安全を実現しなければならない。

˜ 「シルクロードの精神を発揚し、中国・アラブ協力を深める」は2014年6月5日、北京で開催された中国・アラブ諸国協力フォーラムの第6回閣僚級会議開会式における習近平総書記の演説である。この演説では、シルクロードの精神を概説し、共同協議・共同構築・共同享受の原則を初めて集中的に述べた。その中で、総書記は次のように指摘している。

 長い間、シルクロードが担っている平和と協力、開放と寛容、相互学習と相互参考、互恵とウィンウィンの精神は代々伝わっていく。シルクロードの精神を発揚し、発展に勢いをつけ、協力に活力を与え、全面的協力と共同発展の中国・アラブの全面的戦略パートナーシップを絶えず深めていくべきである。

˜ 「「五位一体」の中国・中南米諸国関係の新たな枠組みの構築に努める」は2014年7月17日、ブラジルのブラジリアで開催された中国-中南米・カリブ諸国首脳会議において、習近平総書記が行った基調講説の主な内容である。

 講演では、平等互恵・共同発展の中国・中南米諸国の全面的協力パートナーシップの構築を共同宣言し、政治上の誠実・相互信頼、経済貿易分野における協力・ウィンウィン、人文交流における相互学習・相互参考、国際活動では密接に提携し、全体的な協力と相互促進という「五位一体」の中国・中南米諸国関係の新たな枠組みの構築を提唱し、手を携えて共に発展する運命共同体の構築に努める。

 ˜「相互連結パートナーシップを強化し、発展と運命共同体を共に築く」は2014年11月8日、北京で開催された「相互連結パートナーシップ強化」のホスト・パートナー対話会において、習近平総書記が行った演説の主要部分である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 われわれは、インフラ、制度・規制、人的交流の「三位一体」であり、政策上の意思疎通、インフラ施設の相互連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の相互疎通の五大分野が足並みをそろえて進む相互連結を築きたい。「一帯一路」と相互連結は、互いに融合し、互いに補完し合うものであり、相互連結パートナーシップを強化し、アジア地域の協力を最適化し、発展と運命共同体を共に築かなければならない。

 ˜「地域協力の盛挙を共に成し遂げ、アジア・太平洋地域の美しい未来を共に築く」は2014年11月9日、北京で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)会議CEOサミット開会式において、習近平総書記が行った演説の主要部分である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 アジア・太平洋地域の未来は、重大な岐路に立たされている。アジア・太平洋地域の人々のために、アジア・太平洋地域の夢を創造し、実現することは、われわれの責任である。この夢は、アジア・太平洋地域大家族の精神と運命共同体意識を堅持し、平和、発展、協力、ウィンウィンの時代の潮流に順応し、アジア・太平洋地域の繁栄と進歩に共同で力を尽くすことである。この夢は、引き続き世界の発展の大勢を先導し、人類の福祉により大きな貢献を果たすことである。この夢は、経済を一層活力あるものにし、貿易を一層自由化し、投資を一層円滑化し、道を一層スムーズにし、人と人との付き合いを一層緊密化することである。この夢は、人々が一層安寧で豊かな暮らしを送り、子どもたちがより良く成長し、より良く働き、より良く生活できることである。

 ˜「運命共同体に向かって、アジアの新たな未来を創造する」は2015年3月28日、ボアオ・アジアフォーラム2015年度年次総会において、習近平総書記が行った基調講説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 国際情勢や地域情勢が大きく変化する中で、われわれは世界の動向を把握し、時代の潮流に乗り、アジアと世界にとってもさらに有利な地域秩序を共に築き、アジアの運命共同体に向かって、人類運命共同体の構築を推進しなければならない。各国の相互尊重と平等な対応を堅持し、協力・ウィンウィンと共同発展を堅持し、共同、総合、協力、持続可能の安全保障の実現を堅持し、異なる文明の共存、交流と相互参考を堅持しなければならない。また、次のように強調した。「一帯一路」の建設は、共同協議、共同建設、共同享受の原則を堅持し、閉鎖的ではなく、開放的かつ包括的なものである。また、決して中国一国の「独奏曲」ではなく、沿線各国の「合唱曲」である。「一帯一路」の建設は、既存の地域協力体制や提案に取って代わるものではなく、むしろ既存の基盤の上で、沿線各国の発展戦略の相互連結、優位性の相互補完を促進するものである。

 ˜手を携えて協力・ウィンウィンの新たなパートナーを作り、心を一つにして人類運命共同体を築く」は2015年9月28日、習近平総書記が米国ニューヨークの国連本部で開催された第70回国連総会一般討論において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 平和・発展・公平・正義・民主・自由は、全人類共通の価値であり、国連の崇高な目標でもある。現代の世界では、各国が互に依存し合い、苦楽を共にしている。われわれは、国連憲章の主旨と原則を継承・発揚し、協力・ウィンウィンを核心とした新型国際関係を構築し、人類運命共同体を築かなければならない。そのために、平等に接し、互いに相談し理解し合えるパートナーシップを築く必要がある。公平・正義、共同建設・共同享受の安全保障構造を作り上げる必要がある。開放的かつ革新的で、包摂的かつ互恵的な発展という未来図を図る必要がある。和して同ぜず、異なったものすべてを受け入れる文明交流を促進する必要がある。自然の尊重とグリーンな発展という生態系を構築する必要がある。また、次のように強調した。中国国民の夢は各国国民の夢と密接に関連し合い、中国は常に世界平和の建設者、世界発展の貢献者と国際秩序の擁護者である。

 ˜「手を携えて協力・ウィンウィン、公平かつ合理的な気候変動ガバナンスメカニズムを構築する」は2015年11月30日、パリで行われた気候変動枠組条約第21回締約国会議開会式において、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 「パリ協定」は、条約目標の達成とグリーン発展の先導、グローバルな力の結集と幅広い参加の激励、世界各国の国情への配慮と実務・効果の重視に有利になるべきである。気候変動に対応する世界的な取り組みは、将来のグローバル・ガバナンスを思考・模索し、人類運命共同体の構築を促進することに貴重な啓示をもたらした。われわれは、それぞれの能力を尽くして働き、協力・ウィンウィン、法治の堅持、公正と正義、相互理解・相互参考と共同発展という未来を創造すべきである。中国は一貫して世界の気候変動対応事業に積極的な参加者である。中国は革新、協調、グリーン、開放、共有の発展理念を実行し、人と自然との調和とれた現代化発展の新しい構造を形成する。気候変動への対応は人類共通の課題である。われわれは手を携えて努力し、公平かつ合理的な気候変動ガバナンスメカニズムを構築し、ハイレベルの世界の持続可能な発展を実現し、協力・ウィンウィンの国際関係を構築するということを推進することに貢献する。

˜ 「中国・アフリカの協力・ウィンウィン、共同発展の新しい時代を共に切り開く」は2015年12月4日、中国・アフリカ協力フォーラム・ヨハネスブルグサミット開会式において、習近平総書記が行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国は「真・実・親・誠」という対アフリカ政策の理念と、正しい義利観にのっとり、アフリカ諸国の友だちと共に、協力・ウィンウィン、共同発展の新しい時代を共に切り開くべきである。そのために、中国・アフリカの新型戦略パートナーシップから、全面的戦略協力パートナーシップに引き上げ、確固たるものにする「5つの柱」を提起した。それは、政治面での平等・相互信頼、経済面での協力・ウィンウィン、文明面での交流・相互参考、安全保障面での互いに見守り・相互支援、国際活動面での団結・協力を堅持する。今後3年間、中国はアフリカと協力して「10大協力計画」を重点的に実施し、アフリカのインフラの遅れ、人材不足、資金不足という3大発展のボトルネックの解消に力を入れ、工業化と農業現代化のプロセスを加速し、自主的で持続可能な発展を実現することを支援する。

 ˜「アジアインフラ投資銀行開業式典におけるあいさつ」は2016年1月16日、習近平総書記が行った演説です。その中で、総書記は次のように指摘している。

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設と開業は、アジア地域のインフラ投資を効果的に増やし、地域の相互連結と経済一体化のプロセスを推進するとともに、アジアの発展途上国の投資環境の改善や雇用機会の創出、中長期的な発展潜在力の引き上げ、アジアひいては世界経済の成長のカンフル剤となると期待される。AIIBが正式に創設と開業することは、経済のグローバルガバナンスシステムの改善に重要な意義を持ち、世界経済情勢枠組の調整・発展の趨勢に順応し、経済のグローバルガバナンスシステムをさらに公正かつ合理的な方向に発展させるに有利である。中国は、国際発展体系の積極的な参加者と受益者であり、建設的な貢献者でもある。AIIBの創設を提唱することは、中国がより大きな国際的責任を担い、現存の国際経済体系を改善し、国際公共財を提供する建設的一歩であり、関係各方面の互恵・ウィンウィンを促すものである。

 ˜「中国とアラブ諸国の関係の明るい未来を共に切り開く」は2016年1月21日、エジプト・カイロのアラブ連盟本部において習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国は、平和的発展の道を歩み、独立自主の平和外交政策を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放的戦略を実施するには、グローバルガバナンスに積極的に参加し、互恵・協力の枠組みを構築し、国際的責任と任務を担い、他国との利益の融合し合いを拡大し、人類運命共同体を構築することに力を入れるべきである。中国はアラブ諸国と協力して、「一帯一路」の建設を共に展開し、平和、革新、けん引、ガバナンス、融合の行動理念を確立し、中東和平の建設者、中東発展の推進者、中東工業化の支援者、中東安定の支持者、中東民心融和の協力パートナーになり、中国とアラブ諸国の両民族の復興がより多くの接点を形成するよう推進する。

 ˜「中国発展の新たな起点、世界成長の新しい青写真」は2016年9月3日、浙江省杭州市で開催されたG20ビジネスサミット開会式において、習近平総書記が行った基調講説である。講演は、初めてわが国のグローバル経済のガバナンスを全面的に説明した。その中で、総書記は次のように指摘している。

 グローバル経済のガバナンスは平等を基礎とし、開放を導きとし、協力を原動力とし、共同享受を目標とすべきである。新しい起点の上で、中国は揺るぎなく改革を全面的に深化させ、より良い発展ビジョンを切り開いていく。揺るぎなく革新が駆動する発展戦略を実施し、一層強力な成長の推進力を発揮する。揺るぎなくグリーン発展を推進し、より良い質的な効果を追求する。揺るぎなく公平・共同享受を推進し、より多くの国民の福祉を増進する。揺るぎなく対外開放を拡大し、より広範囲の互恵・ウィンウィンを実現する。中国の発展は国際社会から恩恵を受けることであり、国際社会により多くの公共財を提供したいと考えてもいる。中国が提唱した新しいメカニズムや新しいイニシアティブは、既存の国際的なメカニズムに対する有益な補完と改善であり、協力・ウィンウィンと共同発展の実現を目指しているものである。中国は関係各方面とともに、杭州サミットが根本と末端を兼ね備えた、総合的な施策を含む処方箋を出すよう推進し、世界経済が力強く、持続可能で、バランスの取れた、包容力ある成長の道を歩むよう推進したい。G20は20のメンバーだけでなく、全世界のものである。われわれの目標は、成長と発展の恩恵がすべての国と国民に及ぶようにし、各国国民の暮らしが、とりわけ発展途上国の国民の暮らしが、日一日と良くなっていくことである。G20メンバーは、国際社会とともに信念を固め、直ちに行動し、平和で安定した国際環境を共に維持し、協力・ウィンウィンの全世界パートナーシップを共に築き、グローバル経済のガバナンスを共に改善しなければならない。

˜ 「時代の責任を共に担い、全世界の発展を共に促進する」は2017年1月17日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム2017年年次総会の開会式において、習近平総書記が行った基調講説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 経済グローバル化は、社会の生産力発展の客観的な要請と科学技術の進歩の必然的な結果である。われわれは、経済グローバル化にうまく適応・けん引し、そのマイナス影響を解消し、各国・各民族により良く恵まれるようにしなければならない。積極的に行動し、適度に管理することで、経済グローバル化のプラス効果をさらに引き出し、経済グローバル化のリバランスを実現すべきである。大勢に順応し、国情と結びつけ、、経済グローバル化の道とリズムに溶け込むことを正確に選ぶべきである。効率を追求し、公平を重視し、各国・各階層・各グループが経済グローバル化のメリットを共有できるようにしなければならない。また、次のように強調した。中国の発展は、大きな成果を収め、中国国民の暮らしは大きく改善され、これは中国にとっても世界にとっても良いことである。中国の発展は世界のチャンスであり、中国は経済グローバル化の受益者であり、さらに貢献者である。中国の国民は、世界各国の国民が中国発展の「急行列車」、「行きかけの車」に乗ることを歓迎している。人類文明の進歩には、決して平坦な道がなく、人類は困難と闘う中で、前進するのである。困難に合った時、自分を恨まず、他人を責めず、自信を失わず、責任を逃げず、一致団結して乗り越えるべきである。歴史は、勇者によって作られるものである。

 ˜「人類運命共同体を共に構築する」は2017年1月18日、習近平総書記がジュネーブの国際連合本部において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 世界はどうしたのか、われわれはどうしたらいいのか。これは、全世界が考えている問題である。中国の提案は、人類運命共同体を構築し、ウィンウィン・共同享受を実現することである。対話と協議を堅持し、平和が持続する世界を築く必要がある。共同建設・共同享受を堅持し、普遍的に安全な世界を築く必要がある。協力・ウィンウィンを堅持し、共同繁栄の世界を築く必要がある。交流・相互参考を堅持し、開放的かつ包摂的な世界を築く必要がある。グリーン・低炭素を堅持し、クリーンで美しい世界を築く必要がある。未来に向けて、中国は世界平和を守り、共同発展を促進し、パートナーシップを構築し、多国間主義を支持するという決意が変わらなく、多くの加盟国、国際組織・機構とともに、人類運命共同体を構築するという偉大なプロセスを共に推進することを望んでいる。

 ˜「手を携えて「一帯一路」建設を推進する」は2017年5月14日、北京で開催された「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開会式において、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 「一帯一路」建設は、徐々に理念から行動へと、ビジョンから現実へと変わり、豊かな成果を挙げている。政策上の意思疎通が絶えず深化し、インフラの相互連結が絶えず強化し、貿易の円滑化が絶えず向上させ、資金の融通が絶えず拡大し、民心の通じ合いが絶えず促進されている。「一帯一路」の提唱が時代の潮流に従い、発展の法則に適応し、各国人民の利益に合致し、大きな将来性を持つということである。われわれは、勢いに乗って参与し、勢いに従って行動し、「一帯一路」を平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道と文明の道に築く必要がある。また、次のように強調した。「一帯一路」建設は、シルクロード歴史の土壌に根差し、アジア・ヨーロッパ・アフリカに重点を置く同時に、すべての友好国に開放されている。「一帯一路」建設は、みんなで話し合い、その成果もみんなで共有するものである。「一帯一路」建設は偉大な事業であり、偉大な実践を必要とする。われわれは一歩一歩着実に実施を推進し、少しずつ成果を上げ、世界にも人民にも幸福をもたらすものである。

 ˜「協力のビジョンを描き、新たな道を歩む」は2017年9月3日、福建省厦門市で開催されたBRICSビジネスフォーラムの開会式において、習近平総書記の演説の主要部分である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 平等に接し、小異を残して大同につき、実務に励み、革新し、協力・ウィンウィン、世界を念頭に置き、自らと共に他を助けるというのは、いずれもBRICS精神の具体的な現れであり、10年間の協力を経て、われわれ5カ国が追求した共通価値である。BRICS協力は、過去を受け継いで未来を導き開く正念場を迎えている。BRICS諸国は、BRICS協力の次の「金色の10年」を共に切り拓いていくべきである。BRICS協力を深め、BRICSの責任を果敢に担い、BRICSの役割を発揮し、BRICSの影響力を拡大し、BRICSの協力により5カ国の国民、各国の国民に恵まれることを望んでいる。

 ˜「互恵・協力を深め、共同発展を促進する」は2017年9月5日、福建省厦門市で開催された「新興市場国・発展途上国対話会」において、習近平総書記が行った発言である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 新興市場国と発展途上国は世界発展の未来を代表している。新しい情勢を前に、新興市場国と発展途上国は一致協力して難関を切り抜け、自信を固め、発展に有利な環境を協力して整え、さらなる発展を実現し、世界経済の成長に一層大きく貢献する必要がある。団結・協力を強化し、開放型世界経済を共に構築し、持続可能な開発のための2030アジェンダを共同で実行に移し、世界経済の構造調整の歴史的機会を共同でとらえ、広範な発展パートナーシップを共に構築し、公平で開放的、包括的かつ革新的な発展の道を共に切り開いていく。

˜ 「より素晴らしい世界を共に建設する」は2017年12月1日、北京で開催された中国共産党・世界政党ハイレベル対話会において、習近平同志が行った基調演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 政党は、国家の政治・生活において重要な役割を担っており、人類文明の進歩を推進する重要な力である。目下、人類の生活は、かつてないほど相互につながり、同時に人類が直面する世界的な問題も未曾有のものとなっている。世界各国の人民の未来と運命は、ますます緊密に絡み合っている。世界各国の人民は「天下一家(一つの世界)」の理念を堅持し、互いに理解し合い、小異を残して大同につき、人類運命共同体の構築に努めなければならない。恐怖から離れ、普通に安全な世界、貧困から離れ、共同繁栄の世界、閉鎖から離れ、開放的かつ包容的な世界、景色が清らかで美しく、クリーンで美しい世界を建設するよう努力しなければならない。また、次のように強調した。中国共産党は中国国民の幸福を求める党であり、人類の進歩のために奮闘する党でもある。中国共産党は相変わらず世界の平和・安寧に貢献し、世界の共同発展に貢献し、世界文明の交流・相互参考に貢献している。中国共産党は、世界政党との交流を強化し、党と国を治める経験を共有し、文明交流と対話を行い、相互の戦略的信頼を高め、人類運命共同体の構築を推進することを望んでいる。

˜ 「「上海精神」を発揚し、運命共同体を構築する」は2018年6月10日、山東省青島市で開催された上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第18回会議において、習近平総書記が行った談話である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 SCOが旺盛な生命力と力強い協力の原動力を一貫して維持している根本的な理由は、「上海精神」を創造的に提唱し、終始実践し、相互信頼、互恵、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展を図ることにある。われわれは、「上海精神」をさらに発揚し、革新・協調・グリーン・開放・共同享受という発展理念と提唱し、共通・総合・協力・持続可能な安全保障観を実行し、開放・融通・互恵・ウィンウィンの協力観を堅持し、平等・相互参考・対話・包摂の文明観を確立し、共同協議・共同建設・共同享受のグローバルガバナンス観を堅持して、力を合わせてSCOの運命共同体を構築する必要がある。

 ˜「手を携えて運命を共にし、 心を一つにして発展を促進する」は2018年9月3日、北京で開催された2018年中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)開会式において、習近平総書記が行った基調演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国とアフリカは、手を携えて責任を共に負い、協力・ウィンウィン、幸福の共同享受、文化の共同繁栄、安全の共同構築、調和的共生という中国・アフリカ運命共同体を構築し、産業促進、インフラ相互接続、貿易円滑化、クリーン発展、能力開発、保健衛生、人文的交流、平和・安全保障の「八大行動」を重点的に実施しなければならない。

˜ 「革新的・包摂的な開放型世界経済を共に建設する」は2018年11月5日、上海で開催された第1回中国国際輸入博覧会(CIIE)開会式において、習近平総書記が行った基調演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国国際輸入博覧会は、これまで世界初の「輸入」をテーマにした国家レベル展示会であり、国際貿易発展史上のやり遂げた壮挙である。中国国際輸入博覧会の開催は、中国が新たな高水準の対外開放を推進することに着目して下した重要な決断であり、中国が世界に向けて市場開放する重要な取り組みである。これは、多国間貿易体系を支持し、自由貿易の発展を促進するという一貫した立場を反映しており、開放型世界経済の建設を推進し、経済グローバル化を支援する中国の実践的な行動である。開放をさらに拡大するために、中国は輸入の潜在力を奮い立たせ、市場参入条件を持続的に緩和し、国際一流のビジネス環境を構築し、対外開放の新高地を建設し、多国間及び二国間協力の発展を深化させるなどの推進を強化しなければならない。

˜ 「エコライフを共に図り、美しい故郷を共に築く」は2019年4月28日、2019年中国北京世界園芸博覧会の開会式において、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 人類文明の発展史を見渡すと、環境が興れば文明が興り、環境が衰えれば文明が衰えてきた。地球は全人類の生存がかかる唯一の故郷である。われわれは人と自然との調和、グリーン発展・繁栄、自然を心から愛する思い、科学的対策の精神、手を携えた協力・対応を追求し、自分の目を保護するように生態環境を保護し、生命を扱うように生態環境を扱い、共に生態文明の基礎を築き、共にグリーン発展の道を歩む必要がある。

 ˜「文明の交流・相互参考を深化させ、アジア運命共同体を共に築く」は2019年5月15日、北京で開催されたアジア文明対話大会の開会式において、習近平総書記が行った基調講説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 文明は多様であるがゆえに交流し、交流があるからこそ互いに学び合い、互いに学び合うことで発展していく。世界の異なる国、異なる民族、異なる文化の交流・相互参考を強化し、アジア運命共同体、人類運命共同体を共に構築する人文的な基盤を固めなければならない。互いに尊重し、平等に接することを堅持し、「美人之美、美美与共(他人の素晴らしい理想を尊重し、素晴らしい理想が共有する)」を堅持し、開放・包容、相互学習・相互参考を堅持し、時代とともに発展し、革新的に発展することを堅持しなければならない。また、次のように強調した。中華文明はアジア文明の重要な構成要素である。「親仁善隣、協和万邦」は中華文明の一貫した処世の道である。「恵民利民、安民富民(国民に利益を与え、豊かにすること)」は中華文明の鮮明な価値志向である。「革故鼎新、時代とともに発展」は中華文明の永遠の気質・精神である。「道法自然、天人合一」は中華文明の内在的な生存理念である。今日の中国は、中国の中国だけではなく、アジアの中国、そして世界の中国でもある。未来の中国は必ずより開放的な姿勢で世界を受け入れ、より活気のある文明で世界に貢献することになるだろう。

˜ 「団結・協力で感染症との闘いに勝利し、人類衛生健康共同体を共に構築する」は2020年5月18日、第73回保健機関(WHO)総会のビデオ会議開会式において、習近平総書記が行ったあいさつである。その中で、総書記は次のように指摘している。

 人類文明史は、病気や災害との闘いの歴史でもある。ウイルスには国境がなく、感染症には人種もない。勢いがすさまじい新型コロナウイルス感染症を前に、国際社会は一歩も引かず、各国の人々は勇敢に前進し、互いに助け合い、力を合わせて困難を乗り切って、世の中の大きな愛を示し、感染症との闘いの強大な力を結集した。中国は、厳しく苦難に満ちた努力を経て、極めて大きな代償を払って、感染症の情勢を強力に転換させ、国民の安全と健康を守ることができた。中国は、公開、透明かつ責任ある態度で、速やかにWHOや関連国に感染症に関する情報を通報し、ウイルス遺伝子配列などの情報をいち早く発表し、各方面と予防・制御と治療に関する経験を少しも残さず共有し、必要としている各国にできる限りの支援と援助を提供した。感染症はいまだ蔓延しており、予防・制御のための努力が依然として必要である。全力で感染予防・抑制を徹底し、WHOとしての指導的役割を発揮し、アフリカ諸国に対する支援を強化し、世界の公衆衛生ガバナンスを強化し、経済・社会の発展を回復し、国際協力を強化しなければならない。この演説では、感染症との闘いにおける世界的な協力を推進するために、中国が五つの措置を発表した。手を携え、各国の人々の生命と健康を共に守り、人類共通の故郷である地球を共に守り、人類衛生健康共同体を共に構築するよう呼びかけた。

˜ 「多国間主義の松明で人類の前進の道を照らす」は2021年1月25日、世界経済フォーラム(WEF)「ダボス・アジェンダ」対話会において、習近平総書記が行ったビデオメッセージで伝えた特別演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 われわれは、この時代の抱える四大課題を解決しなければならない。マクロ経済政策の協調を強化し、力強く、持続可能的で、均衡的で包摂的な世界経済の成長を共に推進する。イデオロギー的偏見を捨て、平和共存、互恵・ウィンウィンの道を共に歩む。先進国と発展途上国との間の発展格差を克服し、各国の発展と繁栄を共に推進する。グローバルな課題に手を携えて対応し、人類の素晴らしい未来を共に築く。この課題を解決するための活路は、多国間主義を維持し、実践し、人類運命共同体の構築を推移することにある。閉鎖的・排他的ではなく、開放・包摂を堅持しなければならない。唯我独尊ではなく、国際法を基礎とすることを堅持しなければならない。衝突・対立ではなく、協議・協力を堅持しなければならない。古い殻に閉じこもり進歩ではなく、時代に合わせた発展を堅持しなければならない。また、次のように強調した。中国は、社会主義現代化国家を全面的に建設するという新たな道を切り開いた。新発展段階に立脚し、新しい発展理念を貫徹し、新しい発展構造を積極的に構築し、各国とともに、持続的な平和、普遍的な安全、共同繁栄、開放的かつ包摂的でクリーンで美しい世界を作り上げていく。当面の危機への対応は無論、素晴らしい未来を共に築くうえでも、人類は一致協力して難関を切り抜け、団結協力しなければならない。

 ˜「共に助け合い困難を克服し、運命を共にして未来を創る」は2021年4月20日、ボアオ・アジアフォーラム年次総会の開会式において、習近平総書記が行ったビデオ形式による基調演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 過去百年になかった大変局と世紀のパンデミックが交錯する中、世界は激動と変革の時期を迎えている。われわれがおかれているのは、挑戦に満ちた時代であり、希望に満ちた時代でもある。人類社会はどこへ向かうべきか。われわれは子々孫々のためにどのような未来を築くすべきか。この重大な命題に対して、われわれは人類の共通利益に立ち、責任ある姿勢で賢明な選択をする必要がある。中国は、アジアと世界各国が時代の呼びかけに応え、手を携えて共にパンデミックを克服し、グローバルガバナンスを強化し、人類運命共同体を構築するという方向に向けて絶えず邁進することを提言する。平等に協議し、ウィンウィンと共同享受の未来を切り開く必要がある。開放・イノベーションをし、発展し繁栄する未来を切り開く必要がある。共に助け合い、健康で安全な未来を切り開く必要がある。正義を守り抜き、相互尊重・相互参考の未来を切り開く必要がある。また、次のように強調した。未来に向けて、われわれは、質の高い「一帯一路」を各方面と共に建設し、共同協議・共同建設・共同享受の原則を実践し、開放・グリーン・廉潔の理念を発揚し、高水準、民生に幸福をもたらす、持続可能な目標を達成できるよう努力していく。

˜ 「人類衛生健康共同体の理念を堅持し、感染症予防・制御の国際協力を推進する」は2021年5月21日、「世界健康サミット」において、習近平総書記が行ったビデオ形式による演説の主要部分である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 パンデミックの早期収束と経済成長の早期回復は、国際社会にとって最も重要な任務である。G20のメンバーは、感染症と闘うためのグローバル協力において、その責任を担ぐべきであるとともに、成功と失敗の両方面の経験を総括すべきであり、弱点を補強し、損失を穴埋め、「強弱項(革新的な発展を推進し、発展が不十分な問題を解決する)」をしっかりと行い、大規模な公衆衛生上の緊急事態に対応する能力と水準の向上に力を入れなければならない。人民第一と生命第一を堅持しなければならない。科学的施策と統一で系統的な対応を堅持しなければならない。共に助け合い、団結協力することを堅持しなければならない。公平・合理、「免疫のギャップ」の解消を堅持しなければならない。末梢と根本の兼治を堅持し、ガバナンス体系を充実させ、感染症予防・制御の国際協力を揺るぎなく推進し、人類衛生健康共同体の構築を共に推進しなければならない。また、次のように強調した。この前例のない感染症との闘いにおいて、中国は多くの国から支援と援助を受け、また大規模な人道支援活動を展開して、今後も全世界が団結して感染症予防・制御を支持していく。

˜ 「政党間の協力を強化し、共に人民の幸せを図る」は2021年7月6日、中国共産党・世界政党指導者サミットにおいて、習近平総書記がビデオ形式で行った基調演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 政党は人類の進歩を推進する重要な力として、正しい方向を固め、その歴史的責任を負わなければならない。方向性けん引の責任を担い、人類共通の未来を掌握し、創造する必要がある。共通認識の結集の責任を担い、平和・発展・公平・正義・民主・自由の全人類共通の価値を守り広める必要がある。発展促進の責任を担い、発展成果をより多く、より公平に各国の人々に恵まれる必要がある。協力強化の責任を担い、グローバルなリスクと挑戦に手を携えて対応する必要がある。ガバナンス整備の責任を担い、人民のために幸せを図る能力を絶えず強化する必要がある。また、次のように強調した。中国のことをうまくやって、14億余りの中国人がより良い生活を送れるようにし、人類の平和と発展の崇高な事業を促進することが中国共産党の決意が揺るぎない奮闘目標である。中国共産党は人民を中心とする発展思想を堅持し、広大な時空次元の中で民族復興と人類進歩の深い命題を考え、各国の政党と共に努力し、より素晴らしい未来を切り開いていく。中国共産党は、今後も各国の政党、政治組織と共に、歴史の正しい側、人類進歩の側に立ち、人類運命共同体の構築を推進し、より素晴らしい世界を築くため、新たに一層大きく貢献することを望んでいる。

 ˜「自信を固め、難局を乗り越え、より素晴らしい世界を共に築く」は2021年9月21日、第76回国連総会の一般討論において、習近平総書記がビデオ形式で行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 現在も、新型コロナウイルスが依然として世界中で猛威を振るっており、人類社会はすでに深刻に改変されている。すべての責任ある政治家は、自信、勇気、責任感をもって時代の課題に応え、歴史的選択をしなければならない。感染症に打ち勝ち、人類の前途と運命に関するこの重大な闘いに勝利しなければならない。経済成長を回復させ、より強靭、グリーン、健全な世界発展の実現を促進しなければならない。団結を強化し、相互尊重と協力・と協力ウィンウィンの国際関係理念を実践しなければならない。グローバルガバナンスを整え、真の多国間主義を実践しなければならない。感染症による深刻な衝撃を直面し、われわれは共同でバランスのとれた、包括的な協調的で包括的なグローバル開発の新しい段階へと押し上げる。この演説では、発展優先の堅持、人民を中心とすることの堅持、普遍的恩恵・包容の堅持、イノベーション駆動型の堅持、人と自然との調和的共生の堅持、行動志向型の堅持というグローバル発展イニシアチブを提案した。

 ˜「共に地球生命共同体を構築する」は2021年10月12日、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の首脳会議において、習近平総書記が行った基調講演である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 生物多様性は、地球が生気に満ちあふれることであり、人類の生存と発展の基盤となっている。生物多様性の保全は、地球という故郷を維持し、人類の持続可能な発展を促進することに有利である。われわれの共通の未来のために、生態文明の構築をけん引役として、人と自然との関係を調和させなければならない。グリーントランスフォーメーションを駆動力にして、世界の持続可能な発展の助力としなければならない。国民の福祉を中心にして、社会の公平と正義を促進しなければならない。国際法を基礎にして、公平で合理的な国際ガバナンス体系を維持しなければならない。生態文明は人類文明史の歴史の趨勢である。人は緑の山に背かなければ、緑の山は必ず人に背かない。中国は、引き続き生態文明の構築を推進し、イノベーション、調和、グリーン、開放、共同享受の新しい発展理念を断固として貫徹し、美しい中国を建設していく

˜ 「中華人民共和国の国連における合法的議席回復50周年記念会議における演説」は2021年10月25日、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中華人民共和国の国連におけるすべての権利を回復し、中華人民共和国政府代表を中国の国連における唯一の合法的代表として承認するが決定した。これは、中国人民の勝利であり、世界各国人民の勝利でもある。新中国が国連における合法的議席を回復してからの50年は、中国が平和に発展し、人類に幸福をもたらした50年であった。この50年間、中国人民は自らたゆむことなく努める精神を発揚し、風雲が移り変わる中で中国の前進方向をしっかりおさえ、中国及び人類発展の壮大な叙事詩を書き残した。この50年間、中国人民は世界各国の人民と一貫して団結・協力し、国際的な公平・正義を守り、世界の平和と発展に大きく貢献した。この50年間、中国人民は国連の権威と地位を一貫して守り、多国間主義を実践し、中国と国連との協力は日増しに深めてきた。現在、世界は100年に一度の大きな変動が急速に進化し、平和・発展・進歩の勢力が絶えず拡大している。われわれは、歴史の大勢に沿って、協力を堅持し、対抗をせず、開放を堅持し、封鎖をせず、互恵・ウィンウィンを堅持し、ゼロサムゲームを行わず、あらゆる形式の覇権主義と強権政治に断固として反対し、あらゆる形式の一国主義と保護主義に断固として反対しなければならない。今後も、中国は平和的な発展の道を堅持し、常に世界平和の建設者であり続け、改革開放の道を堅持し、常に世界発展の貢献者であり続け、多国間主義路線を堅持し、常に国際秩序の擁護者であり続ける。

 ˜「運命を共にし、故郷を共に築く」は2021年11月22日、中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミットにおいて、習近平総書記がビデオ形式による演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中国は過去も現在も、そして将来も永遠にASEANの良き隣人であり、良き友人であり、良きパートナーである。中国はASEANを揺るぎなく近隣外交の優先的対象とし、ASEANの団結とASEAN共同体の構築を揺るぎなく支持し、地域枠組みにおけるASEANの中心的地位を揺るぎなく支持し、ASEANが地域・国際問題でより大きな役割を果たすことを揺るぎなく支持し、共に平和・安寧・繁栄・美しい・友好の故郷を築き、全面的戦略パートナーシップを確実に実行に移し、一層緊密な中国・ASEAN運命共同体の構築に向けて新たな一歩を踏みだすことを期待される。

 (出典:「人民日報」2022年5月12日2面)


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