党の偉大な自己革命によって偉大な社会革命を導く重要な要請を深く学習・理解する

| 著者:曲青山 | 発表時間:2022-11-30

 自己革命は、わが党が他の政党と区別する最も顕著なシンボルであり、「治乱興亡のサイクル」から抜け出す二つ目の答えであり、わが党が勝利から新たな勝利へと絶えず移行するカギでもある。社会主義現代化国家を全面的に建設して中華民族の偉大な復興を全面的に推し進めるカギは党にある。わが党は世界最大のマルクス主義の政権党であり、常に人民の支持を得て長期執政者としての基盤をうち固めるためには、巨大政党特有の難題を解決する冷静さと確固たる信念を常に持ち続けなければならない。第18回党大会以来の全面的な厳しい党内統治を経て、われわれは党内の多くの際立った問題を解決した。党は史上前例のない反腐敗闘争を行い、「何万人もの腐敗分子の恨みをかっても14億人の期待に応える」という使命と責任をもって宿痾を治し乱れを治め、汚職する勇気をくじくこと、汚職を不可能にすること、汚職する意欲をそぐことを一体的に推進し、「トラ退治」、「ハエ叩き」、「キツネ狩り」を同時に進め、反腐敗闘争が圧倒的勝利を収めて全面的に定着し、党・国家・軍隊内部に巣くう深刻なリスク要因を取り除いた。第18回党大会以降、全国の紀律検査・監察機関は合計464.8万件余り立案され、そのうち、553人の中堅幹部が調査を受け、部・局級の幹部25,000人余り、県級の幹部182,000人余りが処分を受けた。しかし、党が直面する執政・改革開放・市場経済・外部環境の試練は今後も長期にわたって存在し続け、気の緩み、能力不足、大衆からの遊離、消極腐敗の危険も長く存在し続ける。

 第20回党大会報告は、次のように強調した。全面的な厳しい党内統治の道に終わりはなく、党の自己革命の道にも終わりはなく、一休みしようとか、諦めようとかいう気持ちは決して許されず、全面的な厳しい党内統治を粘り強く推し進め、新時代の党建設の新たな偉大なプロジェクトをいっそう推し進め、党の自己革命によって社会革命が導かなければならないということである。新時代の党建設の全般的要請を貫徹し、全面的な厳しい党内統治体系を整備し、党の自己浄化、自己改善、自己革新、自己向上を全面的に推し進めて、わが党が初心・使命を守り抜き、終始中国の特色ある社会主義事業の強固な指導的核心であり続けるようにしなければならない。

 第20回党大会報告は、次のように強調した。党中央の集中的・統一的指導を堅持・強化し、全局を統括し各方面を調和させる党の指導制度体系を整備し、党中央の重要政策決定・配置の徹底を促す仕組みを整備し、全党が政治的立場、政治的方向、政治的原則、政治的道筋において党中央と高度の一致を保つことを確保し、党の団結・統一を確保する必要がある。党の政治建設を強化し、政治規律と政治規則を厳しくし、各級の党委員会(党組)の主体的責任を徹底し、各級の党組織・党員幹部の政治的判断力、政治的理解力、政治的執行力を高める必要がある。科学的執政、民主的執政、法に基づく執政を堅持し、民主集中制を貫徹し、指導方式を革新・改善し、党の「方向をとらえ、大局をはかり、政策を定め、改革を促す」能力を高め、各方面の積極性を引き出る必要がある。党内政治生活の政治性・時代性・原則性・戦闘性を強化し、批判と自己批判という武器を活用し、党内の政治生態を持続的に浄化する必要がある。習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想によってたゆまず心を結束させ魂を磨き、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想をもって思想・意思・行動を統一することを堅持し、理想・信念教育を強化し、全党が党の趣旨を胸に刻み、世界観・人生観・価値観という「思想の元栓」の問題をしっかりと解決し、自らすすんで共産主義の遠大な理想と中国の特色ある社会主義の共通の理想の確固たる信奉者、忠実な実践者となるよう導く必要がある。党の自己革命制度・規範体系を整備し、制度・法規に基づく党内統治を堅持し、党規約を根本として、民主集中制を核心とし、党内法規・制度体系を整備し、党内法規の権威性と執行力を強化し、真理を守り、誤りを改め、問題を見つけ、歪みを正す仕組みを形成する必要がある。民族復興の重責を全うする資質の高い幹部を育成し、党が幹部を管理する原則を堅持し、才徳兼備、徳の優先、全国各地から優れた人材のみを任用することを堅持し、新時代の優秀幹部基準を徹底させる必要がある。人材の選抜・任用の正しい方向性を確立し、党に忠誠を尽くし清廉潔白を貫き責任を果敢に担うことがでる、資質の高い専門家した幹部を選抜し、各級指導グループを優秀な人材で強化する。政治的基準を最優先することを堅持し、幹部の政治的資質に対する審査を徹底的かつ着実に行い、とりわけ政治の関門、廉潔の関門をしっかりと守る。実践による鍛錬、専門訓練を強化し、大きな闘争の中で幹部を鍛えることを重視し、幹部の質の高い発展を推進する能力、大衆に奉仕する能力、リスクを防止・解消する能力を向上させる。幹部の闘争精神と闘争能力の育成を強化し、リスクを防止する能力、試練に立ち向かう能力、重責に耐えうる能力の増強に力を入れる。幹部が率先して責任を負い、平時は手本を示し、肝心な時には先頭に立ち、危難の時には命がけで取り組むようにする。幹部の考課・評価体系を整備し、幹部が正しい治績観を確立し実践するよう導き、幹部の昇格・降格や登用・免職の関連制度を実施し、能力ある者は昇格し、優秀な者は奨励され、凡庸な者は降格し、卑劣な者は処分を受けるという良い状況をつくり出す。後継者の育成という根本的な大計にしっかりと取り組む。党組織の政治機能・組織機能を強化し、末端党組織のさらなる強化という明確な方向を堅持し、党建設の徹底によって農村振興を促し、都市コミュニティの党建設活動を強化し、党建設をもって末端統治の指導を推し進め、非力な末端党組織を持続的に整頓し、末端党組織を党の指導を効果的に実現させるための強固な砦にする必要がある。政府機関における党建設の質を全面的に向上させ、事業体の党建設活動を推進する。国有企業、金融企業がコーポレートガバナンスを改善していく中で党の指導を強化するよう推進し、混合所有制企業、非公有制企業の党建設活動を強化し、産業協会、学会、商工会議所における党建設活動の管理体制を調整する。新たな経済組織・社会組織・就業層における党建設を強化する。厳正を基調とした気風の是正と綱紀の粛正を堅持し、中央の「八項目規定」の精神をたゆまず貫き、「カギとなる少数(指導幹部)」をしっかりとおさえて上が下に手本を示し、「四つの悪風」の是正を持続的に深化させ、形式主義と官僚主義を重点的に正し、特権意識・特権濫用を断固取り除く必要がある。気風建設の地域的・業種的・段階的特徴を把握し、普通的にみられ繰り返し起こっている問題に踏み込んで対処し、気風建設の常態化・長期有効化を推し進める。党規律の徹底を全面的に強化し、指導幹部とくに高級幹部が自らを厳しく律し、責任をしっかりと負い、管下を厳格に管轄するよう強く促し、思想面で基盤を固め、党性面の自覚を強く持ち、腐敗を拒んで変質を防ぐ能力を強める。断固として反腐敗闘争堅塁攻略戦・持久戦に勝利する必要がある。腐敗は党の生命力と戦闘力を害する最大の癌腫であり、反腐敗は最も徹底的な自己革命である。腐敗の温床が存在する限り、反腐敗闘争は一刻たりとも止めてはならず、永遠に総攻撃の勢いで取り組まなければならない。汚職する勇気をくじくこと、汚職を不可能にすること、汚職する意欲をそぐことの一体的推進を堅持し、同時に、同方向に、総合的に力を入れる。

 (筆者は中共中央党史文献研究院長である)

 (出所:「第20回党大会の精神を深く学習理解する」より抜粋、「中国紀検監察報」2022年11月3日 5面)




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