今後5年の党と国家の各事業発展に対する戦略的配置を深く学習・理解する

| 著者:曲青山 | 発表時間:2022-11-30

 20回党大会は、経済建設、教育・科学技術・人材政策、民主政治建設、全面的な法に基づく国家統治、文化建設、民生の保障と改善、生態文明建設、国家の安全と安定の維持、国防と軍隊建設についてそれぞれ戦略的配置を行った。党の全国代表大会報告で、教育・科学技術・人材政策に関する独立した項目が設けられるのは、党の歴史上初めてである。報告は、発展が党の執政・興国の第一義的任務であることを強調した。堅実な物的・技術的基盤がなければ、社会主義現代化強国の全面的完成はありえない。質の高い発展は社会主義現代化国家の全面的建設の最重要任務である。新たな発展の形の構造を加速し、質の高い発展の推進に力を入れる必要がある。ハイレベルの社会主義市場経済体系を構築し、現代化産業体系を構築し、農村振興を全面的に推し進め、地域間の調和発展を促進し、ハイレベルの対外開放を推進する必要がある。報告は、教育・科学字術・人材が社会主義現代化国家の全面的建設の基礎的で戦略的な支えであり、科学技術を第一の生産力とし、人材を第一の資源とし、イノベーションを第一の原動力とすることを堅持し、人民に満足してもらえる教育をしっかりと行い、科学技術イノベーション体系を整備し、革新駆動型発展戦略の実施を加速させ、人材強国戦略を踏み込んで実施すると強調した。報告は、全過程の人民民主を発展し、人民主体を保障し、人民主体への制度的保障を強化し、協商民主を全面的に発展させ、末端の民主を積極的に発展させ、最も広範な愛国統一戦線を強固にし、発展させると強調した。報告は、全面的な法に基づく国家統治を堅持し、「法治中国」の建設を推進し、憲法を核心とする中国の特色ある社会主義の法体系を充実させ、法に基づく行政を着実に推進し、公正な司法を厳格にし、法治社会の建設を加速させると強調した。報告は、文化への自信・自強を推し進め、社会主義文化に新たな輝きを築き、強大な結束力・牽引力を備える社会主義イデオロギーを確立し、社会主義の核心的価値観を幅広く実践し、社会全体の文明度を向上させ、文化事業と文化産業を繁栄・発展させ、中華文明の発信力と影響力を強化すると強調した。報告は、民生福祉を増進し、人民生活の質的向上をはかり、分配制度を充実させ、雇用優先戦略を実施し、社会保障体系を整備し、「健康中国」の建設を推進すると強調した。報告は、グリーン発展を推し進め、人と自然の調和的共生を促し、発展パターンのグリーン化を急ぎ、環境汚染対策を踏み込んで推進し、生態系の多様性・安定性・持続性を高め、二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ穏当に推進すると強調した。報告は、国家安全保障体系・能力の現代化を推し進め、断固として国家安全保障と社会の安定を確保し、国家安全保障体系を整備し、国家安全保障能力を増強し、公共安全のガバナンスの水準を向上させ、社会統治体系を整えると強調した。報告は、中国人民解放軍創立百周年の奮闘目標を達成し、国防・軍隊現代化の新局面を切り開き、人民軍隊の党建設を全面的に強化し、訓練・戦備を全面的に強化し、軍事統治を全面的に強化し、一体的国家戦略体系・能力を整備し向上させると強調した。

 第20回党大会は香港・マカオ・台湾政策について戦略的配置を行った。報告は、「一国二制度」を堅持・整備し、祖国の統一を推進し、「一国二制度」、「香港住民による香港統治」、「澳門住民による澳門統治」、高度の自治という方針を全面的かつ正確に、揺るぐことなく貫徹し、法に基づく香港統治・澳門統治を堅持し、憲法と基本法で定められた特別行政区の憲制秩序を守り、香港・澳門が経済発展、民生改善をはかり、経済・社会の発展における根深い矛盾と問題を解決するよう後押しし、中国反対・香港攪乱・澳門攪乱勢力を断固として取り締まり、香港・澳門の事柄に対する外部勢力からの干渉を断固として防ぎ、食い止めると強調した。報告は、台湾問題を解決して祖国の完全統一を実現することが、中国共産党の確固不動の歴史的任務であり、すべての中華民族の人々の共通の願いであり、中華民族の偉大な復興を実現する上での必然的要請であり、新時代における党の台湾問題解決の基本方策の貫徹を堅持し、両岸関係の主導権と主動権をしっかりと握り、祖国統一の大業を揺るぐことなく推進すると強調した。

 第20回党大会は対外政策について戦略的配置を行った。報告は次のとおりに強調した。世界の平和と発展を促進し、人類運命共同体の構築を推進する。中国は終始一貫して「世界の平和を擁護し、共同発展を促進する」という外交政策の趣旨を堅持し、力を尽くして人類運命共同体の構築を推進していく。中国は独立自主の平和外交政策を揺るぐことなく実施する。中国はあくまでも平和共存五原則を踏まえて各国との友好協力を発展させ、新型国際関係の構築を推進する。中国は対外開放の基本国策を堅持し、互恵ウィンウィンの開放戦略を断固実行する。中国はグローバル・ガバナンス体系の改革と構築に積極的に参加し、共同協議・共同建設・共同享受のグローバル・ガバナンス観を実践し、グローバル・ガバナンスのより公正で合理的な方向への発展を促していく。

 (筆者は中共中央党史文献研究院長である)

 (出所:「第20回党大会の精神を深く学習理解する」より抜粋、「中国紀検監察報」2022年11月3日 5面)




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