中国共産党中央党史・文献研究院:偉大な建党精神、中国共産党の精神の源

| 著者:中国共産党中央党史・文献研究院 | 発表時間:2021-09-01

 習近平総書記は中国共産党創立100周年祝賀大会における重要演説の中で次のように指摘し、「100年前、中国共産党の先駆者たちが中国共産党を創立し、「真理を堅持して理想を守り抜き、初心を貫いて使命を全うし、犠牲を恐れず勇敢に戦い、党に忠誠を尽くして人民の負托に応える」という偉大な建党精神をうち立てた。この精神こそが、中国共産党の精神の源となる」。偉大な建党精神は、内包が豊富で、境地が奥深く、時空を越えて、輝きを増し続けてやまなかった。偉大な建党精神を発揚することは、新時代に党建設という新しい偉大なプロジェクトを推進し、中国の特色ある社会主義の偉大な事業を堅持し発展するために、重大な現実的な意味と深遠な歴史的意味がある。

 偉大な建党精神の築けられた基礎・条件

 偉大な建党精神は、中国共産党の先駆者が1920年代救国救民の道を模索した中で生み出した貴い精神的な財産であり、マルクス主義の基本原理と中国の具体的な実際と結び付け、中華の優秀な伝統文化と結び付けることで生みだされた貴い精神的な財産であり、中国共産党員の初心と使命を凝縮し、中国共産党員を不断に前進し開拓するように激励している。

 民族復興の歴史任務は偉大な建党精神は形成される時代の背景である。中華民族は世界での偉大な民族で、5000年余りの歴史が長い文明的な歴史を持ち、人類文明の進歩に不滅の貢献をした。だが、1840年アヘン戦争以降、中国は次第に半植民地・半封建社会となり、欧米列強が殺到し、領土の割譲や賠償金の支払いを強要し、中国におけるさまざまな特権を手に入れた。腐敗した清朝政府は日に日に外国資本主義が中国を統治する道具となり、売国かつ無能で中国社会の生気が踏み消されつつあった。帝国主義と中華民族の矛盾、封建主義と人民の大衆の矛盾は、近代中国社会の主要な矛盾となった。その時から、中華民族の偉大な復興を実現することは、中国人民と中華民族の最も偉大な夢となった。民族の独立、人民の解放、国家の富強、人民の幸福を実現することに努めることは、中国人民の2つの大きい歴史的任務となった。正にこの偉大な時代のテーマの下で、偉大な建党精神に含まれるそれぞれの要因は育み、形成し始め、そして絶え間なく闘争の中で豊かにし、発展している。

 マルクス・レーニン主義は偉大な建党精神は形成する理論の源である。十月革命の砲声がとどろいて、中国にマルクス・レーニン主義が送り届けられた。彷徨と苦悶に陥った中国人民は中国の問題を解決する道と希望を見出し、ロシア十月社会主義革命の道に賛成した、多くの初歩的な共産主義思想をもつ先進的な人びとが中国で現れ始めた。1919年、五・四運動が勃発して、中国プロレタリア階級は独立した姿勢で政治の舞台にデビューし、強大な力を示して、マルクス主義も中国で広く伝播するようになった。中国の先進的な人びとはマルクス主義の旗幟の下で集まり、積極的に大衆運動の実践に身を投じ、労働者の中に入り生活を調査し、革命を宣伝し、学校を設け、労働組合を立ち上げた。マルクス主義は中国で一段と広めて、中国の労働運動と結合するようになり、偉大な建党精神の芽生えを促した。

 偉大な建党活動は偉大な建党精神が形成する実践的基礎である。「南の陳独秀と北の李大釗が、建党を約束した」。コミンテルンの支援の下で、中国の先進的な人びとがマルクス学説研究会などの組織を発足させ、共産党の初期組織を創立した。彼らはマルクス主義の研究・宣伝に力を尽くし、反マルクス主義の思潮に対して論戦を行い、労働者大衆を組織し、社会主義青年団の創立準備を手がけた。1921年7月、中国共産党の第1回全国代表大会は上海で開催し、マルクス・レーニン主義を行動指針とした、全く新しいプロレタリア政党が誕生した。中国共産党は創立したら、迅速に各地の党組織を指導して労農運動と党・団の建設を展開した。1922年7月、党の第2回全国代表大会が開催し、党の民主主義革命の綱領を制定して、初めての党規約をうち出して、中央指導機関が整って、中国共産党の創建活動が順調に完成されることを示していた。中国共産党の創建した過程は、実践の中で党の組織を確立し、精神の上で偉大な建党精神が形成された。

 偉大な建党精神はわが党が人民を団結させ率いてたえず勝利から勝利へと向かわせる強大な精神的原動力となる。図は観衆は上海の中国共産党第一回全国代表大会記念館「日の出が東より――石庫門から天安門へ」歴史の絵画集の前で見学。 新華社記者劉穎/撮影。

 中華民族の優秀な伝統文化は偉大な建党精神が形成する文化的土壌である。中華民族の文化の繁栄興隆なくして、中華民族の偉大な復興はあるまい。5000年余りの文明の発展した中から育まれた中華民族の優れた伝統文化は、中華民族の精神的な最も重要な動脈である。仁愛尊崇、民本重視、誠実信用堅持、弁証論、和合尊重、大同追求などの思想、自助努力、勤勉交友、善行発揚、困難救済、勇気と正義、敬老、家族愛などの伝統的な美徳を培い、中華民族の独特な思想・理念と道徳規範を形成してきた。中国の先進的な人びとは国家の興亡を自らの責任とし、マルクス主義の真理を厳粛に選んで広範に伝播し、中華民族の優れた伝統文化の生命力を引き出して、偉大な建党精神の形成のために豊富な文化と精神的な栄養を提供した。

 偉大な建党精神の深い内包

 習近平総書記は中国共産党創立100周年祝賀大会における重要演説の中で、初めて偉大な建党精神の深い内包と重大な意義を提起し詳しく述べた。偉大な建党精神は、中国共産党の先駆者の心がたどった道のりに対する高度な概括であり、歴史を貫く力があれば、精神的な感化力もあり、理論面での引率力もあれば、実践の上で指導力もあり、論理が厳密で、内在する統一した有機的な全体となる。

 真理を堅持し、理想をしっかりと守ることを堅持することは、マルクス主義の科学的な真理を堅持し、共産主義の遠大な理想と中国の特色ある社会主義の共通な理想をしっかりと守ることである。これは中国共産党員の理想・信念と価値追求に対する集中的な表れである。中国共産党はマルクス主義で武装した政党であり、マルクス主義は中国共産党員の理想・信念の神髄である。中国の先進的な人びとはロシアの十月革命から「世界の人類全体の新しい曙光」を見出して、「真理の味わいが非常に美味く」と感じて、マルクス主義への信奉を確立した。毛沢東同志は、「主義は1枚の旗と譬え、旗は確立すると、みんながようやく期待するところがあり、始めて向かうところを知るようになる」と述べた。党の第一回全国代表大会は党の名称を「中国共産党」と定めて、「革命軍隊が必ずプロレタリア階級と一緒に資本家階級の政権を覆さなければならず」、「プロレタリア階級の独裁を認め、階級闘争が終わるまで」、「資本家階級の私有制を消滅させる」などと明確した。これは、中国共産党は始めから一貫してマルクス主義を行動指針とすることを堅持し、旗幟鮮明に社会主義と共産主義を自らの奮闘目標と定めた。マルクス主義への信仰は、社会主義と共産主義への信念は、あくまでも共産党員がいかなる試練にも耐えられる精神的支柱である。習近平総書記は指摘したように「中国共産党はどうしてできるか、中国の特色ある社会主義はどうして優れるか、つまるところマルクス主義がうまく行けるためだ!」中国共産党員は真理を堅持し、理想をしっかりと守ることを堅持して、不断にマルクス主義の中国化・時代化を推し進め、中国人民を指導して不断に偉大社会革命を推し進め、近代後の中華民族の発展する方向と進捗の過程を深く変え、中国人民と中華民族の前途と運命を深く変え、世界の発展する趨勢と枠組みを深く変えた。

 初心を貫いて、使命を担当することは、中国人民のために幸福を謀り、中華民族のために復興を謀る初心と使命を堅持することである。これは中国共産党員の歴史的責任と時代の使命を集中して表している。中国共産党は中国の最も先進的な階級――労働者階級の政党として、プロレタリア階級の利益を代表しているだけでなく、中国人民全体と中華民族の利益を代表している。党の第2回全国代表大会では次のように指摘し、党の最高な綱領は社会主義、共産主義を実現することだが、現段階での綱領、つまり最低の綱領は軍閥を打倒し、国際帝国主義による圧迫を覆して、中国を真の民主共和国に統一することである。党の第2回全国代表大会の決議案は全体の党員に対して次のような要求を出して、「一人ひとりの党員が言論の上で共産主義者だと示すだけではなく、重要なのは行動の上で共産主義者と示さなければならない」。中国共産党はあくまでも初心を血液に融け込み、使命を肩に担って、しっかりと人民に依拠し、血生臭い中で何度も窮地からよみがえり、堅塁攻略の中で不断に勝利から勝利へと向かっている。習近平総書記は次のように指摘し、「石庫門から天安門へ、興業路から復興路まで、わが党のここ百年来払ったすべての努力、行ったすべての闘争、ささげたすべての犠牲は、すべて人民の幸福と民族の復興のためだ」。中国共産党員は初心を貫き、使命を担当し、中国人民を団結させ率いて革命、建設、改革を行って、中華民族は立ち上がってから、豊かになって、強大になるまでの偉大な飛躍を迎えて、中華民族の偉大な復興が逆行できない歴史の道のりに入るようになることを実現した。

 犠牲を恐れず、勇敢に闘うことは、終始闘争精神、粘り強い意志、優れた作風を保ち、恐れずにすべての困難と試練に直面して、確固不動として新天地を切り開くことだ。これは中国共産党員の精神・風格と意志・品行の集中した表現である。中国共産党は「プロレタリ階級の前衛部隊であり、プロレタリア階級のために奮闘し、プロレタリア階級革命のための党である」、終始「社会革命を実行すること」を根本的な政治の目的とするのである。共産党員は「特殊な材料でできた人」であり、「彼らが信仰する主義のために死ぬことを恐れない」。毛沢東同志は述べたように、「古くから、中国で、共産党のように、すべての犠牲を払うことをいとわず、幾多の人が命を捧げ、このような大事業に取り組むグループは一つもなかった」。習近平総書記は次のように指摘し、「様々な困難・試練に対応する中で、わが党は強敵を恐れず、リスクにたじろぐことなく、思い切って闘争して果敢に勝利する気骨と品性を鍛えた」。革命性を鍛える中で、中国共産党員は強大な生命力・活力を発揮し、終始時代の前頭に行き、全国人民の大黒柱となって、強靱な指導の中核となった。

 100年以来、中国共産党は偉大な建党精神を発揚して、長期にわたる奮闘の中で中国共産党員の精神系譜を築き上げ、鮮明な政治的品性を鍛えた。図は2021年7月1日午前、中国共産党創立100周年祝賀大会は北京天安門広場で盛大に行った。 新華社記者田定宇/撮影

 党に忠実を尽くして人民の負托に応えることは、無条件に党への信仰に忠実で、党組織に対して忠実で、党の理論と路線・方針・政策に対して忠実で、終始誠心誠意人民に奉仕する根本的な趣旨を堅持する。これは中国共産党員の政治的責任の担当と人民の立場の集中する表現である。党の第1回全国代表大会の綱領では党員の条件が「本党の綱領と政策を承認して、そして忠実な党員になるすべての人だ」と明確に規定した。中国共産党はあくまでも最も広範な人民の根本利益を代表し、いかなる自分の特殊な利益もない。党の第2回代表大会決議案では、中国共産党は「プロレタリア大衆のために奮闘する政党」で、「革命運動を行う大きな大衆党を組織するには」、「2つの重大な規則を忘れてはならない、(1)党のすべての運動は必ず広大な大衆の中へ深く入り込まなければならない、(2)党の内部では革命適応する組織と訓練がなくてはならない」と指摘した。習近平総書記は次のように指摘し、「全国の広範な共産党員が、あくまでも党である以上党を愛し、党のために、人民に関心を寄せ、思いを寄せ、一生に忠誠を尽くし、一生を捧げる」。中国共産党員は終始人民大衆と最も密接なつながりを維持し、小さきものから大いなるものへ、弱者から強者へと成長するとともに、人民を団結させ率いて中国人民と中華民族の前途と運命を根本的に変えた。

 偉大な建党精神は中国共産党員の精神系譜の歴史の源と高度に凝縮するものである

 習近平総書記は次のように指摘し、「100年以来、中国共産党は偉大な建党精神を発揚して、長期にわたる奮闘の中で中国共産党員の精神系譜を築き上げ、鮮明な政治的品性を鍛えた」。偉大な建党精神と中国共産党員の精神系譜との関係を正しく認識し、特に党の100年にわたる奮闘の道のりの中から偉大な建党精神の地位と役割を深く認識することは、偉大な建党精神が中国共産党の精神の源であることを理解し、とらえる肝心なところである。

 偉大な建党精神は中国共産党員の精神系譜の歴史の源である。木は千尺高くて根っこがあり、水は万里流れても源がある。偉大な建党精神は中国共産党が創立した偉大な実践の中で形成されたのである。党の創立は中国共産党の奮闘した道のりのスタートであり、偉大な建党精神の形成は中国共産党員の精神系譜の始まりである。百年にわたる奮闘する中で、中国共産党は偉大な建党精神を発揚し、人民を団結させ率いて一連の偉大な成果を創出し、一連の偉大な精神を形成した。新民主主義革命時期、中国共産党が人民を団結させ、率いて、血みどろになって戦い、不撓不屈の精神で、帝国主義、封建主義、官僚資本主義という3つの大きな山を覆し、中華人民共和国が確立され、井岡山精神、長征精神、遵義会議精神、延安精神、西柏坡精神などが形成された。社会主義革命と建設の時期、党が人民を率いて自力更生し富強に努め、社会主義の基本的な制度を確立し、社会主義建設を推し進め、抗米援朝精神、紅旗渠精神、大慶精神と鉄人精神、雷鋒精神、焦裕禄精神、「両弾一星」精神などを形成した。改革開放と社会主義現代化建設の新しい時期、党が人民を団結させ率いて思想を解放し、鋭意進取し、中国の特色ある社会主義を創出し、堅持し、守って、発展させ、特区精神、水害と闘う精神、重症急性呼吸器症候群「SARS」と戦う精神、有人宇宙飛行精神、地震災害救済精神などが形成された。中国の特色ある社会主義の新時代、党は人民を団結させ率いて自信をもって奮励し正道と革新を重んじ、党と国家の事業を促進し歴史的重要成果を上げ、歴史的重要な変革を生み出して、月面探査精神、新時代の北斗衛星精神、偉大な新型コロナ肺炎と戦う精神、貧困脱却堅塁攻略精神などが形成された。この一連の偉大な精神は、偉大な建党精神の、この「源」から異なる歴史時期の「流れ」が勢いよく湧き出たもので、中国共産党は異なる歴史的任務を全うする中で偉大な建党精神を発揚する具現であり、共同で中国共産党員の精神系譜を築きあげたのである。

 偉大な建党精神は中国共産党員の精神系譜の高度な凝縮である。歴史は絶え間なく進み、精神は一世代また一世代と伝わっていく。中国共産党は異なる歴史時期に形成した一連の偉大な精神は、それぞれ重点的に目立っているが、それぞれ特徴があり、また異なる面から偉大な建党精神の基本的な内包を体現している。たとえば、井岡山精神の主要な内容は、信念を固め、刻苦奮闘し、実事求是、大胆に新しい道を突進し、大衆に依拠して、果敢に勝利することである。延安精神の主要な内容は、確固とした正しい政治方向、思想を解放し実事求是の思想路線、誠心誠意人民に奉仕する根本的な趣旨、自力更生・刻苦奮闘する創業精神である。大慶精神と鉄人精神の主要な内容は、愛国、創業、実際を重んじて、奉仕することである。「両弾一星」精神の主要な内容は、祖国を心から愛し私心なく奉仕し、自力更生し、刻苦奮闘し、全力で協力して勇敢に上を目指すことである。特区精神の主要な内容は、敢然と突進して試し、敢然と人に先んじ、一心精進である。水害と闘う精神の主要な内容は、心を一つにして一致団結し、困難を恐れず、粘り強く奮闘し、堅忍不抜で勇敢に勝利をめざすことである。重症急性呼吸器症候群「SARS」と闘う精神の主要な内容は、全国民一丸となって試練をのり越え、一致団結して協力しあい、困難に立ち向かって果敢に勝利をかち取ることである。感染症と戦う偉大な精神の主要な内容は、生命が至上で国を挙げて同心で、死を恐れず命を捨てて、科学を尊重し、運命と共にすることである。貧困脱却扶助堅塁攻略精神の主要な内容は、官民一体、協力して、困難に挑み、的確に実務に励み、開拓・革新し、堅塁攻略に取り組み、人民の負托に応えることである。この一連の偉大な精神の主要な内容はすべて偉大な建党精神の基本的な内包を含んでおり、偉大な建党精神は中国共産党の創立した実践の中で形成され、また党の百年にわたる輝かしい歴史の中で一層発揚したことを十分に明らかにし、中国共産党員の精神系譜の歴史の源、中国共産党員の精神系譜の高度な凝縮でもある。

 偉大な建党精神は中国共産党員の精神系譜の赤色の血液を貫くのである。「石は破るべきなるも、堅を奪うべからず。丹は磨くべきなるも、赤を奪うべからず。(石はどんなに砕いてもその本質である硬さを失うことはなく、辰砂はどんなに磨耗してもその本質である赤さを失うことはない)」という。偉大な建党精神は中国共産党の性質・趣旨、優れた姿勢と偉大な品格を集中的具現化し、中国共産党の最も鮮明な特質と特徴を深く掲示し、中国共産党員の精神系譜の本質的内容と精神の本質を示して、中国共産党員の精神系譜に貫く赤い脈絡の一つであり、中国共産党が不断に発展し、強大になる遺伝子コードである。

 真理を堅持し、理想をしっかりと守ることを堅持することは、中国共産党の思想が先進で、信仰が固めるという鮮明な特質を深く掲示して、党の強大な思想の優位性を表した。なぜ中国共産党は近代以来各種の政治勢力の完成することのできないきわめて困難な任務を全うすることができるかというと、終始マルクス主義という科学理論を行動指針として、不断にマルクス主義の中国化の新しい境界を切り開いていくからである。度重なる挫折に耐えてまた次々と奮起することができるのは、終始共産主義の実現を遠大な理想と崇高な追求としてきたからであり、理想の光は消えないかぎり、信念の光は消えないのであろう。 

 初心を貫いて、使命を担当することは、中国共産党は初志貫徹、本質が変わらない鮮明な特質を深く掲示し、党の強大な政治の優位性を表した。中国共産党は終始自分の前途・運命を中国人民と中華民族の前途・運命と密接に結びつけ、民族の独立、人民の解放と国家の富強、人民の幸せの実現を目ざして、たゆまず奮闘してきた。中国共産党は人民を団結させ率いて行ったすべての奮闘、すべての犠牲、すべての創造は、締めくくったら1つのテーマであり、中華民族の偉大な復興を実現するのである。

 犠牲をおそれず、果敢に闘争することは、中国共産党の意志が粘り強くて、気風が優れたという鮮明な特質を深く掲示し、党の強大な精神の優位性を表した。中国共産党は終始「犠牲あるがために壮志多し、敢えて日月をして新しき天に換えしむ(犠牲となった人たちがいるからこそ心がたぎる。古い世の中を新しい天地に変えてみせる)」という決してひるまない奮闘精神を保ち、中国の革命、建設、改革のそれぞれの時期、強敵を恐れず、リスクにたじろぐことなく、思い切って闘争し、果敢に勝利して、一つ又一つの輝く奇跡を創出した。世界ではどの党にも中国共産党のように、こんなに多くの危険と困難に遭遇され、こんなに多くの生死の試練を経験し、こんなに多くのひどく痛ましい犠牲を払ったことがなかった。

 党に忠実を尽くして人民の負托に応えることは、中国共産党は品行が高尚で、人民に思いを寄せる鮮明な特質を掲示し、党の強大な道徳の優位性を表した。一世代また一世代の中国共産党員は党と人民の事業のために粘り強く頑張って、たゆまず奮闘して、多くの死を視ること帰するがごとき革命の烈士、多くの粘り強く奮闘する英雄的人物、多くの献身的な先進的な模範が出現し、実際行動で共産党員の党に対して無限に忠実で、人民に対して無限に心から愛することを示した。

 新時代に偉大な建党精神を発揚しよう

 「人は精神がなくて立たず、国は精神がなくて強くならない。」偉大な建党精神はすでに党、国家、民族、人民の血液と心に深く融け込み、中華の民族精神の豊かな栄養となり、民族精神と時代的な精神の重要な構成部分となり、党と国家の貴重な精神的な財産となる。偉大な建党精神を継承し発揚することは、かならず全党・全国人民は、新しい征途につき、新時代に奮い立って邁進して、不断に堅塁を攻略し難関を克服し、勝利から勝利へと向かうように鼓舞、激励する強大な精神的原動力になるであろう。

 偉大な建党精神を発揚して、習近平の新時代中国の特色ある社会主義思想をしっかりと学び、理解し、実行し、理想・信念・自信を固める。理想・信念を固め、共産党員としての精神的追求を守るのは、一貫して共産党員の落ち着いた暮らしと心のよりどころの根本である。理論が栄えれば党は栄え、思想が強くなれば党は強くなる。新時代に偉大な建党精神を発揚するには、習近平の中国の特色ある社会主義思想という新時代の現代中国のマルクス主義、21世紀マルクス主義で全党を武装し、人民を教育し、新時代の新しい道のりを首尾よく歩み、2つ目の百年奮闘目標を実現しなければならない。

 偉大な建党精神を発揚し、新時代の党建設の新しい偉大なプロジェクトを推し進めるには、共産党員の初心と使命をしっかりと守るべきである。初心と使命は中国共産党員が不断に前進するよう激励する原動力である。新時代に偉大な建党精神を発揚するには、初心を忘れず、使命を胸に刻むことを党建設強化の永久不変の課題として、全体の党幹部の一生の課題として、党の自己革命を深く推し進め、すべて党の先進性を弱めて、党の純潔性を損う要因を断固として一掃して、断固として初心と使命に背き、党の基礎を動揺するすべてのことを防止し、党が終始時代の前列に行くマルクス主義の執政党となるように築き上げる。

 偉大な建党精神を発揚し、果敢に多くの新しい歴史の特徴のある偉大な闘争を行い、いつでも党と人民のためにすべてを投げ捨てる用意である。中華民族の偉大な復興は、決して楽々とお祭り気分で実現できるものではない。前進する道には必ず様々なリスクに遭遇し、ひいては荒波に出会って、いつも多くの新しい歴史の特徴のある偉大な闘争を行わなければならない。新時代に偉大な建党精神を発揚するには、犠牲を恐れない精神を高揚し、肝心な時に勇敢に立ち向かって、思い切って責任を持って行い、果敢に難題に挑み、果敢に革新して、進んで奉仕に徹して、集団の利益のために個人利益を捨てて、不断に偉大な闘争の新しい勝利を勝ち取らなければならない。

 偉大な建党精神を発揚するには、真に党に対する忠実を共産党員の最も重要な政治的品性として、終始人民を心の中の最高な位置に置かなければならない。中国共産党の力は党員の党事業に対する忠誠により、党員の党の路線・方針・政策をやり遂げる自覚性と不動性よって生みだされる。新時代に偉大な建党精神を発揚するには、「四つの意識」を強め、「四つの自信」を固め、「二つの擁護」を徹底し、「国之大者(国家の大事)」を銘記し、終始自覚をもって思想的・政治的・行動的に習近平同志を核心とする党中央と高度の一致を保つ。常に人民と一緒に考え一緒に取り組み、最も困難な大衆から手がけて、最も際立っている問題に取り組み、最も現実的な利益から出発し、不断に人民大衆の素晴らしい生活へのあこがれを実現するべきである。

 出所:《求是》2021年第14号

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