10月27日、国家統計局が発表した工業企業の財務データによると、2018年前三四半期、全国一定規模以上の工業企業の利益総額は14.7%上昇、伸びは1-8月から1.5ポイント減速した。そのうち、9月の利益は4.1%上昇した。国家統計局工業司の何平博士は次のようにそれを分析している。
一、前三四半期工業利益は全体的に高速成長を維持
第1四半期、一定規模以上の工業企業の利益総額は11.6%上昇した。上半期は17.2%上昇、前三四半期は14.7%上昇、全体的には高速成長を維持した。前三四半期、工業企業の主要営業業務収入の利益率は6.44%、前年同期比0.29ポイント増となった。
二、新増利益は主に鋼鉄、建築材料、石油、化学工業業界による
前三四半期、鋼鉄業界は利益が71.1%、建築材料業界は44.9%、石油採掘は4倍、石油加工業界は30.8%、化学工業業界は24.5%上昇した。この五つの業界は合計で一定規模以上の工業企業の利益成長に対する貢献率は72.4%となった。
三、企業コストは低下
前三四半期、一定規模以上の国有控股企業の百元あたりの主要営業業務収入のコストと費用は合計で92.6元、前年同期比0.31元低下した。そのうち、百元あたりの主要営業業務収入のコストは84.31元、前年同期比0.29元低下した。
四、資産負債率は低下
9月末、一定規模以上の工業企業の資産負債率は56.7%、前年同期比0.4ポイント減となった。そのうち、国有控股企業の資産負債率は59%、前年同期比1.6ポイント低下した。国有企業はレバレッジ解消の効果がより顕著だった。
9月の状況からみれば、工業生産と販売の伸びが減速、価格上昇率の低下、前年利益基数が高いなどの要素に影響され、工業利益の伸びは8月から減速した。