【中国共産党第20期三中全会「決定」解読】高水準の社会主義市場経済体制の構築を突出した位置に据える

出所:http://j.people.com.cn | | 発表時間:2024-07-24

「さらなる改革の全面的深化、中国式現代化の推進に関する中共中央の決定」(以下「決定」)の全文が21日に発表された。新華社が伝えた。

高水準の社会主義市場経済体制は、中国式現代化の重要な保障だ。政府と市場の関係をうまく処理するという核心的問題に関し、「決定」は高水準の社会主義市場経済体制の構築を突出した位置に据えて、「2つのいささかも揺るがず(いささかも揺るがず公有制経済を強化し、発展させ、いささかも揺るがず非公有制経済の発展を奨励・支持・指導すること)」の堅持と実行、全国統一大市場の構築、市場経済の制度基盤の整備を明確に打ち出した。

中国共産党中央財経委員会弁公室副主任(通常業務担当)、中国共産党中央農村政策指導グループ弁公室主任の韓文秀氏は「『決定』は、市場メカニズムの作用をより良く発揮し、より公正で活力ある市場環境を創造し、社会全体の内生的原動力とイノベーションの活力を引き出すことを強調した」と語る。

「決定」は「2つのいささかも揺るがず」の堅持と実行に関して、「国有資本・国有企業改革の深化」「国有資本と国有企業を強化し、優れたものにし、大きくすることを推進し、コア機能を強化し、コア競争力を高める」「民間経済促進法の制定」「民間企業が国家の重要プロジェクトに参加するための長期的に有効なメカニズムの整備」などを打ち出し、様々な資本形態の経済の強みによる相互補完と共同発展を促進するとしている。

全国統一大市場の構築に関しては、地方政府の投資誘致に関する法規制度を規範化し、法規に違反した政策的優遇行為を厳禁することを打ち出した。また、市場経済の制度基盤の整備に関しては、財産権制度、市場情報開示制度、市場参入許可制度、企業撤退制度などの整備を打ち出した。

国家発展改革委員会主任の鄭柵潔氏は「市場環境、政策環境、法治環境の整備を通じて、市場が資源配分において十分に力を発揮できるようにする。また、競争秩序の維持、経済の安定的運営の促進、経済的安全性の保証を通じて、政府が市場の機能不全の克服において的を絞って力を発揮できるようにする」と語る。

「人民網日本語版」2024年7月23日


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