中国からのすべての支持がナウル国民に幸福もたらす＝ナウル大統領

　中国との国交回復後、初の中国への公式訪問を行ったナウルのデイビッド・アデアン大統領は27日、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の独占インタビューに応じました。中国について、「数十年にわたり高水準の発展を維持してきたことが印象的」と強調し、歴史の正しい側に立つことを望むナウルの立場を表明しました。

　アデアン大統領は、中国の政府と人々からの手厚いもてなしと友情に深く感動したと述べ、中国との協力について「共に関心を持つ分野における協力の潜在力の大きさと将来性が印象的だ。特に、将来性のある協力はナウルの発展の助けとなるだろう」と期待を示しました。

　また、「ナウルは世界で最も小さな国の一つであり、小島嶼開発途上国（SIDS）の一つである。あらゆる国が発展の過程で直面したさまざまな試練に、私たちもこれから直面するだろう」と述べ、「中国とその発展は人類の発展において重要な役割を果たしている」との見方を示しました。また、「習近平主席が打ち出した人類運命共同体の理念や一連の重要なグローバルイニシアチブを支持し、賞賛している。これらのイニシアチブは世界に新たな活力を与えている。われわれもこれらのイニシアチブへの参加を望んでいる」と、ナウル政府の姿勢を表しました。

　さらに、「中国とナウルの間に対立はない。われわれは中国のパートナーになりたい。中国が提供してくれるすべての支持が、ナウル国民に幸福をもたらすものと信じている」と強調しました。