——中国共産党第18回全国代表大会以来経済社会発展成果シリーズ報告の2
| | 発表時間:2023-01-10
中国共産党第18回全国代表大会以来、習近平同志を核心とする中共中央は、「三農(農業・農村・農民)」問題の解決を全党の最重要課題として堅持し、農業と農村の優先的発展を堅持し、食糧生産に対して少しも怠ることなくしっかりと行い、農業の供給側構造の改革を積極的に推進し、農村振興戦略を深く実施した。農業経済が引き続き安定して成長し、主要農産物の供給が十分で、農業インフラ建設が際立った成果を上げ、農村の様相と居住環境が大きく改善されているので、経済社会の健全な発展を促進するために「バラスト」の役割を果たした。
一、農業経済が安定的に好転し、基礎的地位が更に突き固められた
第18回党大会以来、中共中央、国務院は一連の農業支援・農民に恩恵を与える政策を持続的に打ち出した。各地域・各部門は中共中央、国務院の「三農」事業に関する各政策決定を徹底的に実行し、農業経済活動を絶え間なく増加し、農林牧漁業の総生産額を持続的に増加させ、産業構造を更に最適化し、農業の基礎的役割をより十分に発揮した。
(一)農林牧漁業の総生産額が持続的に増加し、農業経済が安定の中成長した
2021年、農林牧漁業の総生産額は14兆7013億元[1]で、2012年より6兆671億元増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が4.2%[2]となった。産業別に見ると、農林牧漁業はいずれも安定した成長を維持しており、そのうち、農業生産額が最も多く増加し、農林牧漁業の専門的及び副次的活動の成長速度が最も速かった。2021年、農業の生産額は7兆8340億元で、2012年より3兆3494億元増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が4.5%となった。林業の生産額は3101億元増の6508億元で、年平均成長率が6.1%となった。牧業の生産額は1兆3420億元増の3兆9911億元で、年平均成長率が2.7%となった。漁業の生産額は6103億元増の1兆4507億元で、年平均成長率が3.4%となった。農林牧漁業の専門的及び副次的活動の生産額は4554億元増の7748億元で、年平均成長率が7.8%となった。
(二)農林牧漁業の産業構造が絶えず最適化され、発展がいっそう均衡・協調へ
農林牧漁業の経済総量が増加し続けると同時に、農業生産方式の変革につれ、農林牧漁業の産業構造も絶えず調整された。林業・漁業などの経済活動が絶え間なく増加し、特に農林牧漁業の専門的及び副次的活動が大幅に増加し、産業構造が更に最適化された。2021年、農業の生産額は農林牧漁業の総生産額の53.3%を占め[3]、2012年より1.4ポイント増加した。林業の生産額は0.5ポイント増の4.4%を占めた。牧業の生産額は3.6ポイント減の27.1%を占めた。漁業の生産額は0.2ポイント増の9.9%を占めた。農林牧漁業の専門的及び副次的活動の生産額は1.6ポイント増の5.3%を占めた。
(三)農業及び関連産業が安定して発展し、基礎的役割が十分に発揮された
農業は国民経済の基礎的産業で、人々の日常生活に欠かせない豊富で多様化している農産物を提供するだけでなく、第二次・第三次産業発展のために多くの原材料を提供している。第18回党大会以来、中国の農業生産は安定的に発展し、農産物加工業を代表とする第一次・第二次産業の融合が加速し、農家楽(農家の生活を体験できる民宿)や田園コンプレックスなどを代表とする第一次・第三次産業の融合が絶えず深まり、農業及び関連産業[4]の規模が拡大し続いた。農業及び関連産業の付加価値額は、持続的に農林牧漁業の付加価値額の2倍以上を維持しており、農業経済規模の持続的な拡大を牽引し、国内総生産に占める割合が著しく向上し続き、農業の基礎的役割をより十分に果たした。2021年、一定規模以上である農副食品加工業の営業収入は5兆4108億元に達し、2012年より1962億元増加し[5]、2013年から2021年までの年平均成長率が0.4%となった。2020年、全国の農業及び関連産業の付加価値額は16兆6900億元に達し、2018年より2兆980億元増加し、年平均成長率が6.9%となった。国内総生産(GDP)に占める割合は16.5%で、2018年より0.6ポイント上昇した。
二、食糧安全保障レベルが高まり、中国のメシがより安定的になった
第18回党大会以来、国家は食糧安全を非常に重視しており、食糧生産に対するサポートを強化し、米・小麦の最低買付価格政策を引き続き実施していた。内モンゴル自治区と東北3省でトウモロコシ、大豆生産者に補助金政策を実行し、大豆振興計画を実施し、食糧安全には党も政府も同じ責任を持つなど一連の政策・対策を実行した。中国の食糧が安定的生産・高生産量で、食糧の生産量が高位での上昇を実現し、一人当たりの食糧生産量は450キロ以上に安定し続いた。食糧の在庫が十分で、中国のメシはより安定的になっただけでなく、品質もより充実された。
(一)政策・対策が力強く保障し、食糧生産量が再び新たな段階に上がった
2012年、中国の食糧生産量が初めて6000億キロの階段に上がった。政策の力強い支援を受け、中国の食糧生産は前期の高位に基づいて引き続き増加した。2015年から、中国の食糧生産量は7年連続で6500億キロを超えた。2021年、中国の食糧生産量は6828.5億キロに達し、歴史的最高レベルとなり、2012年より706億キロ増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が1.2%となった。そのうち、穀物の生産量は661.5億キロ増の6327.5億キロで、年平均成長率が1.2%となった。豆類の生産量は28.5億キロ増の196.5億キロで、年平均成長率が1.8%となった。芋類の生産量は16億キロ増の304.5億キロで、年平均成長率が0.6%となった。品種別に見ると、主要食糧品種の生産量はいずれも異なる程度の増加が見られ、そのうち米は2128.5億キロで、2012年より63億キロ増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が0.3%となった。小麦は144.5億キロ増の1369.5億キロで、年平均成長率が1.2%となった。トウモロコシは430億キロ増の2725.5億キロで、年平均成長率が1.9%となった。大豆は29.5億キロ増の164億キロで、年平均成長率が2.2%となった。
(二)一人当たりの占有量が安定的に向上し、中国人のメシの質がいっそう充実された
一人当たりの食糧占有量[6]は、一国または地域の食糧供給状況を評価する重要な指標であり、国際的には、一人当たりの食糧占有量が400キログラムを上回ると、その国または地域の食糧安全を確保したと考えられる。中国の食糧生産量が持続的に新たな段階に上がり、一人当たりの食糧生産量が絶えず向上するにつれ、2012年から一人当たりの食糧生産量は450キロ以上をキープし、2021年の一人当たりの食糧生産量は483.5キロに達し、2012年より31.4キロ増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が0.7%となった。輸入と豊富な在庫を考慮しなくても、一人当たりの食糧生産量だけでも既に国際的に公認された食糧安全ラインをはるかに超えた。中国のメシはしっかりと自分の手で把握できるだけでなく、それも主に中国の食糧であった。
(三)食糧の在庫が十分にあり、大国の穀倉地帯の基礎がいっそう堅固であった
十分な食糧在庫は、食糧価格など重要な物資の価格の安定的な運行を確保するカギであり、中国の食糧安全の力強い保障である。国連食糧農業機関は、17%の在庫消費比率を食糧安全の警戒ラインと見なしている。第18回党大会以来、中国の食糧生産量が向上し続くにつれ、中国の食糧在庫は絶えず増加し、特に米と小麦などの食糧作物の在庫は高位をキープした。推算によると、現在、中国の食糧在庫消費比率が50%を超え、米と小麦の在庫量が1年の消費量を上回り、在庫消費比率は国連食糧農業機関の食糧安全警戒ラインを大きく上回った。十分な食糧在庫は、国家の食糧安全を力強く保障し、国内外の様々なリスクや挑戦に効果的に対応し、経済社会の安定した健全な発展を確保するための確固たる基礎を築いた。
三、主要農産物の供給が十分であり、住民の食卓がいっそう豊富になった
第18回党大会以来、住民の生活レベルが向上し続くにつれ、人々は満腹できるだけでなく、美味しく食べられる必要がある。都市・農村部住民の多元化した食べ物の消費需要を満たすため、国家は食糧生産を保障すると同時に、その他の農業生産の発展も重視した。野菜や果物などの主要経済作物の生産量が安定的に成長しており、肉・鶏肉・卵・乳製品と漁業製品の市場供給が十分であり、住民の食卓がより豊富になり、生活の質が大幅に向上した。
(一)主要経済作物の生産量が安定的に増加し、市場供給が十分であった
野菜や果物などは、都市・農村部住民がビタミンを獲得する主な源であり、住民の日常生活に欠かせない重要な構成部分である。2012年以降、都市・農村部住民の野菜と果物の消費量は増加し続いており、消費増加の刺激により、全国の野菜と果物の生産量は絶えず増加していた。2021年、全国の野菜及び食用キノコの生産量は7億7549万トンに達し、2012年より1億5924万トン増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が2.6%となった。果物の生産量は7879万トン増の2億9970万トン[7]で、年平均成長率が3.4%となった。油料の生産量は328万トン増の3613万トンで、年平均成長率が1.1%となった。主要経済作物の生産量が安定的に増加することは、住民の「買い物袋」、「果物皿」、「オイルボトル」を更に充実させ、都市・農村部住民の物質生活を大いに豊かにした。
(二)牧畜の生産能力が絶えず強化し、肉・卵・乳製品の生産量が着実に増加した
動物性食品は都市・農村部住民が蛋白質と脂肪を獲得する重要な源であり、その消費量は一般的に住民の収入の向上につれて徐々に増加する傾向がある。2012年以来、旺盛な消費需要に牽引され、中国の肉・鶏肉・卵・乳製品の生産量は増加し続き、構造が持続的に最適化されるので、住民の多様化した消費需要を効果的に満たしてきた。2021年、全国の肉類総生産量は8990万トンに達し、2012年より519万トン増加し、2013から2021年までの年平均成長率が0.7%となった。牧畜の生産構造が持続的に調整され、豚肉が占める割合が低下し、牛肉・羊肉・鶏肉などその他の肉類の生産量の割合が引き続き向上していた。2021年、豚肉の生産量が肉類の総生産量に占める割合は58.9%までに低下し、2012年より5.4ポイント減少した。牛肉・羊肉・鶏肉などその他の肉類の生産量が占める割合は41.1%までに向上した。鶏肉・卵の生産量は数年連続で世界一になり、2021年の鶏肉・卵の生産量は3409万トンに達し、2012年より523万トン増加し、年平均成長率が1.9%となった。乳製品類の生産は持続的に増加し、2021年の乳製品類の生産量は3778万トンに達し、2012年より471万トン増加し、年平均成長率が1.5%となった。
(三)漁業の生産態勢が良好で、生産構造が持続的に調整・最適化された
水産物は重要な動物性タンパクの源であり、都市・農村部住民の生活品質の重要な体現であり、中国の食品安全を保障し、全国民の栄養・健康を維持する面で不可欠な役割を果たしている。2012年以来、中国の漁業生産は全体的に穏健に発展しており、水産物の生産量は増加し続いていた。2021年の水産物の生産量は6690万トンに達し、2012年より1188万トン増加し、2013年から2021年までの年平均成長率は2.2%となった。水産物の総量は増加を維持すると同時に、国家は漁業資源の合理的な利用と漁業生態環境の保護を統一的に計画し、生態優先、養殖・捕獲を結び付け、養殖を主とする発展方針を打ち出し、漁業発展のモデル転換とアップグレードの加速を促進し、水産物の漁獲量が次第に減少し、養殖規模が絶えず拡大した。2021年、養殖類水産物の生産量は5394万トンで、2012年より1411万トン増加し、年平均成長率が3.4%となった。養殖の生産量が水産物の総生産量に占める割合は80.6%までに増加し、2012年より8.2ポイント上昇した。漁獲水産物の生産量は223万トン減の1296万トンで、年平均減少率が1.7%となった。水産物の生産量に占める割合は更に19.4%までに低下し、2012年より8.2ポイント低下した。
四、農業の基礎条件が絶えず改善し、安定的生産・高生産量の基礎がいっそう固まった
第18回党大会以来、国家は食糧を土地に隠し、食糧を技術に隠す戦略を深く実施し、農地水利などのインフラ建設を拡大し、農地灌漑面積を持続的に増加させた。中・低生産農地に対する改造を強化し、高基準農地の建設面積を着実に拡大させた。農業の機械化を加速して推進するため、農業の生産効率が大幅に向上した。農業生産の基礎条件が絶えず改善され、農業の基礎が更に突き固めされ、農業の安定的生産・高生産能力がいっそう強化された。
(一)農地灌漑面積が絶えず増加し続い、農業の安定的生産で千人力だ
水利は農業生産の命脈であり、農業が正常に行われる基礎である。第18回党大会以来、国家は農地水利を重点とする農業インフラ建設を持続的に強化し、農地水利工事への投入を拡大した。2021年、国家財政の農林水産事務支出は2兆2146億元に達し、2012年より1兆172億元増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が7.1%となった。国家財政の大々的な投入により、農地灌漑条件は明らかに改善された。2021年末の中国の農地灌漑面積は10億4400万ムーで、2012年より1兆702万ムー増加し、年平均成長率が1.2%となった。農地灌漑面積の持続的な増加は、農業生産の安定のために良好な基礎を築いた。
(二)高基準農地の建設が着実に推進され、農業の高生産量がいっそう保障されるようになった
耕地は農業生産の最も重要なもので、特に日照りにあっても降雨が多すぎてもよい収穫が得られる高基準農地は、農業の安定的生産と高生産量を実現するのに重要な役割を果たしている。第18回党大会以来、国家は高基準農地の建設を極めて重要視しており、財政投入を拡大し、土地の整備・建設を通じ、集中して一斉に流通させられ、施設が整っており、高生産量・安定的生産で、生態がよく、災害に強く、現代の農業生産と経営方式に適応した高基準農地の建設面積が着実に増加した。農業農村部の統計によると、2021年に全国で1億ムー以上の高基準農地が新規建設され、累計で9億ムー余りの高基準農地の建設任務が完了された。高基準農地の建設は、農民の食糧栽培の積極性を引き出し、国家の食糧安全を確保するため、重要な基礎的サポートの役割を果たした。
(三)農業機械装備が普遍的に応用され、農業生産効率が大幅に向上した
農業機械は農業生産の翼で、農業生産効率の向上に極めて重要だ。2012年以降、耕地整理機、コンバイン、自動給餌機、酸素製造機などの大・中・小型の農業機械が広く応用され、農業機械の総動力は毎年増加の一途をたどっていた。統計によると、2021年の全国農業機械の総動力は10億8千万キロワットに達し、2012年より0.5億キロワット増加し、2013年から2021年までの年平均成長率が0.6%となった。農業機械の広範な応用により、中国の農業生産の機械化率の急速な向上が導かれた。関係部門の統計によると、2021年の全国農作物の耕起、種まき、収穫の総合機械化率は71%を上回り[8]、そのうち小麦、トウモロコシ、水稲の3大食糧作物の耕起、種まき、収穫の総合機械化率はそれぞれ97%、90%、84%に達した。牧畜養殖と水産養殖の機械化率はそれぞれ36%、32%に達し、中国の農業生産は既に機械化を中心とする新たな発展段階に突入した。
五、農業経営方式が更に転換され、現代農業の活力がいっそう強くなった
第18回党大会以来、国家は積極的に新型の農業生産・経営主体を育成し、農業社会化サービスを大いに支援し、農業の新産業・新業態が次々と現れた。ビッグデータやモノのインターネットなどのデジタル技術が、農業生産で大量に応用され、科学技術の農業に対する支援・牽引の作用が持続的に強化され、古き農業は現代科学技術の後押しの下で生き生きとしている。
(一)新型の農業生産・経営主体が大量に現れ、農業社会化サービス分野が次々に開拓された
中国の市場経済の更なる発展につれ、農業生産サービスの分業がいっそう精密になり、農民専業協同組合、家庭農場など各種の新型農業生産・経営主体の数が急増した。2021年末、実際に経営活動のある農民専業協同組合は全国で100万社を超え、家庭農場は89万近くあった。新型の農業経営主体の数が増加し続くと同時に、その社会化サービスの範囲も次々に開拓され、耕作代行委託から農薬散布まで、育苗・育種から機械による収穫・機械による種まきまで、農業の社会化サービス機能がますます豊富になり、農業生産を力強く安定させた。新型の農業経営主体は新技術の応用、新品種の普及、新市場の開拓などの面において、重要な役割を果たし、現代農業の発展を牽引する新勢力になりつつある。
(二)新産業・新業態が勢いよく発展し、現代農業に新たな原動力が加わった
農業の産業化レベルが絶えず向上し、第一次・第二次・第三次産業の融合度が深まり続くにつれ、施設農業、無土栽培、観光農業、精密農業などの新型の農業生産モデルが急発展した。2021年末、全国の温室、大型ビニールハウス、中小ビニールハウスなどの農業施設数は2800万余りに達し、施設農業の敷地面積は3800万ムー以上があった。施設農業、無土栽培などの新型農業生産モデルは、資源や自然条件の制限を突破し、農業生産の季節性を変え、農業生産の時空分布を拡張し、都市・農村部住民に豊富かつ新鮮な果物や野菜を提供している。これと同時に、注文農業、農村EC(電子商取引)、実況配信、コールドチェーン物流などの農業の新業態がいまちょうど勢いよく発展しつつある。2021年、100万以上の農家がインターネットを通じて農産物を販売し、50万以上の農家がレジャー農業と農村観光を展開し、農業の品質向上・生産高アップ、農民の増収・利益創出、農村の発展・革新などに澎湃たる原動力を提供した。
(三)現代の情報技術が広く応用され、農業科学技術進歩の寄与度が向上し続いた
科学技術の急発展に伴い、農業生産は情報化と現代化の歴史的合流期に入り、生物工学、遺伝子編集などの先端技術が農作物の育種に広く応用された。モノのインターネット、ビッグデータ、人工知能、ブロックチェーンなどの次世代情報技術は、栽培業、牧畜業、漁業などの産業と一歩踏み込んで融合しており、デジタル農業、スマート農業は農業生産の現代化へのモデル転換・アップグレードの重要な駆動力になりつつあり、科学技術は農業生産における推進作用が日増しに強化している。関係部門の資料によると、2021年、中国の農業科学技術進歩の寄与度は60%を突破し[9]、2012年より7.0ポイント上昇した。中国農業科学技術の全体のレベルは、既に世界の第二陣から第一陣に入り、主要農作物が優良品種のフルカバーをほぼ実現された。科学技術による農業振興、科学技術による農業支援は、現代農業の主音となっている。
六、農村建設が持続的に推進され、農村の様相と居住環境が大幅に改善された
第18回党大会以来、国家は農村インフラへの投資を更に拡大し、水力・電気・道路・通信など大衆の生産・生活に便利なインフラ建設を重点的に推進し、農村インフラの条件が明らかに改善された。農村環境の整備を力強く推進し、農村環境を清潔さから美しく暮らしやすさへと転換させ、農村の様相と居住環境が持続的に好転した。
(一)農村インフラが更に完備され、生産・生活がいっそう便利になった
農村の公共インフラ建設が着実に推進され、農村での生産・生活がいっそう便利にスピーディになった。農村では基本的に全面的な電気・道路・電話の開通が実現されており、村内の道路の品質が絶えずグレードアップされた。2021年末、87.3%の村に公共交通があり、99.1%の村に入る主な道路の路面はセメントやアスファルトで、97.4%の村の村内の主な道路の路面はセメントやアスファルトであった。農村の情報化建設は引き続き推進されており、2021年末には村の99.0%がブロードバンドインターネットに接続し、94.2%がケーブルテレビが取り付けられた。農村インフラの絶えず改善は、農業生産の発展を力強く推進した。2021年末、電子商取引配送営業所のある村が33万ヵ所を超え、レジャー農業や農村観光接待を展開する村落が5万ヵ所近くに達し、農村の生産生活条件が著しく改善された。
(二)農村の居住環境が持続的に改善され、農村がいっそう美しく暮らしやすくなった
国家は農村工作を非常に重視し、美しく暮らしやすい農村建設を積極的に推進している。第19回党大会で農村振興戦略の実施が正式に提出され、農村の居住環境が大きく改善された。2021年末、96.3%の村の生活ゴミが集中処理または一部集中処理された。農村のトイレ革命が着実に推進され、農村のトイレ改造作業の質が向上し続き、農村の一世帯当たりの衛生トイレ普及率は77.5%に達した。国家は農村の生活ゴミ・汚水ガバナンスなどの任務を統一的に推進し、農村の生活汚水ガバナンスレベルは絶えず向上した。2021年末、47.6%の村の生活汚水が集中処理または一部集中処理された。
(三)農村の基本的な公共サービスが絶えず整備され、民生保障がいっそう強力になった
国家は農村医療衛生サービス体系の建設を強化し、農村の医療衛生状況が大いに改善された。2021年末、郷鎮衛生院は3万5千ヵ所に達し、衛生院のある郷鎮は全国の郷鎮総数の90.8%を占めた。村の衛生室の数は59万9千ヵ所に達し、一村当たり少なくとも1つの衛生室を持つことになった。2020年、人口1万人当たりの農村衛生技術者数は52人で、2012年より18人増加した。人口1万人当たりの農村執業(助手)医師数(人)は21人で、2012年より7人増加した。国家は持続的に貧困扶助・農業支援の強化を続け、貧困脱却の難関攻略が歴史的な成果を上げ、絶対的貧困を解消し、孤児・未亡人・障碍者・患者など労働能力を失った低所得者に対し、保障すべきことをすべて保障し、養うべき人をすべて養うようにした。2021年、農村住民の最低生活保障人数は3474万人で、2012年より1871万人減少した。2020年、農村で分散して供養する五保戸(生活保護世帯)の数は372万人で、農村で集中して供養する五保戸の数は74万人に達し、病気には医者もいるし、老いては養うものもあることを実現し、農民の民生保障はいっそう強力になった。
第18回党大会以来、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を導きとし、農業生産は歴史的な成果を上げ、農村の様相は歴史的変革を成し遂げた。しかし、中国の農業基礎は依然として強固にしなければならず、種子などの農業核心技術の自主革新能力は依然として向上しなければならず、農業生産資源環境の支持力は強くない。農村インフラ、公共サービス、居住環境などは依然として弱い部分がある。そのため、揺るぎなく改革の全面的深化と対外開放の拡大を堅持し、揺るぎなく農業・農村の優先的な発展方針を堅持し、「三農」への資金投入と政策支援の力を拡大し続け、農業・農村の現代化を推進し、農村振興目標を全面的に実現するために努力奮闘しなければならない。
注:
[1]農林牧漁業の総生産額は農業(栽培業)、林業、牧業、漁業、農林牧漁業の専門的及び副次的活動の5部分を含み、その年の価格で計算する。以下同様。
[2]総生産額の成長速度は比較可能価格で計算し、その他の指標の成長率に明記されなければ、いずれも現在価格で計算する。
[3]農林牧漁業の各業が総生産額に占める割合は、現在価格の生産額を用いて計算する。以下同様。
[4]農業及び関連産業とは、農林牧漁業及び製品が農林牧漁業に用いられ、農林牧漁業の製品を直接使用し、農林牧漁業の資源を頼りに派生した第二次・第三次産業のことを指し、農林牧漁業の生産、加工、製造、流通、サービスなどの段階で形成されたすべての経済活動を含む。
[5]2012年の数値は「主要業務収入」であったが、2018年から「主要業務収入」の代わりに「営業収入」を使用する。
[6]一人当たりの食糧占有量とは、一定期間内に人口一人当たりの占有可能な食糧量のことを指し、生産量、純輸入量と在庫などを含む。
[7]園林果物と果物類の生産量を含む。
[8]農作物の耕起、種まき、収穫の総合機械化率などの農業機械化指標は、『「十四五」(第14次五ヵ年計画)全国農業機械化発展計画』による。
[9]データは農業・農村部の公式サイトによる。
出所:国家統計局
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