新エネルギーが健全に成長し、新経済が今ちょうど発展しつつある

中国共産党第18回全国代表大会以来、新たな科学技術革命と産業変革が加速し、世界の科学技術革新のドメインの再構築が急いで進み、世界経済の構造が深く再構築されるため、中国は発展モデルを転換させ、経済構造を最適化させ、成長原動力を転換させる難関攻略期に入り、革新は日増しに発展の難題を打ち破る鍵となっている。新しいチャンスと新しいチャレンジに臨み、習近平同志を核心とする中共中央の強固な指導の下で、全国は新発展理念を徹底して実行し、革新駆動型発展戦略を踏み込んで実施し、国家戦略の科学技術力の強化に力を入れ、大衆による起業・革新を踏み込んで推進し、科学技術の新たな成果が急速に現れ、新たな原動力が急成長し、新経済の発展が好転し、革新型国家の仲間入りを果たし、経済の質の高い発展を推進し、人民の素晴らしい生活への需要をより良く満たすための牽引作用が日増しに高まっていく。

一、革新体系が絶えず健全化し、革新生態が次第に最適化された

第18回党大会以来、中共中央はイノベーションを国家発展の全局面の中心的な位置に据え、革新への投入を持続的に拡大し、企業の革新主体としての役割を発揮し、革新プラットフォームの建設を加速し、科学技術体制の改革を深化させ、社会全の革新環境を持続的に最適化させ、国家革新体系の全体的効果を着実に向上させた。

（一）革新への投入レベルが著しく向上した

各方面において全方位的に革新への投資が拡大され、研究開発支出が持続的に急成長し、革新活力の向上・革新能力の強化に力強い保障を提供した。2021年、中国の研究と試験発展（R&D）経費の投入額は2兆7956億元に達し、現在価格で計算すると2012年より1.7倍増加し、年平均成長率が11.7%となり、投入規模は米国に次ぐ世界第2位をキープした。研究開発への投入強度（R&D経費とGDPの比率）が着実に向上した。2021年、中国のR&D経費投入がGDPに占める割合は2.44%に達し、2012年を0.53ポイント上回り、OECD諸国の平均レベルに近づいた。基礎研究への投入が強化された。2021年、基礎研究経費の投入額は1817億元で、2012年より2.6倍増加し、年平均成長率が15.4%となった。R&D経費投入に占める割合は6.5%で、2012年より1.66ポイント向上した。

（二）企業の革新主体としての地位が日増しに際立った

企業革新の奨励メカニズムが絶えず改善され、各種の革新要素が更に企業に集積され、企業を主体とし、市場の動きを見据えて、産学研用（産業、大学、研究機関、ユーザー）が深く融合した技術革新体系の構築が加速された。2021年、各類の企業のR&D経費投入額は2兆1504億元で、2012年より1.7倍増加し、年平均成長率が11.9%となり、社会全体のR&D経費投入額に占める割合が76.9%に達した。企業の革新活動が幅広く展開され、産学研の一体化が着実に推進された。2021年、一定規模以上である工業企業のうち、研究と試験発展活動がある企業の割合は38.3%に達し、2012年より24.6ポイント向上した。展開した研究と試験発展プロジェクトは82万5千件で、1.9倍増加した。ハイテク企業の革新牽引作用が明らかになっている。2021年末、ハイテク企業が保有する有効発明特許は121万3千件で、国内企業の有効発明特許総量に占める割合は63.6%に達した。

（三）革新プラットフォームの建設は大きな成果を上げた

国家革新プラットフォーム体系が絶えず改善され、情報科学・生命科学・ナノ科学・量子科学など一連の重要分野の重大な革新プラットフォームが相次いで着地し、重大基礎先端分野の研究と企業の革新発展を推進するために重要なサポートを提供した。2021年末までに、運行中の国家重点実験室は533ヵ所、国家工程研究センターは191ヵ所に達し、20ヵ所の国家科学データセンター、31ヵ所の国家生物種質と実験材料資源バンクを配置・建設した。企業革新プラットフォームの建設推進を加速し、実体経済の革新発展へのサポートが効果的に強化された。2021年末までに、国家級科学技術企業インキュベーターは1287カ所、国家企業技術センターは1636カ所があった。革新のスペース・プランニングが持続的に最適化され、北京・上海・粤港澳大湾区が世界科学技術クラスターのトップ10に飛躍し、北京懐柔・上海張江・安徽合肥などの総合的な国家科学センターの建設が全面的にスタートした。

（四）革新体制・メカニズムの改善が加速された

科学技術の革新と体制・メカニズムの革新の「二輪駆動」を堅持し、科学技術体制の改革は枠組みの構築、制度の設立から体系化能力の向上、体制応変能力の強化へと転換する。社会主義市場経済条件の下での新型挙国体制を整え、重大科学技術任務の立案と組織管理方式を最適化・調整し、「張り出しを剥がして指導者になる」「競馬」などの制度を採用し、コア技術の難関攻略戦をしっかりこなす。2021年末までに、国家科学技術成果転換誘導基金は累計36のサブファンドを設立し、資金総規模は624億元に達した。人材評価とインセンティブメカニズムが更に完備され、リーダー人材と革新チームが加速して現れ、全国のフルタイム当量の研究開発者総数は2012年の324万7千人から2021年の562万人に増加し、9年連続で世界一をキープした。科学技術成果の転換が加速し、科学技術成果の使用権・処分権・収益権が全面的に移譲され、技術取引市場がいっそう活発になった。2021年、全国技術市場の取引額は3兆7千億元で、2012年より4.8倍増加した。ハイテク企業向けの科創板を設立し、創業板（ベンチャーボード）を改革し、北京証券取引所を設立し、科学技術企業が直接上場して融資するルートをスムーズにし、科学技術・産業・金融が相互に促進する良性な循環構造が形成されつつある。

二、創業の活力が持続的に発揮され、新たな主体・新たな原動力が育成・拡大された

第18回党大会以来、「放管服」（行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化）改革が踏み込んで推進され、ビジネス環境が持続的に最適化され、創業の活力が競って発揮され、新たな主体・新たな企業がどんどん現れ、新産業・新製品が勢いよく成長し、新業態・新モデルが次々に登場し、経済発展のスペースを効果的に拡張し、質の高い発展を推進する澎湃たる力を集積した。

（一）大衆による起業・革新が踏み込んで推進された

大衆による企業・革新は、市場主体の活力を大いに引き出し、各種類の活発度が高く、生命力が強く、成長性の良い市場主体が絶えず現れ、成長の安定・雇用の安定・発展の促進に対して、堅固なサポートを提供した。2021年、全国新規登録市場主体は2887万戸、一日当たりの新規登録市場主体は7万9千戸余りで、そのうち一日当たりの新規登録企業は2万5千戸近くに達した。2021年末までに、中国の市場主体総量は1億5400万戸に達し、2012年末より1.8倍増加し、年平均成長率が12.1%となった。第18回党大会以来、全国の新規関税市場主体は累計9315万戸に達し、年間平均で1千万戸以上増加した。付加価値税一般納税者の戸数は、2015年末の544万戸から2021年末の1238万戸に増加し、1.3倍増加した。「双創」活動ウィーク、「創客中国」コンテスト、中国革新創業コンテストなどの活動が盛んに展開され、双創支援プラットフォームは建設効果が顕著であり、創業革新の発展を効果的に支持した。2021年末までに、全国には大衆による起業・革新モデル基地が212ヵ所、国家登録衆創空間（ソーシャル・イノベーション・プラットフォーム）が2551ヵ所だった。

（二）科学技術型企業が活力に満ち溢れていた

中国は企業の革新能力の向上を非常に重視し、革新要素の企業への集積を積極的に推進し、各種類の企業が一早くチャンスを掴み、自発的に行動し、一連のコア競争力を持つ革新型リーディングカンパニーが登場し、巨大な発展潜在力を示した。2021年、中国のハイテク企業数は33万社に達し、納税額は2012年の8千億元から2兆3千億元に増加した。『2021年グローバルユニコーン企業ランキング』によると、2021年に中国には301社の「ユニコーン企業」があり、前年より74社増加した。関連データによると、2021年に中国の「ガゼル企業」「チーター企業」はそれぞれ171社、222社があり、前年よりそれぞれ71社、96社増加した。中小革新企業の発展靭性が絶えず増強され、日増しに技術革新とモデル革新の新勢力となった。2021年末までに、中国は既に「専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規性）」企業を4万社以上育成し、「小巨人」企業（高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業）が4762社に達した。小規模・零細企業の両化融合（情報化と工業化の融合）発展水準指数は、2015年の36.4から2020年の46.1に向上した。

（三）新産業・新製品が健全に成長した

先進製造業と現代サービス業の深い融合を大いに促進し、実体経済を素晴らしくて強くし、新たな経済成長ポイントを持続的に開拓した。ハイテク製造業と装備製造業の発展が好転し、産業の基礎能力と産業チェーンの現代化レベルが更に向上し、「メード・イン・チャイナ」から「スマート・マニュファクチャリング・イン・チャイナ」とモデル転換・アップグレードした。2021年、一定規模以上であるハイテク製造業、設備製造業の付加価値額が一定規模以上である工業の付加価値額に占める割合は15.1%、32.4%で、2012年よりそれぞれ5.7、4.2ポイント向上した。現代サービス業は産業のモデル転換、消費の高度化、科学技術の革新と融合し、サービス業に占める割合を徐々に高めた。2021年、情報伝送ソフトウェア・情報技術サービス業、賃貸・ビジネスサービス業の付加価値額がサービス業の付加価値額に占める割合はそれぞれ7.2%、5.8%で、2012年よりそれぞれ2.5、1.1ポイント向上した。グリーンスマート製品の生産量が急速に成長した。2021年、新エネルギー自動車、産業用ロボット、太陽電池、集積回路の生産量は2014年よりそれぞれ28.2倍、12.5倍、4.4倍、2.5倍増加した。

（四）新業態・新モデルが勢いよく発展した

次世代情報技術が広く応用され、オンライン・オフラインの融合が加速し、新型コロナウィルス感染症の影響の下でネット消費が新しい勢力として目覚ましい成長を遂げており、無人小売、無接触配送、ライブコマース、オンライン診療、テレワークなどの新業態・新モデルが勢いよく発展しているので、産業構造の調整を促進するとともに、人々の個性化・品質化・多様化のニーズを満たした。2021年、実物商品のオンライン小売額は10兆8042億元で、社会消費財小売総額に占める割合が24.5%となり、2014年より15.3ポイント向上した。全国の宅配取扱量は初めて1千億件の大台を突破し、1083億件に達し、2012年より18倍増加し、世界一をキープした。ショート動画やオンライン生放送などの応用シーンが日増しに豊富になり、モバイルネットワーク通信量が急速に増加した。2021年、モバイルネットワーク通信量は2216億GBに達し、2012年の252倍となった。『中国インターネット発展状況統計報告』によると、2021年12月までに、中国のオンラインオフィス・オンライン医療のユーザー規模はそれぞれ4億6900万人、2億9800万人に達し、ネット動画・ショート動画のユーザー規模はそれぞれ9億7500万人、9億3400万人に達した。

三、創造の潜在力が絶えず引き出され、デジタル経済が活気に溢れていた

第18回党大会以来、全社会における創造の潜在力が十分に釈放され、基礎研究と重要核心技術の難関攻略が効果的に推進されて、国家戦略の科学技術力が絶えず強化し、科学技術成果の現実的な生産力への転化が加速し、産業のデジタル化とデジタル産業化の趨勢が加速するため、経済発展のために新たな原動力と源泉を注いだ。

（一）基礎先端分野のオリジナル成果が次々と現れた

中国の基礎研究の全体的な実力が著しく向上し、化学・材料・物理・工学などの学科が世界の先頭に立ち、量子情報・鉄基超伝導・ニュートリノ・幹細胞、脳科学などの先端方向で重大なオリジナル科学技術成果を上げた。重大な科学技術インフラの配置を加速し、破砕中性子源、500メートル口径球面電波望遠鏡（FAST）、全超伝導トカマク核融合実験装置、パルス強磁場実験装置、世界生命科学分野初の総合的大科学装置である国家タンパク質科学研究施設など、一連の「国の重器」が続々と建設され、中国の基礎研究がより高いレベルに向けて上昇し続くために、堅固な基礎を築いた。世界初の新型コロナウイルス株の分離に成功し、ウイルスのゲノムシーケンシングを完了し、一連の臨床治療薬・検査設備・試薬を開発し、多くのワクチンを研究開発・応用した。科学技術は新型コロナウイルス対策で重要な役割を果たした

（二）戦略的ハイテク分野で見事な業績を重ねた

一連の重大科学技術の難関攻略任務を先回りして配置し、深海・深宇宙・深地・ディープブルーなどの分野で積極的に科学技術の高地を先取りした。一部の分野では、「追いつき」から「並走」「先頭に立つ」へと転換しつつあり、産業のモデル転換・アップグレードと経済の質の高い発展に重要なサポートと力強い原動力を提供した。次世代キャリアロケットが初飛行に成功し、中国宇宙ステーション「天和」コアモジュールが打ち上げに成功し、神舟13号有人宇宙船と「天和」コアモジュールが初めてラジカル交差ドッキングを実現し、中国宇宙ステーションは全面的な建造段階に入った。探査機「天問1号」が火星着陸に成功し、火星ローバー「祝融号」が火星の表面を走行した。全水深有人潜水艇「奮闘者」号が1万メートル級の深海試験を完了し、全水深無人潜水艇「海斗1号」が最大潜水深度の記録を更新し、北斗衛星測位システムが全面的に開通し、「国和1号」と「華竜1号」の第3世代原発技術が新たな進展を遂げ、中国初の国産空母が正式に就役し、福建艦が進水に成功し、国産大型旅客機「C919」が初飛行に成功し、港珠澳大橋（香港・珠海・澳門＜マカオ＞大橋）が開通し、中国高速鉄道が最高運行時速、最低運行温度などの世界記録を樹立し、時速600キロの高速リニア交通システムがラインオフに成功した。

（三）革新的成果の転化・応用は「加速度」を走り出した

知的財産権の保護力を絶えず強化し、革新的成果の転換メカニズムを改善し続け、特許出願と授権件数が大幅に増加し、科学技術の革新的成果が現実的な生産力への転換を加速し、革新発展を駆動する原動力を絶えず釈放した。知的財産権の成果は量的にも質的にも向上した。2021年、中国の特許授権数は460万1千件で、2012年より2.7倍増加し、年平均成長率が15.5%となった。2021年末までに、有効特許数は1542万1千件に達し、2012年末より3.4倍増加した。世界知的所有権機関のデータによると、2021年、中国の出願者がPCT経路を通じて提出した国際特許出願は6万9500件に達し、3年連続で世界一をキープした。2021年末までに、人口1万人当たりの高価値発明特許保有量は7.5件で、2016年末より4.5件増加した。知的財産権運用の経済的利益が絶えず現れた。2020年、特許集約型産業の付加価値額は12兆1300億元で、GDPに占める割合が11.97%に達し、2018年より0.37ポイント向上した。

（四）デジタル経済の発展が今ちょうど発展しつつある

デジタル経済発展戦略を踏み込んで実施し、デジタルインフラを絶えず完備し、データ要素の潜在力を活性化し、デジタル産業化と産業のデジタル化を力強く推進し、デジタル経済の発展は重大なブレークスルーを遂げ、経済社会の持続的で健全な発展に強大な原動力を提供した。2020年、中国デジタル経済の核心産業の付加価値額がGDPに占める割合は7.8%に達し、デジタル経済総量が世界第2位に飛躍した。情報インフラの建設は世界をリードし、既に世界最大の5Gネットワークを構築した。2021年末、中国が建設・開通した5G基地局は累計142万5千ヵ所で、世界の60%以上を占めた。デジタル技術と各業界の融合を加速し、電子商取引が勢いよく発展し、共有経済・プラットフォーム経済が日増しに拡大した。『中国共有経済発展報告（2022）』によると、2021年の中国の共有経済取引規模は約3兆6881億元で、前年より約9.2%増加した。工業のデジタル化モデル転換がスピードアップし、工業企業の生産設備のデジタル化レベルが持続的に向上し、より多くの企業が「クラウド」に進出した。現在、全国では既に業界の特色と地域的な影響力を持つ工業インターネットプラットフォームを100以上育成し、接続された工業設備の数が7600万台（セット）を超え、プラットフォームに集積された工業APPは59万個を突破した。

四、革新型国家建設が決定的な成果を収め、革新が経済社会の発展に対するサポートが日増しに堅固になった

第18回党大会以来、革新型国家建設が着実に推進され、革新第一の原動力が絶えず増強され、経済発展方式が要素駆動型から革新駆動型に転換し、革新が質の高い発展に持続的にエンパワーメントし、民生・福祉の改善が力強く促進された。中国は革新型国家の仲間入りを果たし、世界のイノベーションドメインの中で日増しに重要な一極となった。

（一）国家革新力、競争力、持続可能な発展能力が大幅に飛躍した

革新駆動型発展の成果が著しく、中国は強い人材、強い科学技術から強い産業、強い経済、強い国家への革新発展の道を徐々に歩んできた。革新指数と国際競争力ランキングは連続して上回った。2021年、中国の革新指数は世界第12位となり、2012年より22位上昇し、中所得経済体の頂点となった。2019年、中国の国際競争力は141ヵ国・地域の中で28位にランクされ、多くの中所得国を上回った。持続可能な発展能力が大幅に向上した。2021年、中国の持続可能な発展（SDG）指数は72.1で、世界で57位となり、2017年より14位上昇した。

（二）経済モデル転換に対する革新の牽引作用が増強された

経済発展の質と効率の向上を中心として堅持し、現代化経済体系の建設を加速し、質の変革、効率の変革、原動力の変革の推進に力を入れた。中国の経済発展方式は、要素の投入・規模の拡張を主に依存するものから、科学技術の進歩・労働者素質の向上、管理革新を主にに依存する内包型成長に転換した。科学技術進歩の寄与度が著しく向上した。中国の科学技術進歩の寄与度は、2012年の52.2%から2021年には60%以上に、農業科学技術進歩の寄与度は53.5%から60%以上に向上した。構造調整とモデル転換・アップグレードが着実に推進され、労働者資質が向上し、革新能力と管理レベルが高まり、産業チェーンが徐々にミドル・ハイエンドに発展し、労働生産効率の持続的な増進を牽引した。2021年、全体労働生産性（2020年価格で計算する）は一人当たり14兆6380元で、2012年より80.3%向上し、年平均で6.8%向上し、GDPの年平均成長率を0.2ポイント上回った。供給側構造改革が持続的に深化され、新経済が国民経済に占める割合が次第に向上し、日増しに経済発展の重要なエンジンとなった。2021年、「三新（新業態、新産業、新ビジネスモデル）経済」経済の付加価値額は19兆7270億元で、GDPに対する割合が17.25%となり、2016年より1.88ポイント向上した。

（三）革新が社会ガバナンスと民生改善のために知恵を増やし、エンパワーメントした

科学技術成果の社会・民生分野への浸透を全方位的に推進し、革新発展の強大な溢出効果が絶えず現れ、社会ガバナンスの方式を大きく改善し、人民の生活品質を改善した。デジタル政府、デジタル社会、デジタル農村、スマート都市、「インターネット+政務サービス」などの普及が加速することに伴い、「一網通弁」「最大一回」「一網統管」「一網協同」などのサービス管理新モデルが広く応用され、中国のオンライン政務サービスレベルは世界トップクラスに飛躍した。国家政務サービスプラットフォームを中央管理所とする全国一体化政務サービスプラットフォームは、46の国務院部門の1376項目の政務サービス事項をカバーし、31の省（自治区、直轄市）と新疆生産建設兵団の548万件余りの地方政府の政務サービス事項に直通した。中国の画像識別・音声識別が世界の先頭を走り、5Gモバイル通信技術が率先して規模化応用を実現し、消費者向けの無人機が世界市場の大半のシェアを占め、モバイル決済、ネット注文、ネット配車による移動、スマートホームなどの生産・生活の新しい方式の普及を加速し、革新が日増しに生産・生活方式変革の強力な牽引役となった。2020年、中国のモバイル決済利用率は86%に達し、世界1位となり、世界平均レベルの2.5倍となった。

総合的に見ると、第18回党大会以来、中国の革新駆動型発展戦略の実施が加速され、革新体系がより健全になり、革新環境がより最適化され、革新要素のサポートがより堅固になり、革新チェーン・産業チェーンが深く融合し、革新は新発展の構造構築、質の高い発展の推進に力強いサポートを提供した。それと同時に見なければならないのは、中国のオリジナル革新にはまだ欠点が存在し、革新能力が質の高い発展の要求に適応できないことが依然として際立っていた。次の段階では、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想を指導として堅持し、新発展理念を完全、正確、全面的に徹底し、革新を中国現代化建設の全局における核心的地位を堅持し、科学技術による自立自強を国家発展戦略の支えとし、科学技術と教育による国家振興戦略、人材強国戦略、革新駆動型発展戦略を踏み込んで実施し、新原動力の育成・強大・発展を加速し、中華民族の偉大な復興のために持続的で強大な原動力のサポートを提供する。

出所：国家統計局