——中国共産党第18回全国代表大会以来経済社会発展成果シリーズ報告の3
| | 発表時間:2023-01-10
工業は国民経済にとって命の綱であり、工業発展により、社会進歩と人類の生活レベルの向上が絶えず推進される。中国共産党第18回全国代表大会以来、習近平同志を核心とする中共中央は実体経済を非常に重視し、工業経済の安定した健全な発展を推進する一連の重大な実施方策を打ち出した。中国の工業経済はより質が高く、より持続可能な発展の道へ邁進し、生産の安定的な成長、構造の最適化・モデル転換、多様な経済タイプの勢いよい発展などの特徴が現れ、品質・効果が大幅に向上した。
一、工業経済が安定的に成長し、総合的な実力が大幅に向上した
第18回党大会以来、世界経済構造の深い変化と複雑に錯綜した発展環境に直面し、中国の工業分野は中共中央、国務院の実施方策を徹底的に実行し、発展策略を柔軟に調整し、百年の変局に積極的に適応し、新型コロナウイルスパンデミックの衝撃に落ち着いて応対している。工業経済は比較的に速い成長を維持しており、総量・規模が拡大し続き、品質・効果が着実に向上した。
(一)工業経済は比較的に速い成長を維持し、国民経済の安定した運行を力強く支えた
第18回党大会以来、中国の工業経済は比較的に速い成長を維持しており、国民経済の安定した成長に力強くサポートするようになった。2013年から2021年までの間、中国工業の付加価値額の年平均成長率は6.1%となり、世界のその他の主要経済体の成長レベルをはるかに上回った。2021年、中国工業の付加価値額は前年より9.6%増加し、3.1ポイント増の経済成長を牽引し、国内総生産(GDP)成長への寄与度は38.1%に達し、国民経済の安定した運行を支える重要な力である。
(二)工業経済が持続的に拡大し、中国の製造レベルが急速に上昇した
第18回党大会以来、中国工業の付加価値総量は絶え間なく上昇し、世界の製造業の成長を駆動する重要なエンジンとなった。主要工業製品の生産量が急増し、一定規模以上である工業企業数が40万社を突破し、工業全体の実力は再び新たな段階に上がった。
工業経済は持続的に成長し、製造業の規模は世界一をキープした。 2012年、中国工業の付加価値総量は初めて20兆元を突破し、2018年には30兆元を突破し、2021年には37兆3千億元に達し、国内総生産に占める割合は32.6%に達した。世界銀行のデータによると、2010年に中国製造業の付加価値額は初めて米国を超え、その後数年連続で世界一をキープした。2020年に中国製造業は付加価値額の世界シェアが28.5%に達し、2012年より6.2ポイント上昇し、世界工業経済の成長における駆動的役割が更に強化した。
主要工業製品の生産量は急成長を実現した。2021年、中国の集積回路の生産量は3594億枚に達し、2012年より361.0%増加した。エチレンの生産量は2826万トンで、90.1%増加した。天然ガスは2076億立方メートルで、87.7%増加した。部屋のエアコンは2億2千万台で、76.1%増加した。化学繊維は6709万トンで、74.8%増加した。発電量は8兆5千億kWhで、71.1%増加した。10種類の非鉄金属は6477万トンで、62.3%増加した。粗鋼は10億4千万トンで、43.0%増加した。液晶テレビは1億7千万台で、52.6%増加した。マイクロコンピュータ設備は4億7千万台で、46.8%増加した。モバイル通信携帯電話は16億6千万台で、40.6%増加した。自動車は2653万台で、37.6%増加した。
(三)工業企業の収益が着実に改善され、工業経済が強大な強靭性を示した
第18回党大会以来、世界経済が復興への力不足、反グローバリゼーション制約、新型コロナウイルス感染症の衝撃など一連の圧力に直面し、中共中央の強固な指導の下で、中国の工業経済はこれまでに数回の大試練に耐えてきた。供給側構造改革が大きな成果を上げ、企業の経済収益が着実に改善され、工業経済の衝撃への対抗能力が絶えず強化され、発展の強靭性が十分に示された。
工業企業の経済収益が着実に改善された。「三去一降一補」(三去は過剰生産能力と在庫の削減、デレバレッジを指し、一降はコスト削減を、一補は弱点分野の補強を指す)、製造強国戦略などの一連の措置が徐々に実施され、強化されるにつれ、市場需要と供給がより質の高いバランスに達し、工業企業の利幅が増え、企業利益が絶えず改善された。2021年、全国の一定規模以上である工業企業は営業収入128兆元を実現し、2012年より37.7%増加し、年平均成長率が3.6%となった。8兆7千億元の総利潤を実現し、2012年より40.7%増加し、年平均成長率が3.9%となった。2021年、一定規模以上である工業企業の営業収入100元当たりのコストは83.74元で、2012年より0.68元減少した。
工業経済の衝撃への対抗能力が際立った。2020年初め、新型コロナウイルス感染症が世界を席巻し、世界経済に重大な衝撃を与えた。中共中央は一貫して人民至上、生命至上を堅持し、新型コロナウィルス対策と経済社会の発展を統一的に計画を立てて推進し、中国の工業経済は新型コロナ感染症から率先して回復し、好転した。2021年、全国の一定規模以上である工業企業の営業収入は前年より18.0%増加し、2年間の平均成長率が9.5%となり、2019年より8.5ポイント加速した。総利潤は前年より27.2%増加し、2年間の平均成長率が15.0%となり、2019年の利潤は減益から大幅な増益に転じた。営業収入利潤率は6.81%で、前年より0.49ポイント上昇した。
二、工業構造が絶えず最適化され、発展モデルが持続的に転換された
第18回党大会以来、中共中央は科学技術の革新と産業の高度化を非常に重視していた。工業分野は新たな発展理念の先導の下で、技術改造を加速し、科学技術レベルを向上し、新型工業化と情報化レベルが同調して深化し、工業構造の最適化・高度化が大きな成果を上げ、企業の営利構造が改善され、ハイエンド製造が大幅に成長し、新興製品の勢いが急速で、産業チェーン・サプライチェーンの自主で可制御性能力が大きく上昇し、中国の工業経済成長の品質が更に向上した。
(一)生産構造が最適化・高度化し、ハイエンド製造が急成長した
第18回党大会以来、装備製造業とハイテク製造業は比較的に速い発展を維持していた。2013年から2021年まで、装備製造業とハイテク製造業の付加価値額は年平均でそれぞれ9.2%と11.6%増加し、成長率は一定規模以上である工業をそれぞれ2.4と4.8ポイント上回った。そのうち、航空宇宙機及び設備製造業の年平均成長率は13.7%となっており、電子及び通信設備製造業の年平均成長は13.6%となっており、医薬製造業の年平均成長率は11.7%となっており、医療計器・設備・メーター製造業の年平均成長率は10.9%となった。2021年、装備製造業とハイテク製造業の付加価値額が一定規模以上である工業の付加価値額に占める割合は、それぞれ32.4%と15.1%で、2012年よりそれぞれ4.2と5.7ポイント上昇した。
(二)企業の営利構造が改善され、ハイエンド製造の優位性が際立った
第18回党大会以来、工業企業の営利状況が絶えず改善されると同時に、利潤成長構造が更に最適化された。2021年、装備製造業の利潤は、全ての一定規模以上である工業企業の総利潤に占める割合が32.1%で、2012年より1.2ポイント上昇した。ハイテク製造業はその総利潤に対する割合は20.8%で、2012年より10.7ポイント上昇した。2021年、一定規模以上である装備製造業は2兆8千億元の総利潤を実現し、2012年より46.1%増加し、年平均成長率が4.3%となり、成長率が一定規模以上である工業の全体的なレベルより0.4ポイント上回った。ハイテク製造業は1兆8千億元の総利潤を実現し、2012年より1.9倍増加し、年平均成長率が12.6%で、成長率が一定規模以上である工業の全体的なレベルより8.7ポイント上回った。そのうち、医薬品製造業、コンピュータ通信及びその他の電子機器製造業の年平均成長率はそれぞれ14.4%、11.2%となった。
(三)新興製品が急成長し、革新駆動の見通しが明るい
近年、工業化と情報化レベルが絶えず向上するにつれ、工業の新興製品が急成長している。現在、工業インターネットとスマート製造は既に実質的な応用段階に入り、企業は自動化生産、オンライン運営・保守などの面において、デジタル化モデル転換の成果が明らかになっている。2021年、工業ロボットの生産量は前年比67.9%増の36万6千台に達した。科学技術革新は新興製品の急成長を駆動する。2021年、光電子の部品の生産量は前年比24.1%増の1兆2千億枚に達し、ソーラーバッテリーは42.1%増の2億3千万キロワットとなった。住民の消費高度化は、新興製品に広い市場と明るい見通しをもたらした。2021年、新エネルギー自動車の生産量は前年比145.6%増の368万台に達した。サービスロボットの生産量は48.9%増の921万セットで、スマートウォッチは37.0%増の6687万個となった。
(四)工業の産業チェーンが日増しに整備され、自主で制御能力が持続的に向上した
第18回党大会以来、中共中央は発展と安全を統一的に計画を立てることを非常に重視し、産業チェーンを絶えず調整・整備することにより、外部環境の変化と潜在的なリスク・衝撃に対応してきた。中国は既に世界唯一の製造業全産業チェーン国家となり、産業チェーン・サプライチェーンの自主で可制御性能力が向上し続き、国内の大きな循環を主体としつつ、国内と国際的な2つの循環が相互に促進し合う新たな発展構造を構築するために、信頼できるサポートを提供している。製造業の国産化率が高まり、産業チェーン・サプライチェーンは全体的に自主で制御可能になった。産業チェーンの自給率が比較的に高く、送変電、軌道交通設備、工事機械、家庭用電化製品など多くの分野の端末製品の面で、世界をリードする優位性を持っている。
三、各種の経済タイプが勢いよく発展し、市場主体の活力が沸き起った
第18回党大会以来、中共中央、国務院は一連のマクロ政策を制定・実施し、多種類の経済所有制度の共同発展を保障してきた。国有企業の改革は大きな成果を上げ、国有企業を強く、素晴らしく、大きくすることが推進され、ビジネス環境が持続的に改善されている。民営経済は活力を奮い起こされ、外資・国際貿易は成長を維持され、小規模・零細企業と個人経営者を支援する政策は効果が現れ、中小企業は急成長した。
(一)国有企業の改革が品質向上・効率増加し、国有経済の大黒柱としての役割を持続的に発揮した
第18回党大会以来、国有企業の改革を推進する一連の方針・政策に導かれ、国有企業の品質向上・効率増加の成果が次第に現れた。国有持株工業企業の営利レベルが高まり、国有資産の価値維持・増額を実現し、国有企業は重要な業界分野に集まり、国有経済の大黒柱としての役割を発揮し続いた。
国有持株工業企業の営利レベルが大幅に向上した。2021年、一定規模以上である国有持株工業企業は2兆3千億元の総利潤を実現し、2012年より50.0%増加し、年平均成長率が4.6%となり、成長率が全ての一定規模以上である工業企業の全体的なレベルより0.7ポイント上回った。2021年、一定規模以上である国有持株工業企業の営業利潤率は6.9%に達し、全ての一定規模以上である工業企業の全体的なレベルを上回り、2012年より0.7ポイント向上した。
国有企業は純資産が着実に成長した。特に国有企業改革三年行動が実施された以降、純資産は成長し続いた。2021年末、一定規模以上である国有持株工業企業の純資産は22兆2千億元に達し、2012年より84.0%増加し、年平均成長率が7.0%となった。
国家経済と人民生活、公共サービスに関係する重要な分野と重要な業界において、国有経済は主導的地位を維持している。2021年、一定規模以上である国有持株工業企業が石炭採掘と選炭業の総資産に占める割合は75.3%で、2012年より5.2ポイント上昇した。黒色、非鉄金属鉱工業の中でそれぞれ70.2%と57.1%を占め、21.7と13.4ポイント上昇した。水の生産と供給業に占める割合は81.2%で、0.4ポイント上昇した。家具製造、製紙、化学工業などの業界では、国有企業が秩序正しく退出し、総資産に占める割合はいずれも2012年より低下した。
(二)民間経済が発展・拡大し、市場の活性化を推進した
第18回党大会以来、中共中央は一貫して「2つの少しも揺るがす」という重大方針を堅持し、減税・費用削減など一連の政策の実施を通じ、ビジネス環境を絶えず最適化し、小規模・零細企業と個人経営者を正確に扶助し、民営経済規模が拡大し、収益性が向上し、雇用受入れが強化し、中小企業が急成長した。
民営経済が発展・拡大し、営利と雇用受入れ能力が大幅に強化された。2013年から2021年まで、一定規模以上である民間工業企業の付加価値額は年平均8.0%増加し、成長率が全ての一定規模以上である工業企業の全体的なレベルより1.2ポイント上回った。2021年、一定規模以上である民間工業企業は2兆9千億元の総利潤を実現し、2012年より44.4%増加し、年平均成長率が4.2%となり、成長率が全ての一定規模以上である工業企業の全体的なレベルより0.3ポイント上回った。2021年、一定規模以上である民間工業企業は3582万人の雇用を受入れ、2012年より14.7%増加し、雇用受入れ人数は一定規模以上である工業の48.1%を占めた。
中小企業扶助政策の恩恵範囲が絶えず拡大するにつれ、中小企業は収益性が強化され、数量が明らかに増えた。2021年、一定規模以上である工業中小企業は4兆7千億元の総利潤を実現し、2012年より26.7%増加し、年平均成長率が2.7%となった。2021年、一定規模以上である工業中小企業の数量は40万1千社で、一定規模以上である工業企業の総数の98.1%を占め、2012年より0.8ポイント向上した。
(三)外資・国際貿易が成長を維持し、市場の融合が広がり、深まった
第18回党大会以来、中共中央は一貫して改革開放の深化を堅持し、開放分野を広げ続け、開放程度を深め続けてきた。中国は強固な物質的基礎、豊富な人的資源、巨大な発展潜在性、市場における広大な自由行動範囲で多くの外商投資を引きつけ、外資工業経済が持続的な成長を果たした。「一帯一路」協力提案などにより、国際貿易市場の更なる融合を推進し、工業製品の輸出が成長し続き、構造が徐々に最適化され、中国の対外開放レベルの絶え間なく向上を更に後押しした。
2021年、一定規模以上である外商及び港澳台(香港地域、澳門地域、台湾地域)企業が投資した工業企業は2兆3千億元の総利潤を実現し、2012年より63.6%増加し、年平均成長率が5.6%となり、成長率が全ての一定規模以上である工業企業の全体的なレベルより1.7ポイント上回った。2021年、一定規模以上である外商及び港澳台企業が投資した工業企業の総資産は28兆8千億元で、2012年より67.2%増加した。営業収入は28兆8千億元を実現し、2012年より29.8%向上した。
工業製品の輸出は成長を維持し、構造が徐々に最適化された。2021年、中国の一定規模以上である工業は14兆5千億元の輸出引き渡し価値額を実現し、2012年より36.1%増加し、年平均成長率が3.5%となった。そのうち、ハイテク製造業が実現した輸出引き渡し価値額は2012年より63.7%増加し、年平均成長率が5.6%となった。2021年、ハイテク製造業が一定規模以上である工業の輸出引き渡し価値額に占める割合は51.5%で、2012年より8.7ポイント上昇した。2013年以降、輸出総額の中で、機械・電力製品が占める割合はいずれも55%以上を維持し、2021年には59.0%に達し、2012年より1.4ポイント向上した。
第18回党大会以来、中共中央の強固な指導の下、工業分野は難関を乗り越え、絶えず改革・最適化し、持続的に発展・拡大し、国民経済の安定的な運営のために重要な貢献を成し遂げた。社会主義現代化国家の全面的建設という新たな征途の切り開きに向け、工業経済は引き続き新たな発展理念を完全かつ正確て、全面的に徹底し、科学技術の革新能力の向上に力を入れ、発展の質を更に高め、製造強国の建設を持続的に推進し、第2の百年奮闘目標の実現のために堅固な基礎を構築しなければならない。
出所:国家統計局
版权所有中央党史和文献研究院
建议以IE8.0以上版本浏览器浏览本页面京ICP备11039383号-6京 公网安备11010202000010