中国共産党第２０回全国代表大会が北京で開幕　習近平氏が報告

　【新華社北京１０月１６日】中国共産党第２０回全国代表大会（党大会）は１６日午前、北京の人民大会堂で開幕した。

　習近平（しゅう・きんぺい）氏が第１９期中央委員会を代表して「中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、社会主義現代化国家の全面建設に向け団結し奮闘しよう」と題する報告を行い、次のように指摘した。第２０回党大会は、全党・全国各民族人民が社会主義現代化国家の全面建設という新たな征途へと踏み出し、二つ目の百年奮闘目標に向けてまい進する要の時期に開かれる非常に重要な大会である。大会のテーマは「中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、新時代の中国の特色ある社会主義思想を全面的に貫徹し、偉大な建党精神を発揚し、自信を持って自強を図り、根本を貫いて革新を起こし、意気盛んに、勇気凛々と、社会主義現代化国家の全面建設と中華民族の偉大な復興の全面的推進に向け団結し奮闘しよう」である。

　大会は李克強（り・こくきょう）氏が主宰し、午前１０時に始まった。李克強氏は、代表２２９６人と特別招請代表８３人の計２３７９人の出席予定者のうち、２３４０人が出席したと発表。列席した党外の友人と関係方面の責任者に熱烈な歓迎の意を表した。

　習近平氏が第１９期中央委員会を代表して行った報告は次の１５の部分からなる。①過去５年の活動と新時代１０年の偉大な変革②マルクス主義の中国化、時代化に向けた新境地の開拓③新時代の新征途における中国共産党の使命と任務④新発展枠組みの形成加速、質の高い発展推進に向けた注力⑤科学教育による国家振興戦略の実施、人材による現代化建設支援の強化⑥全過程人民民主の発展、人民の国の主としての地位の保障⑦全面的な法に基づく国家統治の堅持、「法治中国」の建設推進⑧文化に対する自信と自強の推進、社会主義文化の新たな輝きの創出⑨民生福祉の増進、人民の生活の質の向上⑩グリーン発展の推進、人と自然の調和と共生の促進⑪国家安全保障の体系と能力の現代化推進、国家安全保障と社会安定の断固擁護⑫建軍百年奮闘目標の実現、国防・軍隊現代化の新局面開拓⑬「一国二制度」の堅持と整備、祖国統一の推進⑭世界の平和と発展の促進、人類運命共同体の構築促進⑮揺るぎない全面的かつ厳格な党内統治、新時代の党建設の新たな偉大な事業の深い推進。