『求是』誌16日出版号 全国統一大市場の建設推進に関する習総書記の文章掲載

　9月16日に出版される中国共産党中央委員会の機関誌『求是』の2025年第18号は、『全国統一大市場建設を深く推進する』と題する習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席による重要文章を掲載します。

　文章は、全国統一大市場の建設を厚みを持たせて推進するには「五つの統一と一つの開放」が必要と指摘しました。「五つの統一」とは、まず、市場基礎制度の統一であり、特に財産権の保護、公平競争、品質基準などの制度の統一を実現せねばなりません。二つ目は、市場インフラの統一であり、物流と資金の流れ、情報の流れを円滑にして、現代的な商取引流通体系を健全化することです。三つ目は、政府の行動基準の統一であり、地方政府が経済発展を推進する際、特に企業誘致において何ができて何ができないかの明確なルールを定めて、各地方政府が思い思いのやり方をしないようにすることです。四つ目は、市場の監督管理の法執行の統一であり、市場監督管理の行政処罰の裁量基準を明確にし、同一ルールの適用を徹底させることです。五つ目は、要素資源市場（生産資源市場）の統一であり、生産のための資源の自由な流動と効率的な配置を促進し、資源のミスマッチと遊休による無駄を減らすことです。さらに、「一つの開放」とは、市場開放の拡大を継続し、国内外の開放の連携を推進し、閉鎖的な運営は行わないことです。