『習近平 党風・廉潔政治建設と反腐敗闘争』

出版社: 中央編訳出版社

出版年日: 2017年1月

出版にあたって

「腐敗は社会の悪性腫瘍である」。党風廉潔政治建設と反腐敗闘争は党と国の存亡にかかわる。腐敗に断固反対して党が長期政権の状況下で腐敗変質しないようにすることは、中国共産党が常にしっかりと取り組まなければならない重要な政治的任務である。

中国共産党第十八回全国代表大会以降、習近平総書記は党風廉潔政治建設と反腐敗闘争を非常に重視し、「党が党を管理し、厳しく治める」必要性を強調し、一連の新しい理念構想措置を打ち出し、党風·廉潔政治建設と反腐敗闘争を推し進めて絶えず大きな成果をあげてきた。

本書は、中共中央規律検查委員会と中共中央文献研究室の共同編集による『党風廉潔政治建設と反腐敗闘争に関する習近平総書記の論述抜粋集』を底本として翻訳したものである。本書には、二〇一二年十一月十五日から二〇一四年十月二十三日にかけての習近平総書記の談話論文指示など四十編余りの重要文献から計二一六の抜粋が、九つのテーマに分けて収められている。

読者の方々には、党風廉潔政治建設と反腐敗闘争に関する中国の最高指導者の系統だった論述を通じて、中国共産党が進めている党風廉潔政治建設と反腐敗闘争の取り組みをよりよく理解していただければ幸いである。

中共中央編訳局

二〇一六年九月

目次

一 党風·廉潔政治建設と反腐敗闘争はわれわれがしっかりと取り組まなければならない重要な政治的任務である

二 党風·廉潔政治建設と反腐敗闘争の情勢は依然として厳しくかつ複雑である

三 党を厳しく治め、党の規律を厳正にする

四 党委員会の主体責任と規律検查委員会の監督責任をしっかりと果たす

五 中央の「八項目規定』の精神を徹底的に貫徹し、「四つの悪風」をたゆまず是正する

六 「ゼロ容認」の姿勢で腐敗を処罰し、腐敗現象の蔓延を断固食い止める

七 巡視という反腐敗の「鋭い剣」をしっかりと活用する

八 権力を制度というオリに閉じ込める

九 腐敗阻止・変質防止に向けた思想・道徳面の防衛線をしっかりと築き上げる