『党の青年政策を論じる』

出版社: 中央文献出版社

出版年日: 2022年6月

出版にあたって

 青年は祖国の未来、民族の希望であり、中国共産党の未来と希望でもある。広範な青年を代表し、広範な青年の支持を勝ち取り、広範な青年を拠り所とすることは、中国共産党が絶えず勝利から勝利へと歩むための重要な保証である。中国共産党第18回全国代表大会以来、習近平氏を核心とする党中央は、党の事業の世代間継承と中華民族の永続的発展の確保という戦略的観点から、新時代の中国青年運動の法則を深く把握し、青年事業に対する党の指導を強化し、党の歴史上初の中央党群集性団体組織政策会議を招集し、新中国の歴史上初の青年発展計画を打ち出し、党の歴史上初の中共中央名義の少年先鋒隊政策文書を通達し、共産主義青年団改革の手はずを整え、青年事業が歴史的成果を挙げる後押しをしてきた。習近平氏は党の青年政策をめぐり発表した一連の重要な論述であり、党の青年政策の地位と役割、目標と任務、職責と使命、実践と要求を深く説明し、新時代においてどのような青年をどのように育成し、どのような共産主義青年団をどのように構築するかという方向的、大局的、戦略的な重大な課題に対し踏み込んだ回答を示し、中国共産党の青年政策に対する法則的認識を新たな高みへと押し上げ、新時代の党の青年政策を達成するための前進の方向を指し示し、根本的準拠を提供した。

 中国共産主義青年団創立100周年に際して、広範な幹部と大衆が党の青年政策に関する習近平氏の重要な論述を深く学習・貫徹し、広範な青年を「第二の百年」の奮闘目標の実現、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のための奮闘に向けてより良く団結させ、組織し、動員するうえで、われわれは習近平氏の関連論述を編集して『党の青年政策を論じる』という本にした。

 同書は中国共産党第18回全国代表大会以来、党の青年政策に関する習近平氏の重要文書60編を収録しており、初公開のものも含まれる。

 中共中央党史・文献研究院

 二〇二二年六月

収録主要文章の概要

 中共中央党史・文献研究院が編集した、習近平総書記著『党の青年政策を論じる』には、総書記による2013年5月から2022年5月までの党の青年政策に関する重要原稿60篇が収録されている。以下はこの特別テーマ文集にある主要文章の概要である。

 「中国共産主義青年団創立100周年祝賀大会における演説」は2022年5月10日、習近平総書記が行った演説である。演説は100年にわたって、共産主義青年団が揺るぎなく「党の言うことを聞き、党の歩みに従って進む」という青春の歩みを全面的に振り返り、共産主義青年団が党の指導の下、無数の青年団員を団結させ、率いて、中華民族の偉大な「中国の夢」を実現するために果たした重要な貢献を十分に肯定し、共産主義青年団と青年活動の歴史経験を深く説明し、新時代の共産主義青年団の活動に対して強い政治性、思想性、戦略性、指導性を持つという明確な要求を提起された。その中で、総書記は次のように指摘している。

 青春は無限の希望を育み、青年は素晴らしい明日を創造する。この百年来、中国共産主義青年団は一貫して党と心を一つにし、党と共に奮闘し、青年団員を団結させ、率いて、忠誠を党と人民の事業に書き、青春を民族復興の征途に投入し、栄光を歴史の歩みに刻んでいく。新しい征途において「第2の百年」の奮闘目標の実現、中華民族の偉大な復興という「中国の夢」の実現のための奮闘に向けていかにして青年たちをより良く団結させ、組織し、動員するかは、新時代の中国青年運動と青年活動が答えなければならない重大な課題である。共産主義青年団は社会主義の建設者と後継者を育成する根本的任務をしっかりと把握し、広範な団員青年を団結させ、率いて、夢を抱き、責任感を持ち、苦難に耐え、奮闘することを新時代の好青年に成長するよう導き、青春のエネルギーと創造力で民族復興の湧き上がるうしおを奮い立たせ、より良い中国を築くために青春の知恵を絞り、汗を流して頑張り抜かなければならない。党のための人材育成を堅持し、常に中国青年の思想的進歩をけん引する政治学校であり続ける。自覚的に責任を担い、全うし、常に中国青年の永続的奮闘を組織する先鋒勢力であり続ける。無数の青年に心を寄せ、常に党と青年を結ぶ最も堅固な懸け橋、絆であり続ける。果敢に自身の改革に取り組み、常に党について時代の最前列を歩む先進組織であり続ける。

 「各界の優秀な青年代表と座談する際の演説」は2013年5月4日、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 歴史も現実も、青年世代に理想と責任を持てば、国には未来があり、国民には希望があり、われわれの発展目標を実現するためには次から次へと強い力が生まれることを教えてくれている。「中国の夢」は歴史的、現実的、そして未来的なものである。「中国の夢」は国、民族、そしてすべての中国人のものである。「中国の夢」はわれわれの世代の夢であり、何より青年世代の夢なのである。中華民族の偉大な復興は、いずれ無数の青年の奮闘の中で実現していくものである。未来を展望して、わが国の青年は必ず大いにやりがいのあることができ、必ず大いに活躍するだろう。人間は青春が一生に一度しかない。現在、青春は奮闘するためのものである。将来、青春は思い出のためのものである。広範な青年は理想と信念を固く信じ、優れた技能を身につけ、果敢に新しいものを創造し、志を立て苦闘し、気高い人格を磨き、中華民族の偉大な復興という「中国の夢」を実現するための生き生きとした実践の中で、青春の夢を飛翔させるために努力しなければならない。

 「子どもは幼い頃から志を立て、夢を持つべきである」は2013年5月29日、習近平総書記が全国各民族の子ども代表と共に「六一」の国際児童デーを祝った際に行った演説の要旨である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 われわれの夢の実現は、われわれの世代より、次の世代に頼らなければならない。子どもは幼い頃から志を立て、夢を持ち、勉強が好き、労働が好き、祖国を愛し、徳育・知育・体育のすべての面で全面的に発展させ、大人になってから祖国の建設に役立つ人材にとなるようにしなければならない。子どもがより良く成長することは、われわれの最大の願いである。党と政府は、常に各民族の子どもに関心を持ち、彼らの学習と成長のためにより良い条件を創造するように努力しなければならない。教師や保護者は、子どもが成長して有用な人材になるよう教育し、導く責任を負うべきである。少年先鋒隊組織は子どものためにより良いサービスを提供しなければならない。社会全体が子どもの成長に関心を持ち、その活動を支援しなければならない。

 「広範な青年を団結させ率いて、中華民族の偉大な復興を実現する道のりにおいて新たな栄光を書き続ける」は2013年6月20日、習近平総書記が共産主義青年団中央委員会の新しい指導部との集団対話において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 広範な青年を代表し、広範な青年の信頼を勝ち取り、広範な青年に頼ることは、わが党が勝利から勝利へと前進し続ける重要な保証である。目下、全党と全国各民族は、第18回党大会で掲げた目標を達成するために努力しており、中華民族の偉大な復興という「中国の夢」の実現に向けて邁進しているところである。これは、党と国家の活動の大局であり、中国青年運動の時代テーマでもある。共産主義青年団の活動はこの大局とこのテーマに中心にしっかりと進めなければならない。根本的な問題を把握するためには、中国の特色ある社会主義事業の建設者と後継者を育成することを根本的な任務とし、党統治の青年大衆基盤の強化と拡大を政治的責任とし、中心をめぐって大局に奉仕することを活動の主軸としなければならない。理想と信念の旗印を高々と掲げて、広範な青年の息吹を感じ取り、共産主義青年団の魅力と凝集力を高めていくことが共産主義青年団活動のカギである。共産主義青年団活動の効果的なカバー範囲を拡大するカギは、数多くの青年が最も必要としているところまで活動を広げることである。また、次のように強調した。共産主義青年団の事業が新たな局面を次々と切り開くよう推進するには、そのカギは共産主義青年団の幹部にある。共産主義青年団の幹部は理想と信念を確固として堅持し、広範な青年に心を寄せ、仕事の能力を高め、優れた風格に磨きをかけなければならない。

 「イノベーションはちょうどその時、夢の実現はちょうどその勢い」は2013年10月21日、習近平総書記が「欧米同学会」創立100周年祝賀大会において行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 広範な留学生は愛国の心、強国の志、報国の行動を一つにし、「中国の夢」を実現する人民の壮大な奮闘の中に自分の夢を溶け込め、中華民族の偉大な復興の輝かしい史書に自分の名前を刻むべきである。広範な留学生は愛国主義の精神を守り抜き、一生懸命に勉強し、イノベーションと創造に努め、外国との交流を積極的に促進することを期待される。「欧米同学会」・中国留学人員聯誼会は留学して祖国に報いる人材バンク、建言と献策を提供するシンクタンク、民間交流を展開する新鋭軍になるよう努力し、党が広範な留学生をつなぐ架け橋・絆、党と政府が留学関連業務をしっかりと行う助手、広範な留学生のホームとなり、広範な留学生を党の周りに緊密に団結させるよう努力しなければならない。

 「「中国の夢」の実現は青年にかかっており、青年の夢を成し遂げることができる」2013年12月から2022年2月にかけての習近平総書記の原稿から抜粋した関連内容である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 新時代は夢追い人の時代であり、広範な青少年が夢を成し遂げる時代でもある。青年世代は高遠な理想を立て、偉大な祖国を愛し、時代の責任を担い、勇気をもって奮闘し、優れた腕前を磨き、道徳・品性を磨き、社会に役立つ人、道徳的に立派な人になるよう努力し、社会主義現代化国家を全面的に建設する偉大な事業に積極的に参加し、「中国の夢」を実現するために数億の人々が行っている偉大な奮闘の中において人生の価値を実感し、青春をもって時代にも歴史にも恥じず、輝かしい一章を書いていく。

 「人類運命共同体の構築に青春、知恵と力を貢献する」は2014年4月から2020年5月にかけての習近平総書記の原稿から抜粋した関連内容である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 国の交わりは民の相親しむにあり、民の相親しむは青年同士の交流にある。青年世代は平等、尊重と思いやりをもってこの世界を見つめ、賞美、包容と相互参考の態度をもって世界の異なる文化を取り扱い、世界各国の人々の相互理解を促進し合い、青春の活力と青春の奮闘をもってわれわれが住んでいる地球を一層美しくし、手を携えて民心の通じ合いを促進し、人類運命共同体の構築に推進するために力を尽くさなければならない。

 「青年が社会主義の核心的価値観を自覚的に実践すべきである」は2014年5月4日、習近平総書記が北京大学教員・学生座談会において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 民族や国家にとって、最も持続的で、最も深い力は社会全体に認められる核心的価値観である。全国各民族人民の共通の願いを反映する価値観の「最大公約数」を確立し、すべての人々が一心同体となり、団結奮闘することは国家の前途・運命、国民の幸福と健康に関わる問題である。青年は価値観の形成・確立期にあり、この時期にしっかりと価値観を身につけることが非常に重要である。一生懸命に勉強するために、苦しい修練を積み、真の学問を求めなければならない。徳を修めるために、道徳修養に励み、道徳の実践に力を入れなければならない。識別するには、善悪の区別、決断・選択に長けなければならない。篤実であるために、着実に仕事し、堅実な人にならなければならない。

 「幼い頃から社会主義の核心的価値観を積極的に養成し、実践する」は2014年5月30日、習近平総書記が北京市海淀区民族小学校で座談会を主催した際に行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 いかなる思想・観念が、社会全体に定着し、長期的に機能させるには、子どもから着手する必要がある。子どもが社会主義の核心的価値観を養成し、実践するには、年齢と特徴に適応し、主に要請を覚え、心に模範があり、幼い頃から始め、助けを受けるようにしなければならない。社会主義の核心的価値観の基本的内容をしっかりと暗記し、心の中に吸い込まれ、頭の中に刻み、勉強や生活などの実践と結びつけて理解を深めていく必要がある。英雄的人物、先進的人物と素敵なものを学び、そして学びの中で良い思想や道徳を追求することを身につけなければならない。自分、身の回りや些細なことから始めて、少しずつ積み重ねて、良い思想、良い品性を身につけることが大切である。アドバイスに耳を傾け、批判を受け入れ、失敗から学び、間違いがわかったら改め、改めれば改めるほど良い雰囲気の中で健やかに成長することが必要である。

 「職業教育は広範な青年が成功への扉を開くための重要な手段である」は2014年5月30日、習近平総書記が職業教育の発展を加速させるために出した指示である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 職業教育は、国民教育システムと人的資源開発の重要な構成要素として、多様な人材の育成、技術・技能の伝承、雇用と企業の促進という重要な役割を担っている。正しい人材観を確立し、数億人の優秀な労働者と技術・技能系人材の育成に努めなければならない。サービスの発展、雇用促進の学校運営の方向性をしっかりと把握し、中国の特色ある職業教育システムの構築に努めなければならない。農村地域、民族地域、貧困地域の職業教育への支援を強化し、すべての人に素晴らしい人生の機会を与えるよう努力しなければならない。

 「多くの青年科学技術人材を育成する」は2014年6月から2022年5月にかけての習近平総書記の原稿から抜粋した関連内容である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 数多くの革新的な青年人材を持つことは、この国の革新の活力の源であり、科学技術の発展の希望でもある。国家戦略人材の力を育成する政策の重点を青年科学技術人材に置き、大規模な青年科学技術人材チームを育成すべきである。各級の党委員会と政府は、才能を認める慧眼、才能を愛する誠意、人材を採用する胆力、人材を受け入れる度量、人材を集める良方をもって、優秀な青年人材を思い切って採用し、青年人材が成功を収めるための道を開き、思慮が深く、情に厚く、責任感が強く、義理堅い社会主義の建設者と後継者になるようにしなければならない。

 「赤い遺伝子と革命の火種を代々受け継いでいく」は2014年10月から2021年6月にかけての習近平総書記の原稿から抜粋した関連内容である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 革命伝統の教育は、子どもから着手し、知識の注ぎ込みを重視する同時に、感情の育成を強化して、赤い遺伝子が血に染み込み、心に染み込むようにし、広範な青少年が正しい世界観、人生観と価値観を確立するよう導くべきである。党の物語、革命の物語、英雄の物語をしっかりと伝え、党、国と社会主義を愛する感情を養い、赤い遺伝子と革命の火種を代々受け継ぎ、江山(政権)の赤色が変わらないように、青少年の学習と教育に力を入れなければならない。

 「今日は祖国の良い子どもになり、明日は祖国の建設者になる」は2015年6月1日、習近平総書記が中国少年先鋒隊第7回全国代表大会の代表者と会見した際に行った演説の要旨である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 子どもを立派に育てることは戦略的な任務であり、長期的発展に関わる。幼少期は人生の中で最も大切な時期であり、この時期に正しい人生目標を確立し、良い思想、良い品行、良い習慣を培うことに注意を払う必要がある。全国各民族の子どもは「しっかり勉強し、日々向上しよう」をしなければならない。幼い頃から立派な人間になるための知識を習得し、社会主義の核心的価値観を勉強・実践する小さい模範となるよう努力すべきである。幼い頃から志を立てるための知識を習得し、祖国と人民の事業を発展する後継者となるよう努力すべきである。幼い頃から創造するための知識を習得し、熱心に勉強し、自覚的に労働し、勇敢に創造する小さな模範となるよう努力すべきである。

 「大衆団体活動と大衆団体組織の政治性・先進性・大衆性を維持し、強化する」は2015年7月6日、習近平総書記が中央党の大衆団体工作会議において行った演説の要旨である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 党の大衆団体活動は党が大衆団体組織を通じて行う大衆活動であり、党が広範な大衆を動員して党の中心的な任務を達成するために奮闘する重要な活動である。これはわが党のやり遂げた壮挙であり、わが党の大きな強みでもある。党の大衆団体活動を強化・改善し、労働者階級の中堅、青年の新手、女性の天の半分を支える役割と人材が第1の資源の役割を十分に発揮させ、13憶以上の人々の積極性を十分に引き出さなければならない。党による統治の階級的な基盤と大衆的な基盤を固める政治的な高みから、党の大衆団体活動をしっかりと把握し、党が永遠に広範な人民大衆と「共に呼吸し、運命を共にし、心がつながる」を保証しなければならない。大衆団体組をより活力を溢れ、より強力なものに建設し、国家のガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化を推進する重要な力にしなければならない。

 「中華全国青年連合会第12回全国委員会と中華全国学生連合会第26回全国大会への祝電」は2015年7月24日付の習近平総書記からの祝電である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 中華全国青年連合会と中華全国学生連合会の事業は党の大衆団体事業の重要な構成部分であり、中華全国青年連合会と中華全国学生連合会の組織は政治性、先進性、大衆性を絶えずに維持・強化し、自らの改革を絶えず推進し、自らの機能を切実に履行し、大多数の青年をより良く組織し、動員して、永遠に党と共に歩まなければならない。

 「貧困家庭の子どもに、党と政府の温かさを感じてもらう」は2015年11月27日、習近平総書記が中央貧困扶助開発会議において行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 貧困をなくすには必ずや先に愚昧をなくさねばならなく、貧困救済は知的救済を行わなければならない。教育は貧困の世代間連鎖を断ち切る根本的な策である。貧困地域の教育事業は長期的な対応が求められ、力を入れて取り組まなければならない。貧困家庭の子どもが党と政府の温かさを感じられるように、貧困扶助政策は計画から実施まで、より人間性を備え、洗練されたものにすべきである。

 「青少年のために安全で安心なインターネット利用環境を整備する」は2016年4月19日と2018年4月20日、習近平総書記が行った2回の演説から、このテーマについて抜粋したものである。その中で、総書記は次のように指摘している。

 インターネット空間は何億人の「精神上の故郷」である。コンテンツ環境が良く、すがすがしいインターネット利用環境は、人々の利益に合致している。ネットユーザーの大半は、異なる思潮に影響を受けやすい青少年である。社会に責任を負い、人民に責任を負うという態度に基づき、法に基づいてインターネット利用環境のガバナンスを強化し、インターネット上のコンテンツの構築を強化し、インターネット上の積極的な宣伝を強化し、「積極的かつ健康的で、向上・向善(向上する・善を求める)」のインターネット文化を育成し、社会主義の核心的価値と人類の優れた文明の成果で人の心を養い、社会を養い、正エネルギーが満ちあふれ、主旋律が高くなるようにし、広範なネットユーザー、特に青少年のために安全で安心なインターネット利用環境を整備しなければならない。

 「青春を捧げる時代の一章を書き続ける」は2016年4月26日、習近平総書記が知識人・労働模範・青年座談会において行った講演の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 小康社会を全面的に完成するには、広範な青年は、新鋭軍と突撃隊である。中華民族の偉大な復興という「中国の夢」を実現すには、一代また一代と志のある青年が奮闘を続ける必要がある。広範な青年は、社会主義の核心的価値観を自覚的に実践し、高尚な品格を身につけなければならない。勉強を自覚的に強化し、技能を絶えず高めなければならない。青春を自覚的に捧げ、小康社会の全面的建設完成に向けてさらに貢献しなければならない。「世間知らずの若者が恐れを知らぬ様」のやる気を保ち、知らなければ学び、やり方が分からなければ練習して、必要条件が備わっていない場合でも、これを作り出して進めなければならないようにし、国と国民のための献身の中で、青春を輝かせるべきである。

 「子どもを健やかに成長させることは祖国と民族の未来にかかっている」は2016年8月19日、習近平総書記が全国衛生・健康大会において行った演説の抜粋である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 わが国には3億以上の子どもがおり、子どもを健やかに成長させることは祖国と民族の未来にかかっていて、すべての家庭にとって最大の願望と期待でもある。子どもの健康を重視し、幼稚園、小中学校での衛生と保健を全面的に強化しなければならない。幼い頃から着手し、小中学校を中心に、健康教育システムを確立し、健全化させ、健康科学の知識を普及させ、各級・各種類の学校の健康教育の力を強化しなければならない。青少年へのワクチン接種を強化し、感染予防対策に対する重要なバリアーを構築するために、効果的な措置を講じる必要がある。メンタルヘルスに関する基本的研究を増やし、メンタルヘルスの知識と精神疾患の普及活動をしっかり行い、心理療法や心理カウンセリングなどのメンタルヘルスサービスの発展を標準化すべきである。

 「基礎教育は青少年成長の特徴と規律に従わなければならない」は2016年9月9日、習近平総書記が北京市八一学校を訪問した際に行った演説の要旨の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 基礎教育は、「立徳樹人(優れた品性、能力のある人材を育成する)」の事業であり、旗幟鮮明に思想政治教育と道徳教育を強化し、社会主義の核心的価値観教育を強化し、学生が自尊・自信 ・自立・自強になるよう導くべきである。基礎教育は、民族の質を向上させるための基礎プロジェクトであり、青少年成長の特徴と規律に従い、基礎をしっかりと固め、強い人材観を確立し、素質教育を大いに促進し、特色ある学校づくりを奨励し、教師の特色を活かした教育方法を奨励しなければならない。基礎教育は社会全体の事業であり、学校、家庭、社会が密接に連携する必要がある。小中学生は、国の未来と希望を担う青少年の主体であり、志を立て有用な人材になるために、一生懸命勉強し、総合品質を向上しなければならず、修身・立徳をし、志を高くし、勉学に向上し、卓越性を追求し、体力も精神力も強くし、心身の健康を増進し、意志を鍛え、強靭さを磨くよう努力しなければならない。

 「家族は子どもが人生初のボタンをしっかりと留めるのを手伝うべきである」は2016年12月12日、習近平総書記が第1回全国文明家庭の代表たちと会談した際に行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 家庭は人々の最初の教室であり、両親は子どもの最初の先生である。家庭教育も最も重要なのは道徳教育であり、つまり、どのように立派な人間になるかという教育である。多くの家庭は口で教え、身をもって手本を示すことを重視し、知識を教え、徳を養い、実践躬行し、耳に触れ、子どもが人生初のボタンを留め、人生の第一歩を踏み出すのを手伝うべきである。

 「広範な青年が有用な人になるには、一生懸命勉強し、磨き込むことを強化すべきである」は2017年5月3日、習近平総書記が中国政法大学での座談会において行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 青年世代の理想・信念、精神状態や総合素質は、その国の発展活力の重要な現れであり、その国の活性化の重要な要素でもある。現代の青年は、時代のテーマに沿った理想・信念を確立し、時代から与えられた歴史的責任を果敢に担わなければならない。現代の青年は、スポンジの水を汲むように知識を吸収し、知識が豊富であればあるほど、専門的であればあるほど、努力しなければならない。学習と思考、観察と思考、実践と思考を緊密に結び付け、正しい立場、観点と方法で問題を分析することを学び、歴史的思考、弁証法的思考、系統的思考、革新的思考の習慣を身につけなければならない。意志と品性の洗練を強化し、良い時も悪い時も人生の財産とし、高潔な操行と素朴な感情の育成に努め、良好な品性で人生と事業の成功を勝ち取らなければならない。

 「青年が興れば国が興り、青年が優れていれば国も優れる」は2017年10月18日、習近平総書記が中国共産党第19回全国代表大会において行った報告の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 青年世代には理想を持ち、技術があり、責任があればこそ、国には未来があり、民族には希望がある。中華民族の偉大な復興という「中国の夢」はいずれ無数の青年たちの奮闘の中で実現していくものである。党全体が青年に関心を寄せ、大切にし、彼らが人生の卓越した成果を上げるための舞台を築くべきである。広範な青年は理想・信念を固め、志を高くし、地道に働き、時代の激烈な闘争に勇敢に立ち上がる若者になり、「中国の夢」を実現する生き生きとした実践の中で、青春の夢を飛ばし、人民の利益のための絶え間ない闘いの中で人生の美しい一章を書いていくべきである。

 「新時代の青年は国を愛し、奮起し、真理を追究し、努力すべきである」は2018年5月2日、習近平総書記が北京大学教員・学生座談会において行った講話の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 われわれが直面している新時代は、近代以降の中華民族の発展にとって最も良い時代であると同時に、中華民族の偉大な復興の実現にとっても最も重要な時代である。数多くの青年は広大な発展の余地を持っているだけでなく、偉大な時代の使命を背負っている。数多くの青年にとって、これは人生最大の出会いであり、人生最大の試練でもある。数多くの青年は国を愛し、祖国と国民に忠実でなければならない。奮起し、遠大な志を立て、奮闘者にならなければならない。真理を追究し、真の学問を求め、真の技術を磨かなければならない。努力し、知行合一し、実践者にならなければならない。

 「共産党の旗が指している方向は共産主義青年団の旗が向かうべき方向である」は2018年7月2日、習近平総書記が共産主義青年団中央委員会の新しい指導部との集団談話において行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 第18回党大会以降、党中央は党と国家事業発展の全局面に着目し、青年活動を非常に重視し、力強く推進し、党史上初の中央党の大衆団体活動会議を開催し、新中国史上初の青年発展計画を公布し、共産主義青年団の改革を展開し、青年活動の歴史的成果を収めるようになった。青年活動に関する党中央委員会の要請は、青年活動の戦略的位置づけ、中国青年運動の時代テーマ、青年活動の任務と使命、青年世代の健やかな成長への正しい道、青年活動の路線と方法、共産主義青年団の改革発展の目標と任務、青年活動に対する党の指導を強化することを明確した。これらの重要な要請は、新時代の党の青年活動をうまく行う基本的な方針であり、長期にわたって貫徹し続けなければならない。共産主義青年団の新時代の任務と使命をしっかりと把握し、青年に対する政治的な指導力を強化し、青年を広く動員して新時代を築き上げ、青年にさらにサービスを提供し、共産主義青年団の改革を深く推し進め、共産主義青年団の厳格な統治を確実に実行しなければならない。

 「民族復興の大任を担う時代の新人を育成する」は2018年8月21日、習近平総書記が全国宣伝思想工作会議において行った講演の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 民族復興の大任を担う時代の新人は、思想的水準、政治的意識、道徳的資質、文化的リテラシー、精神状態などの面で新時代の要求に合致しなければならない。時代の新人を育成するには、確固たる理想と信念を持って、精神的基盤を築くことが最も重要である。全国民、特に青少年の理念・信念の教育を強化し、社会主義と共産主義に関する教育を深化させ、中国の特色ある社会主義と「中国の夢」に関する宣伝教育を深化させ、愛国主義を核心とする民族精神と改革・革新を核心とする時代の精神を発揚し、全国各民族の人々の心の中に思想・信念の光を永遠に明るく輝かせなければならない。社会主義の核心的価値観を思想意識と行動習慣への転換を促進し、青少年の価値観が形成・決定される重要な時期をとらえ、幼い頃から着手し、青少年が人生初のボタンを留めるよう指導しなければならない。

 「徳・知・体・美・労が全面的に発展する社会主義の建設者と後継者を育成する」は2018年9月10日、習近平総書記が全国教育大会において行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 どんな人材を育成するかは、教育の最も重要な問題である。われわれの教育は、社会主義の建設者と後継者の育成を基本的な任務とし、中国共産党の指導とわが国の社会主義制度を支持し、中国の特色ある社会主義のために終生奮闘する有能な人材を一代また一代と育成しなければならない。理想と信念を強化し、愛国の思いを打ち固め、品性・修養を強化し、知識と見識を高め、奮闘精神を養い、総合的素質を高めることに力を入れなければならない。徳・知・体・美・労(道徳、知育、体育、美. 術、労働)の全面的な育成システムの構築、さらにハイレベルの人材育成システムの形成に努力しなければならない。教材作成を重視なければならない。

 「思想政治理論授業は立徳樹人という根本的な任務を実行するための最も重要な科目である」は2019年3月18日、習近平総書記が学校思想政治理論授業教師座談会において行った講演の主要部分である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 思想政治理論授業をしっかり行うには、最も根本的なことは、党の教育方針を全面的に貫徹し、どのような人を、どのように、誰のために育成するかという根本的問題を解決する。わが党は千秋の偉業を目指すには、中国共産党の指導とわが国の社会主義制度を支持し、中国の特色ある社会主義事業のために終生奮闘する有能な人材を一代また一代と育成しなければならない。思想政治理論授業をしっかり行うカギは教師にあり、教師の積極性、自発性と創造性を発揮させることが重要である。思想政治理論授業を担当する教師は、学生の心に真善美の種を植え、学生が人生初のボタンを留めるように導くべきである。思想政治理論授業の改革・革新を推進するには、思想政治理論授業の思想性、理論性、親和性と指向性を次々と強化しなければならない。また、次のように強調した。思想政治理論授業における党の指導力を強化する必要がある。各級の党委員会は、思想政治理論授業の建設を重要な議題に置き、思想政治理論授業の建設を制約する際立った問題をしっかりと把握し、活動の枠組み、チームの建設、支援・保障などの面でにおいて有効な措置を講じなければならない。

 「五・四運動100周年記念大会における演説」は2019年4月30日、習近平総書記が行った演説である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 五・四運動は、中国の旧民主主義から新民主主義への転換点であり、近代以来、中華民族が民族の独立と発展、進歩を目指してきた歴史的過程において、一里塚の意義を持っている。五・四運動以来の100年は、中国青年が次々と奮闘し、凱歌をあげて前進した100年であり、中国青年が青春の私をもって青春の中国、そして青春の民族を作り上げた100年である。新時代の中国青年運動のテーマ、新時代の中国青年運動の方向、新時代の中国青年運動の使命は、中国共産党の指導を堅持し、人民と共に、「二つの百年」の奮闘目標を実現し、中華民族の偉大な復興という「中国の夢」を実現するために奮闘することである。また、次のように強調した。新時代の中国青年は、引き続き五・四精神を発揚し、中華民族の偉大な復興を自分の責務と見なし、党の期待、人民の期待、民族の重い付託、われわれの偉大な時代を裏切らないようにしなければならない。第1に、遠大な理想を樹立すること。第2に、偉大な祖国を愛すること。第3に、時代の責任を担うこと。第4に、勇気をもって闘うこと。第5に、優れた技能を身につけること。第6に、道徳・品性を磨くこと。

 「青年は新型コロナウイルス感染症との闘いの中で合格の結果を出した」は2020年3月から9月にかけての習近平総書記の原稿から抜粋した関連内容である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 新型コロナウイルス感染症との闘いの中で、青年世代は感染症と闘う最前線の主役となり、苦しさを恐れず、困難を恐れず、犠牲を恐れず、山のような責任を両腕で担いで、青春が激しい風采や中華民族の希望を示した。広範な青年は、新時代の青年が立派で、大きな責任を負うことができるということを行動で証明した。

 「広範な青年は中国人たる気概、気骨、気力を絶えず強化すべきである」は2021年4月19日、習近平総書記が清華大学を視察した際に行った演説の要旨の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 広範な青年は、祖国と人民を愛し、祖国と人民のために永遠に奮闘し、誠実に献身するという確固とした理想を確立しなければならない。道徳・品性を磨くには、より高い水準、より広い境界、より上品な人生を追求する決意をしなければならない。勇敢に革新するには、優れた才能で国に貢献し、開拓進取の精神で社会に貢献しなければならない。真面目に勉強・仕事するには、知識の頂点に登るために卓越性を追求し、時代の重責を担っている時には言葉よりも行動し、実際の仕事の中で事業を成し遂げなければならない。

 「新時代の中国青年は中華民族の偉大な復興の実現を己の務めとすべきである」は2021年7月1日、習近平総書記が中国共産党創立100周年記念大会において行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 未来は青年のものであり、希望は青年に託されている。今から100年前、多くの新青年は、マルクス主義思想の松明を高々と掲げて、暗澹たる時局の中国に民族復興の前途を模索していた。百年来、中国共産党の旗の下で、何世代の中国青年は青春と奮闘を党と人民の事業に溶け込め、中華民族の偉大な復興を実現するための先鋒となってきた。新時代の中国青年は、中華民族の偉大な復興の実現を己の務めとし、中国人たる気概、気骨、気力を強化し、麗しい青春時代を無駄にせず、良き時代を無駄にせず、党と人民の切なる期待を無にすることのないようにする必要がある。

 「党の言うことを聞き、党の歩みに従って進み、民族復興の重責を担える時代の新人に成長するよう努力する」は2022年4月25日、習近平総書記中国人民大学で行われた教員・学生座談会において行った演説の一部である。その中で、総書記は次のように指摘している。

 新時代の新たな征途に立脚して、中国青年の奮闘目標と前進方向は、党の言うことを聞き、党の歩みに従って進み、民族復興の重責を担える時代の新人に成長するよう努力するという一つのポイントにまとめられる。広範な青年は、自分の足で祖国の大地を測り、自分の目で中国の精神を発見し、自分の耳で人々の声を聴き、自分の心で時代の鼓動を感じ、祖国に対する他人より親密な思い、人民と呼吸を共にし、運命が繋がるという思いを学業の全過程に貫き、事業の追求に融和させなければならない。社会主義の核心的価値観の確固たる信仰者、積極的な伝播者、模範的な実践者でなければならない。「青山に咬定して放松せず(しっかりと根を張った竹のように決してぶれたり手を抜いたりせず)」の執念で、中華民族の偉大な復興を実現する時代の激流の中で、意気盛んで奮闘し、勇進するよう、常に準備しておかなければならない。党の教えを胸に刻み、民族復興の志を立て、麗しい青春時代を無駄にせず、良き時代を無駄にせず、人民の期待を無駄にせず、青春というトラックを全力で駆け抜け、現代の青年として最良の成果を出してほしい。

 (出典:「人民日報」2022年6月22日2面)