基層が強ければ国家も強くなり、基層が安定であれば世界が安定になる。中国共産党第18回全国代表大会以来、習近平氏を核心とする党中央は党の統治基盤を固め、国家権力の安全を守るという高みに立ち、基層ガバナンスにおける党の指導を堅持・強化し、人民大衆に奉仕し、人民大衆に利益を与えることを出発点・目的とし、系統的統治、法に基づく統治、総合的統治、根源的統治を堅持し、基層政権統治能力の構築を強化し、共同建設・共同統治・共同享受の都市・農村の基層統治構造を構築し、基層の活力を引き出し、コミュニティの能力を向上させ、人々が安心して住み、社会が安定し、秩序が整った良好な状況が形成されている。基層ガバナンスをめぐる習近平氏の一連の重要な論述は、高遠な構想と豊かな内容、深い思想を持つものであり、党組織の指導する自治・法治・徳治を結び合わせた都市・農村部の基層ガバナンスシステムを絶えず整備し、基層ガバナンスのシステムと能力の現代化を実現し、誰もが責任を持ち、誰もが責任を尽くし、誰もが享受する社会ガバナンス共同体を構築するうえで、非常に重要な意義を持つ。広範な幹部と大衆が全面的で体系的に習近平氏の重要な論述を学習し、理解し、掌握するために、われわれは『基層ガバナンスに関する習近平氏の論述ダイジェスト版』を編集した。
同書は、2012年11月15日から2023年9月21日までの習近平氏の報告、談話、説明、祝賀メッセージ、返信、指示など重要文献130編余りから抜粋した計216段落の論述を7つのテーマに分けて収録している。初めて公開されるものも一部含まれている。
中共中共中央党史・文献研究院
二〇二三年十月