出版にあたって
人民代表大会制度は、中国の根本的な政治制度であり、中国の歴史と文化から生まれた独自の制度である。これは人類の政治制度史上における偉大な創造と言える。中国共産党第18回全国代表大会以来、習近平氏を核心とする党中央は新たな歴史的位置づけに立脚し、人民代表大会の活動に対する党の指導を全面的に強化し、全過程にわたる人民民主の発展に力を入れ、国家ガバナンスのシステムと能力の現代化を積極的に推し進め、人民主体の制度体系の整備をさらに進め、時代に合わせて憲法を改正し、党の歴史において初となる中央人民代表大会活動会議を開催し、人民代表大会の組織制度と活動制度を整備し、人民代表大会の活動が歴史的な成果を収める後押しをしてきた。習近平氏は党による指導の堅持と整備、中国の特色ある社会主義制度の強化という戦略的高みから、マルクス主義の基本原理と中国の具体的な現実との結合、中華の優れた伝統文化との結合を堅持し、社会主義民主政治の発展法則を深く把握し、社会主義民主政治建設の強化における党の実践経験を体系立てて総括し、人民代表大会制度の理論と実践の革新を推し進め続け、一連の新たな理念、新たな思想、新たな要求を打ち出し、人民代表大会制度の堅持と整備に関する習近平総書記の重要思想を形成して、新時代の新たな道のりにおいて人民代表大会制度をしっかりと堅持し、整備し、運用するための根本的な準拠を提供した。広範な幹部と大衆が習近平氏の人民代表大会制度の堅持と整備に関する重要な論述を深く学習するために、われわれは習近平氏の関連論述を編集して『人民代表大会制度の堅持と整備を語る』という本にした。
本書は中国共産党第18回全国代表大会以来、人民代表大会制度の堅持と整備に関する習近平氏の重要文書37編を収録しており、初公開のものも含まれる。
中共中央党史・文献研究院
二〇二四年十一月