『総体的国家安全観に関する習近平氏の論述ダイジェスト版』

出版社: 中央文献出版社

出版年日: 2018年4月

出版にあたって

 総体的国家安全観の堅持は、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の重要な内容である。中国共産党第19回党大会の報告は、発展と安全を統一的に考慮し、憂患意識を強め、平穏な時でも油断しないことが、中国共産党の治国理政の重要な原則であると強調している。習近平氏が総体的国家安全観をめぐり発表した一連の重要な論述は、高遠な構想と豊かな内容、深い思想を持つものであり、国家安全保障に関する中国共産党の理解を新たな高みと領域に高め、新時代の国家安全保障の活動を指導する強力な思想的武器であり、新時代において総体的国家安全観を堅持し、中国の特色ある国家安全保障の道を揺るぎなく歩み、国家安全制度とメカニズムを健全にし、国家安全保障能力の構築を強化し、国家安全保障を効果的に守り、「二つの百年」の奮闘目標を実現し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するよう導くうえで、非常に重要な意義を持つ。「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」と中国共産党第19回全国代表大会の精神を貫徹・実行し、広範な幹部と大衆が全面的で体系的に習近平氏の総体的国家安全観に関する重要な論述を学習し、理解し、掌握するために、われわれは『総体的国家安全観に関する習近平氏の論述ダイジェスト版』を編集した。

 同書は、2012年11月15日から2018年3月20日までの習近平氏の演説、報告、談話、指示、評語、祝賀メッセージなど重要文献80編余りから抜粋した計450段落の論述を4つのテーマに分けて収録している。初めて公開されるものも一部含まれている。

中共中共中央党史・文献研究院

二〇一八年三月

目次

一、総体的国家安全観を堅持する

二、重点領域における国家安全保障を維持する

三、共通・包括・協力・持続可能という安全保障観を実現する

四、平和的発展の道を歩む