習近平氏、中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ 社会主義現代化国家の全面的建設の新たなる一章を全力で刻むよう強調

出所:中国共産党中央党史・文献研究院 | | 発表時間:2022-08-23

 「習近平総書記の重要講話の精神を学び、第20回党大会を迎えよう」というテーマの省・部級主要指導幹部セミナーにて習近平氏が重要講話を発表

 中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ

  社会主義現代化国家の全面的建設の新たなる一章を全力で刻むよう強調

 李克強氏が主宰 栗戦書氏、汪洋氏、王滬寧氏、趙楽際氏、韓正氏、王岐山氏が出席


 7月26日から27日にかけて、「習近平総書記の重要講話の精神を学び、第20回党大会を迎えよう」というテーマの省・部級主要指導幹部セミナーが北京で開催された。中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席の習近平氏がセミナーの開会式で重要講話を発表した。(新華社記者・鞠鵬撮影)

 [北京 7月27日 新華社]「習近平総書記の重要講話の精神を学び、第20回党大会を迎えよう」というテーマの省・部級主要指導幹部セミナーが26日から27日にかけて北京で開催された。中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席の習近平氏が重要講話を発表し、次のように強調した。社会主義現代化国家を全面的に建設して二つ目の百周年の奮闘目標に進軍する新たな征途において、全党は、中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、マルクス主義の中国化・時代化の最新の成果を導きとして堅持し、中国の特色ある社会主義の道への自信、理論への自信、制度への自信、文化への自信(「四つの自信」)を揺るぎないものにし、中華民族の偉大な復興の歴史的プロセスを揺るぐことなく推し進めなければならない。われわれは、新時代の新たな征途における党の中心的任務をしっかりと把握し、新たな構想、新たな戦略、新たな措置をうち出し、「五位一体(経済建設・政治建設・文化建設・社会建設・生態文明建設)」の総体的配置の統一的推進と「四つの全面(社会主義現代化国家の全面的建設、改革の全面的深化、全面的な法に基づく国家統治、全面的な厳しい党内統治)」の戦略的配置の調和的推進を継続し、意気盛んに、勇気凛々と、団結奮闘し、社会主義現代化国家の全面的建設の新たなる一章を全力で刻む必要がある。

 中国共産党中央委員会政治局常務委員の李克強氏、栗戦書氏、汪洋氏、王滬寧氏、趙楽際氏、韓正氏、それに国家副主席の王岐山氏がセミナーの開会式に出席した。

 習近平氏は次のように強調した。まもなく開催される中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)は、社会主義現代化国家の全面的建設の新たな征途につく大事なときに開催される非常に重要な大会であり、今後5年ひいてはさらに長期の党と国家の事業の発展の目標・任務および重要政策・方針を科学的に構想することになる。これは、党と国家の事業の継承と発展にかかわり、中国の特色ある社会主義の前途と運命にかかわり、中華民族の偉大な復興にかかわる。新たな征途において党がどんな旗印を掲げ、どんな道を歩み、どのような精神状態で、どのような目標に向かって引き続き前進していくのかを明確に表明することは、中国の特色ある社会主義の新たな勝利を勝ち取るために奮闘するよう全国各民族人民を団結させ鼓舞する上で非常に重要な意義を持つ。

 習近平氏は次のように指摘した。党と国家の諸般の活動を構想して推進するには、国際・国内情勢をしっかりと分析し、われわれが直面している戦略的チャンスとリスク・課題を科学的に把握しなければならない。現在、世界の百年に一度の大きな変動の速度が増しており、世界的変化、時代的変化、歴史的変化の特徴がより鮮明になってきている。わが国の発展は、新たな戦略的チャンス、新たな戦略的任務、新たな戦略的段階、新たな戦略的要求、新たな戦略的環境に直面しており、対応すべきリスク・課題、解決すべき矛盾・問題がこれまでにも増して複雑になってきている。全党は、憂患意識を高め、最悪の事態を想定した思考を堅持し、闘争の意志を固め、闘争の能力を高め、正しい戦略・戦術で変動に対応し、チャンスを育み、新局面を切り開き、不屈の闘争によって事業の発展に新天地を切り開かなければならない。なかでも最も重要なのは、われわれ自身のことにしっかりと取り組むことである。

 習近平氏は次のように強調した。第19回党大会以降の5年は、きわめて特殊で、きわめて特異なものであった。党中央は、中華民族の偉大な復興への戦略的全局と世界の百年に一度の大きな変動とを総合的に勘案し、全党・全軍・全国各民族人民を団結させ率いて厳しく複雑な国際情勢と後を絶たない大きなリスク・課題に効果的に対応し、積極果敢な精神で新時代の中国の特色ある社会主義を前へ推し進めた。われわれは、党の全面的指導と党中央の集中的・統一的指導の強化を堅持し、小康社会の全面的完成のプロセスを全力で推し進め、質の高い発展の促進に力を入れ、改革を迅速かつ着実に推し進め、全過程の人民民主をしっかりと推し進め、社会主義先進文化を積極的に発展させ、民生の保障・改善を重視し、力を集中して貧困脱却堅塁攻略戦を実施し、生態文明建設を強力に推し進め、国家の安全を断固として守り、社会の大局の安定を保ち、国防・軍隊現代化建設を強力に推し進め、台湾海峡の平和と安定を断固として守り、中国の特色ある大国外交を全方位で展開した。われわれは、中国共産党創立100周年、中華人民共和国成立70周年を盛大に祝い、党を挙げて党史の学習・教育を展開した。とくに、突如として発生した新型コロナウイルス感染症を前にして、われわれは、人民至上・生命至上を堅持し、感染症対策の人民戦争、総力戦、阻止戦を展開し、人民の生命の安全と身体の健康を最大限に守り、経済発展と感染症対策の両立において世界で最も優れた成果を収めた。われわれは、特別行政区に対する全面的な管轄統治権を憲法と基本法に則って効果的に運用し、香港特別行政区国家安全維持法を制定して実施し、香港の大局をしっかりと掌握した。国際情勢の急激な変化を前にして、われわれは、闘争を通じて国家の尊厳と核心的利益を守り、わが国の発展と安全の主導権をしっかりと確保した。われわれは、全面的な厳しい党内統治をいっそう推し進め、気風の是正と綱紀の粛正を粘り強く続け、汚職する勇気をくじくこと、汚職を不可能にすること、汚職する気を起こさないようにすることを一体的に推進した。党と人民大衆との血肉のつながりがいっそう緊密になり、党内に良好な政治生態がどんどん形成され発展し、党と国家の各般の事業の発展に確固たる政治的保証がもたらされた。

 習近平氏は次のように指摘した。第18回党大会を機に、中国の特色ある社会主義は新時代に入った。われわれはこの10年、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」重要思想、科学的発展観を堅持し、「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を全面的に貫徹し、党の基本路線、基本方針を全面的に貫徹し、一連の戦略的措置を講じ、一連の変革的実践を推進し、一連の打開的進展をもたらし、一連の象徴的成果をあげ、長年解決できなかった数多くの難題を克服し、未来にかかわる数多くの大事・要事を成し遂げ、政治、経済、イデオロギー、自然界などの面から生じるリスク・課題の試練に耐え、党と国家の事業に歴史的成功と歴史的変革をもたらした。新時代の10年にわたる偉大な変革は、党史、新中国史、改革開放史、社会主義発展史、中華民族発展史において一里塚的意義を持つ。

 習近平氏は次のように強調した。中華民族の偉大な復興は楽々とお祭り気分で実現できるものではない。新たな歴史的特徴のたくさんある偉大な闘争を勇敢に進め、覚悟を持ってより壮絶な努力をしなければならない。われわれがこの10年に直面したリスク・課題は時化のようであり、ときには疾風怒濤のようでさえもあった。さまざまなリスク・課題が後を絶たず、どれもこれまでになく複雑で厳しいものであった。われわれは、自信を固め、果敢に立ち向かい、奮闘に奮闘を重ねた。われわれが収めたあらゆる成果は、党と人民がともに奮闘してもたらしたのである。

 習近平氏は次のように指摘した。マルクス主義の科学的理論を導きとしていることは、わが党の鮮明な政治的特性にして強大な政治的優位性である。実践がわれわれに教えてくれているように、中国共産党が有能で、中国の特色ある社会主義が優秀なのは、マルクス主義が有用だからなのである。第18回党大会以降、国内外の情勢の新たな変化と実践の新たな発展を受け、われわれは一連の重要な理論と実践の問題にしっかりと答えを出す必要に迫られた。われわれは、マルクス主義の基本原理を中国の具体的な実情と結びつけること、中華の優れた伝統文化と結びつけることを堅持し、「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を形成し、マルクス主義の中国化の新たな飛躍を実現した。全党は、「新時代の中国の特色ある社会主義」思想の世界観と方法論をしっかりと押さえ、それらを貫く立場・観点・方法をしっかりと堅持・活用し、新時代の偉大な実践においてマルクス主義の中国化・時代化の新境地を不断に切り開いていく必要がある。

 習近平氏は次のように強調した。新中国成立以来とくに改革開放以来の長期にわたる模索と実践を基礎に、第18回党大会以降の理論と実践における革新・突破を経て、われわれは中国式現代化を成功裏に推進・開拓してきた。世界には絶対的な唯一無二の現代化のモデルはないし、どこでも通用する現代化の基準もない。われわれが推進している現代化は、中国共産党が指導する社会主義現代化であり、中国式現代化による中華民族の偉大な復興の推進を堅持し、閉鎖的で硬直した古い道を歩むことも、旗印を変えるような邪道にそれることもなく、国家と民族の発展の拠り所を自力とすることを堅持し、中国の発展・進歩の運命を自らの手にしっかりと握りしめなければならない。

 習近平氏は次のように指摘した。第19回党大会は社会主義現代化強国の全面的完成に向けた戦略的配置を行った。全体の戦略的段取りは二段階に分かれている。すなわち、2020年から2035年までに社会主義現代化を基本的に実現し、2035年から今世紀半ばまでにわが国を富強・民主・文明・調和の美しい社会主義現代化強国に築き上げるのである。第20回党大会では、社会主義現代化強国の全面的完成に向けた二段階の戦略的段取りを巨視的に展望し、今後5年の戦略的任務と重大措置を重点的に手配する必要がある。今後5年は社会主義現代化国家の全面的建設をスタートさせる肝心な時期である。この5年の発展を成功させることは、二つ目の百周年の奮闘目標を達成する上できわめて重要である。不均衡で不十分な発展の問題の解決にしっかりと取り組み、不足部分の補充、ウィークポイントの補強、土台の強化、優位性の向上に力を入れ、問題の解決に向けた新たな構想や新たな措置を検討しうち出す必要がある。

 習近平氏は次のように強調した。社会主義現代化国家の全面的建設、新時代の新たな征途における各般の目標・任務の達成――これらの成否は党にかかっている。わが党は世界最大のマルクス主義の政権党である。長期の執政者としての地位をうち固め、常に人民の心からの支持を得るには、いつでも「試験」に臨む際の明晰さと覚悟を保っていなければならない。全党はしっかりと認識しなければならない。党が直面している執政の試練、改革開放の試練、市場経済の試練、外部環境の試練は、長期にわたって存在し続ける。気の緩みの危険、能力不足の危険、大衆からの遊離の危険、消極腐敗の危険も、長期にわたって存在し続ける。全面的な厳しい党内統治の道に終わりはないのであり、党の自己革命の道にも終わりはないのである。実践が何度もわれわれに忠告してくれているように、党管理・党統治は一刻たりとも緩めてはならない。常にしっかりと取り組み続けなければならない。一休みしようとか、もう嫌だとかいう気持ちは決して許されない。全面的な厳しい党内統治を粘り強く推し進め、新時代の党建設の新たな偉大なプロジェクトをいっそう推し進め、党の自己革命によって社会革命をリードしなければならない。

 習近平氏は次のように指摘した。全党は前進の道のりにおいて、誠心誠意人民に奉仕するという根本的な趣旨を堅持し、大衆観をうち固め、大衆路線を貫き、人民の創造性を尊重し、「すべては人民のため、すべては人民に依拠、大衆の中から、大衆の中へ」を堅持し、終始人民大衆との血肉のつながりを保ち、終始人民の批判と監督を受け入れ、終始人民と一心同体であるようにする必要がある。

 セミナーの開会式を主宰していた李克強氏は次のように指摘した。習近平総書記は、非常に重要な講話を発表し、現在の国際・国内情勢を科学的に分析し、過去5年の活動と新時代の10年にわたる偉大な変革を詳細に論述し、新時代における中国の特色ある社会主義の堅持と発展の重要な理論と実践の問題を詳細に解説し、今後一定期間の党と国家の事業の発展の重要政策・方針と行動綱領を詳細に説明してくださった。これはきわめて政治性・理論性・指導性に富む講話であり、全党が「二つの確立(習近平同志の党中央・全党の核心としての地位の確立、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想の指導的地位の確立)」の決定的な意義をしっかりと把握し、いっそう「四つの意識(政治意識・大局意識・核心意識・一致意識)」を強め、「四つの自信」を固め、「二つの擁護(習近平総書記の党中央・全党の核心としての地位を擁護し、党中央の権威と集中的・統一的指導を擁護すること)」を徹底する上で非常に重要な意義を持つ。真剣に学んで理解し、思想と行動を習近平総書記の重要講話の精神に一致させ、党中央の決定・配置に一致させ、自信を固め、自地区・自部門の改革・発展・安定の諸般の活動にしっかりと取り組み、第20回党大会の開催が成功するよう実際の行動で備える必要がある。

 王滬寧氏がセミナーの閉幕式で総括を述べ、次のように強調した。習近平総書記の重要講話は、党と国家の事業の発展にかかわる一連の重要な理論と実践の問題を詳細に説明している。われわれはそれを学ぶことによって、戦略的自信を固め、戦略的明晰さを保ち、確信と闘志を深めた。今後も習近平総書記の重要講話の精神をしっかりと学んで理解し、「二つの確立」の決定的な意義をしっかりと把握し、習近平総書記の党中央の核心、全党の核心としての地位を揺るぐことなく擁護し、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想をいっそう理解・体得・実践し、政治的判断力、政治的理解力、政治的執行力を不断に高める必要がある。

 中国共産党中央委員会政治局委員、中国共産党中央委員会書記処書記、全国人民代表大会常務委員会党員副委員長、国務委員、最高人民法院院長、最高人民検察院検察長、中国人民政治協商会議全国委員会党員副主席、中央軍事委員会委員がセミナーの開会式に出席した。

 各省・自治区・直轄市、新疆生産建設兵団、中央・国家機関関係部門、関係人民団体の主要責任者、軍の各主要部門、中央軍事委員会機関の各部門の主要責任者がセミナーに参加した。民主諸党派の中央委員会、中華全国工商業連合会、および関係部門の責任者がセミナーの開会式に列席した。


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