孔鉉佑:揺るがぬ初心背負う使命100年を迎える中国共産党の新たな旅立ち

出所:http://jp.china-embassy.org | 著者:孔鉉佑 | 発表時間:2021-07-05

 中国共産党創立100周年を控える近日、孔鉉佑大使が日中友好協会の刊行物に「揺るがぬ初心背負う使命100年を迎える中国共産党の新たな旅立ち」と題して、署名入り文書を発表しました。全文は以下の通りです。

 今年7月、中国共産党は建党100周年を迎えます。風雨の道を振り返れば、中国共産党は「中国人民の幸福と中華民族の再興」という初心と使命に基づき、何世代もの共産党員が絶えず奮闘し、中国人民を団結させ、その先頭に立って国家主権の独立と民族の尊厳を勝ち取り、自立・裕福・強国という歴史的飛躍を成し遂げ、中華民族の偉大な再興という明るい未来を切り開いてきました。

 中国共産党は「人民のために生まれ、人民のために成長」してきました。その誕生以来、「全ては人民のために、全ては人民を拠り所に」を徹底し、全身全霊で人民に奉仕することを基本理念に、人民のより良い生活の実現を目標としてきました。党の指導の下、中国の人民は、衣食にも困る状態から脱し、さらに14億の人民全体のややゆとりのある生活へと歴史的な飛躍を遂げました。特に、貧困との戦いにおいて全面的勝利を収め、累計8億5,000万人を超える人々を貧困から救い出し、世界貧困削減の歴史上、偉大な奇跡を起こしたのです。「共産党なくして新中国なし」、これは中国人の心の声です。中国共産党と中国人民の血肉のつながりを断ち切ることは誰にもできません。

 「大道之を行うや、天下を公と為す」。中国共産党は、常に人類進歩のため努力する政党です。近代の屈辱的な歴史から出発し、国の大きさ・豊かさ・強さにかかわらず、すべて平等であることを提唱し、いかなる形の覇権主義や強権政治にも反対します。 我々は、独立自主の平和外交政策を堅持し、平和発展の道を歩み、互いの内政に干渉しない等の平和共存の五原則を守り、世界各国との友好関係発展に尽力します。我々は各国人民が選択した道を尊重し、他国に中国のやり方のコピーを求めることもしません。一部の国のようにイデオロギーや価値観の対立を煽ることも、閉鎖的で排他的な「小さなグループ」を形成し、ゼロサムゲームの冷戦的対立に熱中するなどもってのほかです。我々は自身の発展を世界に融合させ、世界第2位の経済大国、さらに120カ国以上の国々の最大の貿易相手国となり、世界のためチャイナ・オポチュニティを創造し続けています。時代がどう変化しても、我々は平和、発展、協力、ウィンウィンの旗を高く掲げ、多国間主義と国際正義を守り、世界平和の建設者、グローバル発展の貢献者、国際秩序の擁護者として、人類運命共同体の構築を促進するため努力します。

 中日両国は永遠の隣国であり、ともに大きな影響力を持つ国です。両国は時代の流れに従い、ともに大国としての責任を果たし、より成熟かつ安定した中日関係を構築し、両国民の幸福、地域及び世界に貢献すべきです。世界情勢が大きく変化し、中日関係にチャンスと試練が共存する複雑な情勢において、両国がブレずに信念を貫くことがより一層重要になります。来年は中日国交正常化50周年を迎えます。両国はこれを機に、国交正常化の初心と原点に立ち返り、平和・友好・協力の正しい方向を捉え、中日関係の長期的安定を促進し、次の50年に向けて再出発できます。日中友好協会が民間友好事業の中核として、中日関係の改善と発展に新たな貢献をしてくれることを期待しています。


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