中国特色のある社会主義が新時代に入ったことの重大な意義

出所:『光明報道』(2018年08月13日 | 著者:李華鋒 董金柱 | 発表時間:2018-09-11

  「中国特色のある社会主義が新時代に入り、中華人民共和国発展史上、中華民族発展史上において重大な意義を持ち、世界社会主義発展史上、人類社会発展史上においても重大な意義を持っている。」と習近平総書記が十九大報告で述べている。歴史的視点からこの重大な論断を全面的に深く認識することは、中国特色のある社会主義の道路自信、理論自信、制度自信と文化自信を強化するのみならず、中国特色のある社会主義の使命意識、責任意識、責務意識と奉仕意識を堅持、発展させることを強化することもできる。

  中華発展史からみれば、中国特色のある社会主義が新時代に入ったことは、中国が中華民族の復興という中国夢の実現にますます近づいたことを現している。中華民族は五千年以上の長い歴史を持ち、輝く文化を作り上げ、世界で文明が中断しなかった唯一の国で、歴史において長期的に先導的な地位を占めている。近代以来、西洋列強の台頭と侵入、中国封建統治の腐敗と無能によって、中国社会は半植民地半封建の状態になり、かつての堂々たる大国から侵略するままに任せる対象になり、国が支離滅裂する屈辱を受け、中華民族が生きるか死ぬかの瀬戸際に直面するようになった。国の独立、人民の解放のために、無数の有識者が勇敢に前進し、称賛に値する美文を書き上げたが、失敗してしまった。国の存亡にかかわる時期に、マルクス?レーニン主義を指導思想とする中国共産党が誕生した。中国共産党の指導の下で、百年余りの発展歴史を経て、新民主主義革命、社会主義革命と建設、及び改革開放の新しく偉大なる革命を経験し、中国は天地をくつがえすような変化を起こしたのみならず、斬新な姿で国際舞台に登場した。中国の国際地位が明らかに向上し、世界影響力も大きく強化した。中国と国際社会の相互関係において、中国はますます主導的な役割を発揮し、国際社会で無視できず、欠かせない重要な力になり、世界舞台中央にますます近づいた。それは、中華民族の偉大なる復興という中国夢がますます現実になることを十分に表している。

  中華人民共和国の発展史からみれば、中国特色のある社会主義が新時代に入ったことは、中華民族が立ち直り、裕福になることから強くなるという偉大なる飛躍を迎えた。中華人民共和国の成立と社会主義制度の確立は、中国半植民地半封建社会の状態を徹底的に変え、西洋列強が中国における特権や、中国に無理に押しつけた不平等な条約を終わらせ、封建専制統治から人民が国の主人公になるという歴史的転換を実現した。民衆は圧迫や屈辱を受ける境地を離脱し、揚々とする姿で国の主人公になった。60余年の建設を経て、特に改革開放以来の中国特色のある社会主義事業の40年来の発展を経て、中国は生産力が明らかに向上し、社会生産能力が明らかに強化し、物質製品が豊富になり、人民生活のレベルが全面的に改善したのみならず、科学技術実力、国防実力、総合的国力が世界前列に仲間入り、社会の主な矛盾が人民の日増しに増大する物質文化への需要と後れを取った社会生産との矛盾から、人民の日増しに増大する素晴らしい生活への需要と不均衡?不十分な発展との矛盾になり、経済システムのモデルチェンジと経済の高速成長を実現し、十数億人の衣食問題を解決し、全体的な小康を実現したのみならず、社会主義民主政治、先進的な文化、社会管理、生態文明などの面で著しい成果を成し遂げ、小康社会の全面的な完成という決勝的段階に入った。それは、中国特色のある社会主義が新しい歴史的飛躍を迎え、裕福から強大になるという新しい歴史の時代に入り、社会主義現代化と中華民族の偉大なる復興を実現する新征途を開始した。

  世界社会主義発展史からみれば、中国特色のある社会主義が新時代に入ったことは、マルクス主義が21世紀における強い生命力を十分に表している。1516年、イギリス人のモルは『ユートピア』で資本主義原始的蓄積の罪を暴き出し、人類が搾取のなく、平等で素晴らしい生活への憧れを描いている。1848年、マルクス、エンゲルスが公表した『共産党宣言』は、人類社会の発展法則を系統的に述べ、科学社会主義の誕生で社会主義が空想から科学になる偉大なる飛躍を実現したことをしめし、怒濤のごとく展開される世界社会主義運動の発展歴史を開始した。170年来、世界社会主義運動は理論から実践に、一国から他国への歴史的飛躍を成し遂げ、人類歴史上の新しい紀元を切り開き、世界の基本的な姿と歴史的進展を大きく変えた。しかし、世界社会主義発展史上において、社会主義の建設と探索も曲折していた。ソ連解体、東欧革命などの教訓も現れた。改革開放以来、中国共産党は中国人民を率いて中国特色のある社会主義の道路を切り開いた。特に党の十八大以来、中華人民は一心同体となって努力し、困難を克服して開拓し、改革開放と社会主義現代化建設の歴史的成果を成し遂げ、世界舞台で中国特色のある社会主義の偉大なる旗を高く揚げ、科学社会主義に21世紀の中国で強い生機と活力を輝かせた。中国特色のある社会主義の偉大なる実践と巨大な成果は、世界社会主義発展史上の輝かしい珠になった。中国特色のある社会主義が新時代に入り、世界社会主義発展史上における里程標になり、社会主義が人類社会発展方向の必然的な動向とマルクス主義の強い生命力を十分に表している。

  人類社会発展史からみれば、中国特色のある社会主義が新時代に入ったことは、新時代に人類社会の発展、特に発展途上国が現代化に進むために中国智慧を貢献した。人類社会の歴史は進歩、発展しつつある歴史で、国家が安泰で人民が平穏、繁栄?富強になることは各国人民の一般的な願いだが、人類社会の歴史は安定に発展する歴史ではなく、終始して血生臭い匂いと暴力、停滞と挫折に満ちている。特に近代社会に入って以来、資本主義は社会生産力の高速成長を推進し、巨大な物質財産を作り上げることによって、世界を一体化させながら、資本主義の内的痼疾を十分に暴き出し、世界の発展途上国が西洋国家に対する従属性を強化した。第二次世界大戦後、発展途上国は政治上で独立し、現代化建設の道を開始したが、理想的な結果にならなかった。人類社会の共同発展、持続的な可能を実現することは任重くして道遠し。改革開放以来、中国は独立と自主を堅持しながら、国際社会に積極的に溶け込み、道路がより広く、理論がより豊富になり、制度が革新し続け、文化が発展し続けるような中国特色のある発展道路を探索し、経済社会の全面的な発展と進歩を実現し、西洋先進国と異なる現代化の道を探索した。新時代に中国特色のある社会主義が出航し、雄弁な事実によって、中国共産党が人類社会発展法則に対する認識を深め、世界で高速成長を実現しながらも経済のグローバル化で独立?自主性を保ちたい国に新しい選択肢を提供し、特に、数多くの発展途上国に現代化への新しい道を提供し、世界の複雑で多様な社会問題を解決するために中国智慧と方案を提供し、人類社会の発展に卓越した貢献を寄与した。

  (著者:李華鋒、山東省中外社会主義比較研究基地の主任、山東省中国特色のある社会主義理論システム研究センターの研究員、董金柱、河南牧業経済学院の副教授)

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